AMAスーパークロス事件簿|ドーピング検査「陽性反応」ブロック・ティックル

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2018 AMAスーパークロス 第14戦 ミネアポリス、最高峰450SXクラス参戦のブロック・ティックル(KTM)が欠場。その理由が先に行われたドーピング検査で「陽性反応」を示していたことによることが発表され大きな話題に。

 

ティックルから検出された禁止薬物は「メチルヘキサンアミン」。この薬物は「興奮剤」として世界アンチ・ドーピング機関(WADA)から禁止薬物と定められています。

 

 

FIM 国際モーターサイクリズム連盟からのリリースによると、第6戦サンディエゴSX時に行われたドーピング検査にてティックルの「陽性反応」が確認されたとのこと。

 

ティックルは今季からレッドブルKTMへ移籍と同時に、名トレーナーのアルドン・ベイカーのトレーニングプログラムに参加。カーマイケル、スチュワート、ビロポート、ダンジー等のAMA王者達を指導してきたベイカー。

 

今季はムスキャン、オズボーン、アンダーソン等も厳しい管理のもと、同じプログラムでトレーニングを行い、同日のドーピング検査ではムスキャンやオズボーン等も検査を受けているとされ、陽性反応はティックルのみ…

 

 

最終的な裁定や出場停止等の処分は発表されていませんが、FIMからの通達によりティックルはミネアポリスSX以後のレースも欠場に。過去のオリンピック選手等の処分では「4年」の出場停止が課されている例も。ティックルには申し立ての権利もあり、今後の対応に関心が集まります。

 

ちなみに、禁止薬物は「メチルヘキサンアミン」は日本国内の著名スポーツ選手からも陽性反応が何度も出ている物質でサプリメント成分の一部として広く販売されているもの。日本のアスリートも他人事ではありません。

 

理由・事情に関わらず、ドーピング検査「陽性反応」の裁定を覆すことが難しいのは多くのドーピング関連ニュースで広く知られていることと思います。ジェームズ・スチュワート同様にティックルの選手生命にも大きな影響を及ぼす今回の事態。続報を待ちましょう。

 

Simon Cudby


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