たまモト|「全日本呟きネタ」2023 全日本モトクロス選手権 最終戦 MFJ-GP スポーツランドSUGO

sr141230banner

 

スポーツランドSUGOを会場にした 2023 全日本モトクロス選手権 最終戦 MFJ-GP。2週間前の埼玉の暖かさからは想像できない冬気候と雨または雪という天気予報に慄きつつ迎えた大会でしたが、幸い寒いながらも好天に恵まれました。

IA1のチャンピオンは決定しているもののIA2とLMXは上位2人の一騎打ちの様相、他にも地元ライダーの活躍など見応え十分の2日間、そんな第9戦振り返りレポを当日、X(旧Twitter)にて発信した現地の様子プラスアルファでお届けします。

 

土曜日朝のIAライダーズブリーフィングあれこれその1。
ジェイさんと並んでお話を聞くビクトル君。やはり言葉が通じるのは嬉しいんでしょうね。SUGO大会プログラム用のインタビューでは「言葉の壁がなかったらもっと友達をふやしたかった」っておっしゃってたので、日本人ライダーの皆さん、来年はぜひ英語でビクトルとコミュニケーションを。

 

土曜日朝のIAライダーズブリーフィングあれこれその2。
神妙なお顔で話を聞く中部のみなさん(奥から柳瀬選手、大城選手、福村選手)と西條選手。

 

カメラに気がつくとつい笑顔になっちゃう小島選手。その後西條選手も笑顔をくださったのでパチリ。

 

土曜日朝のIAライダーズブリーフィングあれこれその3。
選手会長の能塚智寛選手、今シーズンは怪我でお休みされることが多かったのを踏まえ「副会長を横澤拓夢選手にお願いしました」と発表。ものすごく的確な人選だなと感心。

 

さっそくご挨拶された横澤選手、きちんと物が言えて尚且つ気遣いも十分な彼にはぴったりだと思います。ライダーズブリーフィング後、わりと恒例になってるジェイさんの一言物申す(今回は、散水の必要性を説いておられました)にもしっかり対応される頼もしさ。

 

ライダーズブリーフィングに大荷物でおいでになった右京ちゃんこと道脇右京選手。3パドから上まで来るのは大変なのでいろいろな用事をいっぺんに片付けようとしたらこんなんなっちゃったんですって。わかる!

 

掲示板前で予選の組チェックしていたら、IA2の西條くんがおいでになったので「予選どっち?」と聞くと「B組です。アロンソと一緒かなあと思ってたら違う組でした。走りを見たかったんで残念です」とのこと。やる気に満ちてますね!

 

『ウェイティングエリアに向かうライダーに向けてがんばれー!すると応えていただける橋(1パドから本部に向かう橋)』から撮影。06番齋藤銀汰選手、17番田中淳也選手、4番中島漱也選手、5番横澤拓夢選手。ほかにもいっぱい応えてくれました。応援しつつ写真撮るのはけっこう難しいんですけど、ファンの皆様、機会がありましたらぜひここからも応援を。

 

気温一桁でとても寒かった朝の練習走行でのこと。個人的に「股下3キロメートルな人たち」と呼んでいる、ちーくんこと能塚智寛選手とのぞさんこと安原志選手が二人揃って頸に風船の如きモノをつけておられるのを発見。どうやら保温器具らしく、後でのぞさんに聞いてみたらお湯を入れて頸を温めるネックウオーマーだそうで。「のぞさんが見つけたの?」「いや、智寛がやってるのを見ていいなあって思ったんでネット検索してAmazonで買いました」とのこと「めっちゃあったかいです。してると全然違いますよ」とにっこり。実際のぞさん上着なしで平気そうだったので頸を温めるのは大事だなあと思いました。ちなみに、後でネット検索したところ『アイシングU』という商品で赤、青、緑、黄色、オレンジ、黒、ピンクの7色展開。どのメーカー色にも対応してるとこがありがたいですね!笑

 

師弟。ハマーさんこと高濱さんと鈴村英喜選手。この構図だとちょっと遠近感がこんらんしますね。笑 鈴村選手、今シーズンは所々で光る走りを見せてくださったんですが、結果に結びつくのがちょっと遅かったかなという印象(第8戦初優勝)ポテンシャルは十分にある選手なので来シーズンこそ!

