たまモト|「全日本呟きネタ」2023 全日本モトクロス選手権 第2戦 オフロードビレッジ

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全日本モトクロス選手権 第2戦 オフロードビレッジからあっという間に半月経っちゃいましたね。今週末には第3戦SUGO大会です。その予習も兼ねての第2戦振り返りレポ。当日、Twitterにて発信した現地の様子プラスアルファの面白ネタをお送りします。

 

ファンサービスの手厚さでは定評あるジェイ・ウイルソン選手。今シーズン、ファンに配っておられる缶バッジがジェイさんの自費政策というのは前回もお伝えしました。土曜日の朝、YAMAHAのテントを覗くとジェイさんとメカの内山さん、それにCarry Designの畑中さんが缶バッジマシンを取り囲んで制作実技の真っ最中。畑中さんに伺ったところ、マシンを購入したジェイさんから相談を受けてデザインを引き受けられたとのこと。

ちなみに缶バッジの絵柄はジェイさんのゼッケン27をあしらったものと「リミテッドエディション・ご当地バージョン」の2種類があるそうで、第二戦は川越の街の「小江戸」をイメージしたイラストがあしらわれていました。ちなみに前回の九州大会では熊本に因んだ芥子蓮根柄だったそうです(残念ながらえかきやは見逃してしまいました)。

 

そんなやりとりからしばらくして再びテントを訪れると、ジェイさんの奥様ミスティーさんが缶バッジ作りの真っ最中。どうやらこういった作業は奥様のほうが得意なご様子。そんなミスティーさんの缶バッジ工房をサポートするのは村橋健太郎さん。阿吽の呼吸でマシンのメンテをされておりました。ちょうど観客がおいでになる時間帯、次々にやってくるファンに「どっちのデザインがいい?」と声をかけてオーダーを請けてはせっせと缶バッジを作成されるミスティーさん、オーストラリアではメディア関係のお仕事をされていただけあってファンサービスも手慣れておいででした。

 


そういえばこのリミテッドバージョンの缶バッジ、全コース異なったデザインになるそうでジェイさん曰く「9戦分コンプリートしたファンには最終戦にスペシャルバージョンをプレゼントする予定なんだ」とのこと。すばらしく嬉しい企画だけどなかなかに難しいミッションなのでは?!

 

そんな缶バッジ作成風景の横ではジェイさんの愛娘ポピーちゃんがパパのポスターにサインをされていて、それをみつけたパパはすかさずその愛らしい姿をビデオで撮影。めっちゃうれしそう。その後、町田選手がサイン→ポピーちゃんがサイン→ジェイさんがサインしてファンに手渡しというラブリーな連携が見られましたよ。

 

土曜日の昼、YAMAHAのテントの裏を覗くと富田俊樹選手と奥様の穂乃香さん、愛息・十夢くんの姿を発見。そこにアドバイザーの三原拓也さん、お隣Kawasakiのテントからは能塚智寛選手もやってきて何やらご歓談。その内容はというと「ベビーフードの好き嫌いとかない?」「なんでも食べますよ」「ウチもわりとなんでも食べたなあ」…えーっとこれはつまり育児談議ですね。とっちも三原くんもちーくんもしっかりパパなんだなあと改めて感心した次第。
(十夢くんのお写真掲載については、ご両親の許可をいただいております)

 

第2戦関東大会は従来とちょっと違った変則スケジュールで開催されました。通常土曜日に行われるIAの予選レースが日曜日朝のタイムアタック予選へと変更になり、夕方のフリー走行までIAライダーは暇…かと思いきや、ちゃんとお昼にIAライダーとレディースライダーのトークショーが開催されました。IA2クラスは横澤拓夢選手がMCを買って出られまして、ライダー同士ならではのネタ振りに面白トークが炸裂。

 

後で横澤選手に伺ったところ、トークショーのオファーがあった時に「ただ並んで喋るだけじゃつまらないんで『何か面白い事したいね』って提案したらみんなに『じゃあ横澤くんMCやってくださいよ』って言われちゃって(笑)」そんな経緯で引き受けられたMCでしたが水を得た魚のように活き活きと楽しげにこなしておられました。横澤選手の意外な才能発見!ってカンジ。

 

第2戦で総合2位(2-3)と好成績をおさめた浅井選手のめっちゃいい笑顔。そして「これも撮ってください!」と見せてくれたバッドパッチのかわいさよ。じっくり見て気がつきました。「あ、サイ!」なのね。笑

