新編集版レースハイライトまとめ&リザルト雑感|2020 AMAスーパークロス 第9戦 アトランタ
全17戦のシリーズの折返しとなった、2020 AMAスーパークロス 第9戦 アトランタ。
公式レースビデオもシェアしてきましたが、今季は新たな取り組みとしてリリースされている独自映像&スロー映像を効果的に使用した別バージョンのレースハイライトといえる公式ビデオをまとめました。
ヒートレースからメインレースまで。そしてスローで観る世界最高峰SXライディング&レースアクションの数々。リザルト振返りと共にお見逃しなく。事件、波乱の多く見応えあったアトランタ、250SXクラス参戦の下田丈選手の5位入賞も忘れてはならない点。
エンジョイ!
【450SX リザルト】
1. Ken Roczen (HON), 25 laps – ホールショットから最大16秒強の大差をつける独走勝利。ヒートレースから全ラップ首位のおまけ付き。後方の大乱戦があったのも事実ですが、ロクスン得意の勝ちパターンで再びランキング首位へ!
2. Justin Barcia (YAM), +13.612 – スタート失敗が続くバーシア。オープニングラップ11番手から大混戦となったレースを得意のアグレッシブライディングで戦い抜きました。トマックとの遺恨、ヒヤリとする場面が何度も…。
3. Cooper Webb (KTM), +16.719 – 前戦での大クラッシュの影響残る中、魂のレースを見せてくれました。荒れたレースで一時は13番手まで順位を落とすと痛みの残る身体でフィニッシュまで持ち前の勝負強さで表彰台登壇へ。ラストラップのダバロス、トマックの三つ巴バトル制して手にした3位は今後のタイトル争いに大きな意味を持ってくるはずです。
4. Eli Tomac (KAW), +17.241 – スタート失敗から、バゲットへの強引なパスで両者転倒。レース序盤で15番手まで順位をおとします。過去何度も観てきたダメな時のトマック自滅パターンと思いきやレース終盤に一気にポジションアップ開始。表彰台を逃すもダメージを最小限にした4位で追い上げ終了。波乱・荒れた上位陣バトルに助けられた印象もありますが、この4位をどのように捉えるかは、次戦以降のトマックの活躍にかかってくるでしょう…。
5. Martin Davalos (KTM), +19.771 – 450ルーキーが序盤から2位快走。ラストラップまで3位キープしますが、追い上げるウェブとトマックの勢いの前に屈する形でポジションダウン。しかし、キャリアベストリザルト記録。シーズンオフのヨーロッパでのSXではバーシアやブレイトン相手に勝利するスピードを誇りますが、250時代同様に安定感に難アリ。次回の一発に期待…。
6. Justin Hill (HON), +23.372 – レース中盤まで3位キープも後続に追いつかれてポジションダウン。フィジカル課題は変わらずといった印象か…。しかし、ここ3レースで、5位・6位・6位と好調を維持。250SXタイトル獲得経験者で一発のスピードが魅力のライダー。
