モトゴシップ|ブロック・ティックル「代役抜擢」ヤマハファクトリー入り
8月15日に開幕予定、2020 AMAモトクロスシリーズを前にヤマハファクトリーからビッグニュース。ブロック・ティックルと新契約発表!
2011年 AMAスーパークロス250SXウエスト王者のティックル。450クラスへステップアップ後はトップ10圏内ライダーとして複数の表彰台登壇も経験しているベテラン。しかし、2018年のドーピング検査で「陽性反応」禁止薬物検出(詳細は以下記事リンク先でご確認下さい)により約2年間の出場停止処分が今季AMAスーパークロス後半戦で明けたばかり。
AMAスーパークロス事件簿|ドーピング検査「陽性反応」ブロック・ティックル
ティックル起用はヤマハファクトリーライダーのアーロン・プレシンジャー負傷を受けてのものとなります。AMAモトクロス開幕まで約1ヶ月のタイミングでの心配されるプレシンジャーの負傷ですが、手首の脱臼。リリースによると既に手術済みで、回復に12週間を要するとのこと。コロナ禍での「9週間で9戦」という例年よりも短期決戦となる今季AMAモトクロスシリーズ中の復帰は厳しいでしょう…。
ティックルは、AMAスーパークロス復帰時もサバッチーとノレンの負傷による代役ライダーとしてJGRスズキと契約。AMAモトクロスの正式契約はなかったものの、引き続きJGRスズキからの参戦が噂されていたタイミングでのヤマハ加入のニュース。既にカリフォルニアでヤマハのマシンをテストしている写真や動画はSNS上で確認済。紆余曲折なレースキャリアですが、実績・経験ともに豊富なティックルがどのような活躍を見せてくれるか非常に楽しみです。
個人的にはティックル起用に少々驚きも。実力的には申し分ないとは思います…。理由はともかく、ドーピング検査「陽性反応」禁止薬物(メチルヘキサンアミン)検出されたライダーをエナジードリンク企業「モンスターエナジー」がメインスポンサーのヤマハファクトリーが契約というのはレアケースともいえるでしょう。というのも、アクションスポーツ界に多額のスポンサードしているエナジードリンク各社のドーピング反対の姿勢は非常に強いものがあったからです。
プレシンジャーに関しては 450ステップアップ2年目、AMAスーパークロス・AMAモトクロスの250タイトル2冠を成し遂げている大柄なライダー。本領発揮を心待ちにしていましたが非常に残念…。
来季2021年の体制に関するモトゴシップが度々話題となっているヤマハファクトリー。バーシアは現時点で来季契約がないことを公表し、プレシンジャー残留の可能性も疑問符。今季スターレーシングヤマハで活躍した、フェランディスとマケラスの450ステップアップが確定しており、来季ヤマハファクトリーをめぐるモトゴシップに今後も注目でしょう。
AMAスーパークロス事件簿|ドーピング検査「陽性反応」ブロック・ティックル
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Yamaha PR, Octopi Media