 

IA2でチャンピオンとなられたビクトル・アロンソ選手にいつも寄り添っておられたお父様のジョゼップ・アロンソ氏。ビクトル君とのツーショットを微笑ましく思ってカメラを向けると「僕はいないほうがいいよね」とばかりに身を引いてくださる。日向でぬくぬく昼食を摂られていた時もこれでもかと体を倒して避けてくださる心遣い、なんだか申し訳ない気持ちになりました。お父様も撮りたいんです!と英語で訴えるべきだったな…

 

第8戦のオフビで怪我からの復活&ジェイさんの連勝を止めた星野優位選手。「調子はどうですか?」と声をかければ「調子はぼちぼちです。なんせ、1番の仕事は前回のオフビで終わったんで」とにやり「そんなこと言ってここでもまた活躍しちゃうんじゃないんですか?!」って言ってたら、翌日の決勝ではばっちり前の方を走っておられました。これだからIAライダーのぼちぼちは油断ならない。笑

 

土曜日のお昼、パドックを颯爽と歩く横澤選手「かっこいいジャケットですね」「これ、親父のスキーのやつなんですよ」とにやり。拓夢選手のお父様、横澤高徳氏は現在参議院議員をなさっていますが、元パラリンピアン。2010年バンクーバーパラリンピックではアルペンスキー日本代表として出場されていました。後で、お父様の選手時代の画像を検索してみたらたしかに同じスポンサーロゴの入ったジャケットを着ておられる写真が!おおお、なんか感動しちゃったぞ。

 

アライヘルメットさんの前を通りかかったら両手いっぱいにメンテし終わったヘルメットを抱えたサービスの方が出てこられました。これからそれぞれのライダーの元に届けられるんだなあと見送りつつほんの出来心で「一度に最高幾つ運べるんですか?」と不躾な質問を投げかけたところ「片手に3つずつ、最高6個ですね!」とにこやかに、ちょっと誇らしげに応えてくださいました。うーん、プロフェッショナルだなあ。かっこいいなあ。

 

土曜日のプログラムが一頻り終わった午後。コース脇で謎の体操をされている柳瀬大河選手と大城選手のトレーナーたまちゃんこと高橋珠子さんを発見。高橋さんがヨガのお尻のストレッチを伝授されていたようなのですが、大河くん「痛たたた!脚が攣る!」と大騒ぎ。それでも何度かチャレンジするうちにできちゃうところがさすがIAライダーの体幹です。柳瀬選手とは中部仲間の佐々木優選手も続いてチャレンジされてたようだけどできたのかな?

 

明けて日曜日。ベルズの裏手で繰り広げられていたのは朝イチのウォーミングアップ、たまちゃんさんによるヨガ教室。昨日の謎体操に引き続いて中部のライダーが勢揃いです。朝から響く「痛てててて!!」の声に馬場亮太くんが側でにやにやされてました。ちなみに亮太くんは大城選手のアドバイザーをされていて高橋さんと二人で今シーズンの大城選手を支えておられました。

 

日曜日朝、気温2度という寒さに晒されての公式練習走行。しきりとエンジンを吹かしながらマシンの後方に手を翳す星野優位選手、一体何をされてるのかとよく見たら排気で手を温めておられるんですね。気がつけばジェイさんも同様のポーズ。ひょっとしてライダーの間では常識だったりするんですか?これ。

 

仲良し神田橋姉弟はお揃いのもこもこパーカーで防寒。走り出す暸くんのパーカーを受け取って「やった!これでメイが2枚着れる」と呟いた姉の芽さん、可愛すぎるぞ!そして私の指摘があるまでお揃いだったことに気づいてなかったと後で教えてくださった芽さん、迂闊可愛いがすぎるぞ!笑

 

