【スーパークロスを科学する!】ライアン・ビロポートのシッティングジャンプ編
AMAスーパークロス中継内で放映されるコーナー「サイエンス・オブ・スーパークロス」。今回はAMAスーパークロス V4 チャンピオン、ライアン・ビロポートによる、シッティングジャンプ解説です。
このビデオが面白いのが、テクニックに関する様々な情報がインフォグラフィックとして映像に表れたり、ライダーやマシンの挙動をクローズアップして分かりやすく解説。英語が苦手でも多くの情報量を得れることでしょう。エンジョイ!
ビデオ内では「シート・バウンス」と紹介されるこのテクニック。日本だと「シッティングジャンプ」、「座りジャンプ」等の呼び方で知られるものです。
ビロポートは、このテクニックを「飛距離」と「高さ」を稼ぐことが出来るとコメント。
ジャンプ進入時に座ったまま重心を後方にかけ、リアサスペンションを縮ませ、ジャンプ踏切ではそのサスペンションの反動を活かし、通常のジャンプの飛び方以上に「飛距離」と「高さ」を得られます。
最後にビロポートは「シート・バウンス」の名前の由来については分からないとコメント。ビデオ内でも実際の走行時は「バウンス=跳ねる」という意味ではなく、シート上で重心を後方に「移動」させる意味の「ロール・バック」という表現を使っています。
この「シート・バウンス」、ジャンプだけでなくギャップ等、様々なオフロードライディングのシチュエーションで応用可能な汎用性かなり高い超重要テクニック!
コーナー立ち上がりのジャンプやギャップ、体力温存にもオススメなのです。
ただ座ったままダラーッとジャンプを飛ぶのではなく、重心移動とともにアクセルをしっかり開け、リアサスを縮め、高く飛び出すことが出来るとこまで含めて、初めて「シート・バウンス」をマスターしたと言えるでしょう。
モトクロス歴長い、中級レベルのライダーでもしっかりと「シート・バウンス」が出来ていない人は多く目にします。オフロードライディングが劇的に変わるテクニック、このビデオを観てマスターしましょう!
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