ヤバすぎるスキル|クリスチャン・クレイグ「驚速フープススピード」2022 アナハイム3SX

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2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3SX、転倒者続出の波乱の一戦となりましたが、「最大の難所」フープスでの250SXクラスで優勝を飾ったクリスチャン・クレイグの首位浮上シーンをシェア。

今季開幕戦から、スタート・スピード・レース運びと他のライバルを圧倒する強さで、現在ポイントリーダーをひた走るクレイグ。その最大の強みは「フープス」。今季に限ったことではなく、大柄なクレイグは長い手足を生かした得意のフープスでアドバンテージを築いてきたライダー。

スタート直後、3番手から一気に首位浮上する2人抜きフープススピード映像をシェア。レベルが違います。エンジョイ!

 

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「驚速感!!」アウトからの2人抜きという衝撃度も相まって、目の肥えたスーパークロスファンでもシビれる瞬間。しかも、その2人というのが、前戦での因縁あるビンス・フリージーとタイトル争う最大のライバル、ハンター・ローレンス。

長いフープスセクション、首位フリージーにインからローレンスが徐々に並びかけます。その後方から、フープス内でも失速することなく、加速し続けるクレイグのスキルが光った瞬間。開幕戦からのクレイグのラップタイムは、フープススピードの強みもあり、最高峰450SXクラスでもトップ5圏内の実力をコンスタントに披露。

 

 

フリージーは今大会で2位表彰台登壇、ローレンスは前戦で今季初優勝を果たし、両者ともに間違いない実力者。決して、フープスが遅いライダーではありません。この直後からクレイグをローレンスが僅差で追うレース展開に。その差が徐々に広がり始め、上記画像のように2秒強のリードをクレイグが築き上げた7周目にローレンスはフープスで大転倒。ライバルの転倒リタイアを知ったクレイグは、以後のレースをペースをコントロールしてミスなく今季4勝目のチェッカーへ。

転倒リタイアと悔しい結果に終わったローレンスはフープスの難易度も考慮し、2位キープという選択肢もあったが、タイトル争いの為にも優勝にこだわり攻め続けた結果の転倒とコメント。

 

 

今季は開幕からフープスの難易度が高いことが大きな話題となっており、転倒負傷者が多く、賛否両論ある今季フープスセクション。そのフープスを最も得意とする今季絶好調クレイグを追う立場のライバル達とすれば、リスクを承知しながらもクレイグを追走しなければいけないという、厳しい戦いを強いられているのです。

ラウンドが進むごとに結果としてライバル達を追い詰めていく、ポイントリーダーの絶好調クレイグ。250SXウエストシリーズは、1ヶ月強のインターバル期間中。シリーズ再開後も大量ポイントリードのアドバンテージを武器にクレイグ優勢が続くのか? 下田丈選手の負傷からの復帰も含めて、シリーズ後半戦での戦いが今から待ち遠しいです。

 

250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第6戦 アナハイム3

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