土曜日の予選でマシントラブル、思ったような走りができなかった鴨田翔選手。朝の練習走行で「鴨田選手はリザーブです」と放送されてるのを耳にして「え?!かーくんはランキング4位なんだからシードで走れるのでは?!」と疑問に思った方も多かったはず。実際、鴨田選手サイドでもMFJスタッフに状況を確認したりといろいろ大変だった模様。で、ヒート1のウエイティングエリアで「大丈夫だった?」と聞いたら「これ[グリッド決めの番号札]をもらったから大丈夫[出走できる]です!」と鴨田選手。でも2列目スタートだったんですよね。大会規則(全日本モトクロス選手権大会特別規則付則16 19-1-2-2-1)に則っての事だそうですがちょっと気の毒な気もします。しかし、そんな不利な状況にもめげず追い上げのレースをされていたヒート1。そしてヒート2では「2列目スタートなんだからある意味選びたい放題や。スタートいいヤツの後ろにつこう」とメカの肥後さんと相談されてました。逆境に負けない姿勢だいじ!

 

渡辺祐介選手の弟、渡辺陵選手。今大会では地元ということもあって大活躍、特にヒート2はお兄ちゃんのデビュー時を彷彿させる速さで3位表彰台「ついに陵がキタ!」って喜ばれた地元ファンも多かったのでは?ウエイティングエリアでカメラを向けた時の戯けたポーズの可愛さとキレのある走りのギャップがまた良き、ですよね。

 

怪我でお休みの池本凌汰選手、今回は応援&記録係であちこち回っておられました。いけもっちゃんの笑顔と元気な走りが大好きです。またレース会場で会えるのを待ってるよ

 

IA2ヒート1でチャンピオンを決めたビクトル・アロンソ選手。ゴール直後、彼とチャンピオン争いをしていた横澤拓夢選手がおめでとうのハグ。表彰台では泣くほど(チャンピオンになれなかったことを)悔しがっておられた横澤選手だけど、こういう時にちゃんと祝福できるのが潔いな、と。

 

今シーズンで「フル参戦を終了」された小島庸平選手。言うてもスポット参戦はされるっておっしゃってたし、庸平くんのことだからまだまだいろんなカタチで全日本モトクロスに関わって活躍されるはず。だもん、寂しくなんかないよ。嘘です、寂しいです。長いあいだお疲れ様でした。そしてこれからもよろしく。

 

土曜の朝一、北居良樹さんと話し込む星野裕選手から「たまさん、僕、今年で引退するんです」と聞かされてびっくり。そこから昔話に花が咲いたんですが、思い起こせば「たまさん、今年のうちの新人2人(星野裕&島崎大祐)めっちゃおもろいよ」って正月早々北居くんが電話をくれたのが2005年だったかな。実際にお話ししてみて「こんなゆったり穏やかな性格でモトクロスやってて大丈夫なんだろうか?」と心配したものでした。そんなゆたかちゃんも引退しちゃうんだねえ、月日の流れは速いねえと感慨にふけってしまいました。

 

 

そしてもうひとりのお疲れ様、とっちこと富田俊樹選手。今シーズンでレースライダーを辞められること、えかきやは少しだけ早めに聞かせていただいてたので、最終戦はとにかくとっちの姿を網膜に焼き付けようと必死でした。

 

最後の出陣では明るくVサインを掲げて出ていかれました。ヒート2を走り切った後、たくさんの仲間に囲まれて感極まっていたとっちの姿を見て改めて長い年月に思いを馳せるともに、ナンバー1ゼッケンのライダーがレースを去っていくことについて深い寂しさを感じずにはいられませんでした。

 

 

悲喜交交というにはあまりにもドラマが盛り沢山だった最終戦。ここで紹介しきれなかったエピソードもまだたくさんあります。そのあたりはSNSで紹介したりシーズンオフのあいだに追々記事にしていこうかな、と考えてます。今シーズン、諸事情で全戦廻ることが叶いませんでしたが現場に行けた数戦はどれもほんとに楽しかった。来シーズンもどれだけ廻れるかわかりませんが、またこうして現地で見聞きしたことを紹介できたらいいなと思っています。来シーズンも引き続きよろしくお願いします!

 

たまモト – The Newsmoto


You may also like...