7. Aaron Plessinger (YAM), +25.591 – 今季ベストリザルト
8. Malcolm Stewart (HON), +29.198
9. Vince Friese (HON), +30.785
10. Dean Wilson (HUS), +31.036
11. Jason Anderson (HUS), +38.159
12. Justin Brayton (HON), +41.629
13. Benny Bloss (YAM), +53.213
14. Tyler Bowers (KAW), +1 lap
15. Chad Reed (HON), +1 lap
16. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
17. Adam Enticknap (SUZ), +1 lap
18. Daniel Herrlein (KTM), +1 lap
19. Blake Baggett (KTM), +2 laps
20. James Weeks (YAM), +2 laps
21. Kyle Cunningham (SUZ), +12 laps
22. Ryan Breece (SUZ), +15 laps
【450SX ポイントランキング 9 of 17】
1. Eli Tomac (KAW), 200 points(4勝)- 同点首位。
2. Ken Roczen (HON), 200(3勝)- 同点首位。トマックとロクスンがポイントリーダーの証、レッドプレート装着。
3. Justin Barcia (YAM), 177(1勝)- 23点差。
4. Cooper Webb (KTM), 176(1勝)- 首位まで、26点差から24点差とビハインドを削ることに成功し、タイトル争いに踏みとどまりました。
5. Jason Anderson (HUS), 151
6. Malcolm Stewart (HON), 137
7. Adam Cianciarulo (KAW), 128
8. Justin Hill (HON), 127
9. Justin Brayton (HON), 116
10. Dean Wilson (HUS), 113
11. Blake Baggett (KTM), 108
12. Aaron Plessinger (YAM), 108
13. Zach Osborne (HUS), 105
14. Vince Friese (HON), 96
15. Martin Davalos (KTM), 83
16. Tyler Bowers (KAW), 58
17. Chad Reed (HON), 39
18. Kyle Chisholm (YAM), 36
19. Ryan Breece (SUZ), 26
20. Justin Bogle (KTM), 24
【250SX リザルト】
1. Chase Sexton (HON), 19 laps – ディフェンディングチャンピオンが2連勝、2勝目。ハンプシャーとの緊張感ある因縁バトルも制して、スピードもレース運びもライバルたちを制圧!
2. Rj Hampshire (HUS), +02.780 – ヒートレース同様にセクストンとの首位バトル。破れはしたもののヒートレースの課題をアジャストし、勝利への執念を感じさせる気迫が籠もったレース。マケラスを退けた勝負強さは特筆すべき点。
3. Shane Mcelrath (YAM), +05.555 – 一時はセクストンをパスするもミスやハンプシャーとのバトルでリズムに乗れず厳しい内容の3位。レースマネージメントに難アリな印象。カリフォルニアのハードパック路面を得意とするマケラス、軟質路面の多いイーストシリーズでの正念場を迎えることになるでしょう。
4. Jordon Smith (KAW), +18.531 – ホームレース。結果が出ないスミスをプロサーキットカワサキはカリフォルニは呼び寄せテスト。トップ3からは大きく離されるも今季最上位。
5. 下田丈 (HON), +29.132 – スタート出遅れオープニングラップ12番手から追い上げ開始。荒れたコンディションに周遅れも増えるレース終盤には上位陣と遜色ないラップタイムで走行し、プロサーキットカワサキのマーチバンクスをパス。自身の目標と語ったトップ5入り達成!
6. Enzo Lopes (YAM), +33.490
7. Garrett Marchbanks (KAW), +38.151
8. Nick Gaines (YAM), +40.347
9. Jalek Swoll (HUS), +42.514
10. Joshua Hill (YAM), +43.062
11. Cedric Soubeyras (HUS), +45.751
12. Jordan Bailey (HON), +49.245
13. James Decotis (SUZ), +1 lap
14. Kevin Moranz (KTM), +1 lap
15. Hunter Sayles (KTM), +1 lap
16. Justin Starling (HON), +1 lap
17. Pierce Brown (KTM), +1 lap
18. Grant Harlan (HON), +1 lap
19. Jeremy Martin (HON), +1 lap
20. Luke Neese (HON), +1 lap
21. Curren Thurman (KTM), +2 laps
22. Lance Kobusch (KTM), +3 laps
【250SXイースト ポイントランキング 3 of 9】
1. Chase Sexton (HON), 75 points – 単独ポイントリーダーへ!
2. Shane Mcelrath (YAM), 70 – 5点ビハインド
3. Rj Hampshire (HUS), 61
4. Garrett Marchbanks (KAW), 53
5. Jordon Smith (KAW), 47
6. Jeremy Martin (HON), 44
7. 下田丈 (HON), 44 – 2順位上げてチームメイトでAMA王者経験者マーティンと同点の7位
8. Joshua Hill (YAM), 41
9. Enzo Lopes (YAM), 36
10. Joey Crown (YAM), 31
11. Jordan Bailey (HON), 29
12. Jalek Swoll (YAM), 28
13. Nick Gaines (YAM), 24
14. James Decotis (SUZ), 24
15. Cedric Soubeyras (HUS), 22
16. John Short (HON), 19
17. Kyle Peters (HON), 17
18. Jace Owen (HON), 17
19. Kevin Moranz (KTM), 13
20. Hunter Sayles (KTM), 13
AMAスーパークロス事件簿|レース後激論バトル「トマック vs. バーシア」@ 2020 アトランタSX
ヤバすぎるスキル|ジャスティン・バーシア「サンド爆飛びパッシング」@ 2020 アトランタSX
GoProビデオ|ケン・ロクスン@ 2020 AMAスーパークロス 第9戦 アトランタ
450SXハイライトビデオ|2020 AMAスーパークロス 第9戦 アトランタ
250SXイーストハイライトビデオ|2020 AMAスーパークロス 第9戦 アトランタ
Garth Milan/Red Bull Content Pool