 

ここ数年、若手の台頭が目立つレディースクラスですが、今シーズンは特にそれが顕著な印象。第2戦では1位の濱村いぶき選手は初表彰台初優勝、2位の箕浦未夢選手は開幕戦が初表彰台、3位の瀬尾柚姫選手も初表彰台というフレッシュな顔ぶれ。

 

ちなみに箕浦選手はこの時点でランキングトップで、表彰式前にお会いしたらら開口一番「さっき言われたんですけどなんかランキングトップみたいで。どうしよう、荷が重すぎる〜」と。うん、そらビビるよね、でも、これからもっと活躍されるはず。がんばって!

 

第2戦のコースビルドはこのお二人、mx productionの長田さんと武蔵重量の大内さんです。長田さん曰く「今回は天気がコロコロ変わるんで大変です。天気に翻弄されてますね」とのこと。ほんと降ったり晴れたり目まぐるしく変わるお天気で大変でしたよね。

 

トークショーで「僕のパパのパエリアは絶品だよ(意訳)」とおっしゃっていたビクトル・アロンソ選手。表彰台の足元にそっと置かれたサインボードには、スペインのレースで大きな怪我をされた友人ライダーへの応援メッセージ。

 

IA1予選で2番手タイムを出しながら転倒負傷でDNSとなった能塚智寛選手。別の場所にいて詳しいことがわからなかったえかきやは、パドックで出会った元IAの三原拓也さんと稲垣佳樹さんに状況を伺うことに。どうも鎖骨骨折らしいという情報に「せっかく2番手タイムだったのにもったいないね、残念だねえ」なんて言ってたら、三原さんが「でも、成田亮が鎖骨骨折してもすぐレース走れるって前例を作っちゃったからなあ…」なんて言い出されて、それを受けた稲垣さんまでが「じゃ、ちーくんもこれから病院でプレート入れてもらってすぐ?」なんて乗っかってこられ…モトクロスライダーが鎖骨骨折を怪我にカウントしないのは何度も目の当たりにしてきましたが、この会話には思わず「この先輩たちオニや…」と (笑)。

 

これだけだったらちょっと載せられないエピソードなんですが、当の能塚選手が5月21日にプレートの入った鎖骨のレントゲン写真とともに「補強したので明日から乗れます。」とツイートされたので「あ、見事にオチがついちゃった」と。笑

 

開幕戦で3ヒート4位だった大倉選手「なんとしても表彰台がとりたいですね! もう4番はイヤです」とおっしゃっていたのですが、残念ながら第2戦もトリプル4位という結果に。開幕戦から数えると6連続4位という、ある意味やろうと思ってもなかなかできない成績ではあります。今回も表彰台には届かなかったけれどナイスファイト賞を受賞されていました。みんな応援してるってことですよね。SUGOではきっと!

 

スタート前の阿久根芳仁選手にむけてなにやらアドバイスされていた北居良樹さん。後輩とのツーショットをお願いしたところ「ちょっと待って、遠近法でな、こんくらい下がらんと」とぐぐっと後方へ。うん、わかるよ、今時の若者はみんな顔ちっちゃくて頭身高いもんね。そんな先輩の捨て身のギャグに後輩は苦笑いするしかないのでした(笑)

 

ニコニコな人としょんもりな人。鴨田選手は今回でかなりポイントが稼げて西條選手は今回ちょっと残念だったねって話のあとにカメラを向けたらこのポーズ。サービス精神ってヤツですね。西條選手はタイムアタックが苦手でそこで躓いちゃったのが後々まで響いたそう。「でも全然、調子が悪いとかじゃないのでSUGOで巻き返します。SUGOは地元なんでそんなに力みすぎずにいつも通りの走りをすればいけるかなと思ってるんです」と力強いお言葉。鴨田選手も「SUGOは小さい頃から乗り込んでいるんで得意なほうですね。スタートは元々得意でスタートでたらけっこうグイグイ行けるタイプなんで」と。SUGOでは二人とも表彰台でニコニコになってくださいね。

 

…と、週末のSUGOにむけて期待を繋げたところで今回はおしまい。リアルタイムの呟きプラスアルファの現地レポ、会場の楽しさ面白さが少しでも伝わりましたでしょうか?

 

たまモト – The Newsmoto


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