450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第2戦 オークランド

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2022 AMAスーパークロス 第2戦 オークランド。全17戦で争われる、世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

オークランドSXは、同じカリフォルニア州でも南部のアナハイムSX、サンディエゴSXに運び込まれる土よりも軟質路面で知られる会場。今季も東部地区のコースのようにワダチやギャップが勝敗を左右することとなりました。

エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Jason Anderson (KAW), 21 laps – タイトル獲得した2018年3月3日の第9戦アトランタSX以来、47レースぶり、カワサキ移籍2戦目レースとなる今大会で約4年ぶりとなる優勝! 前戦での悔しい接触転倒からのストーリーも最高だったアンダーソンですが、実際のレースで見事に頂点へ。ハスクバーナからカワサキにマシンを乗り換え直後から、アンダーソン好調をモトゴシップとしてお届けしてきましたが、その評判通りの快走劇。アルミフレームのカワサキ車への乗り換えはまだまだ探りながらというコメントもありましたが、順調に進んでいるそうです。ワダチの多い荒れたコースでも集中力を切らさずに後続の追撃を断ったライディングはカワサキへの移籍成功を第2戦目にして証明する素晴らしい内容(レース中盤までプレシンジャーの接近に気づいていなかったそう笑)。表彰台では幼少期からアンダーソンのレース活動を支え続け、昨年亡くなった祖母への想いを語り、TV観戦している祖父に今回の勝利を捧げると、エモーショナルな瞬間もありました。

2. Aaron Plessinger (KTM), +3.666 – KTM移籍2戦目で自己ベストリザルト更新。一時は、首位アンダーソンに1秒強にまで迫るシーンもありましたが僅かながらではありましたが徐々にリードを許した展開。シーズンオフの負傷で調整出遅れとの情報もありましたが、得意のワダチの多い荒れたコースで長い手足が大きな武器となり表彰台登壇へ。開幕戦からサスペンションセッティングを変更して挑んだ大会だったとのこと。

3. Justin Barcia (GAS), +6.165 – 出入り激しかったセカンドグループのバトルを確実に戦い抜いての3位表彰台。プレシンジャーに迫るも勝負できる距離までは近づけずにフィニッシュ。中盤でライディングが硬くなったそうですが、後方のトマック接近で再びペースアップに成功出来たとのこと。開幕戦同様にミスなく混戦を追い上げてこれるバーシアの姿はこれまでになかった落ち着きを感じさせるもの。開幕戦でのアンダーソンとのSNS上でのやり取り通り、アンダーソン関わるアパレルを自費購入、着用してコース下見に挑む姿がライブ中継でもフィーチャーされていました。2戦連続の3位表彰台で新ポイントリーダーに浮上しました!

4. Eli Tomac (YAM), +9.919 – ベストラップ記録後もコンスタントなラップタイムを刻むもスタート出遅れが響き、追い上げもここまで。タイムドプラクティス最速ラップ記録、ヒートレース勝利とヤマハ移籍後初勝利が近いと思わせるには十分すぎるパフォーマンスを披露。開幕戦からマシンへの調整も上向きとのこと。

5. Malcom Stewart (HUS), +13.951 – オープニングラップ10番手と追い上げレース。ライディングそのものには満足もスタート失敗の影響が大きすぎたとコメント。ヒートレースではアンダーソンを追い詰めながらもアグレッシブさが裏目に出て転倒するシーンもありました…。スピードには定評あるので、スタートから安定したレース運びをすることが出来れば結果はついてくることでしょう。

6. Dylan Ferrandis (YAM), +14.779 – 持ち味のレース後半でのスピード披露し、スチュワートのすぐ後方まで迫るもここまで。オープニングラップ13番手という課題のスタート出遅れが命取りに。しかし、ビッグネーム揃いの上位陣を確実にポジションアップ出来る勝負強さは次戦以降の活躍を期待させます。

7. Cooper Webb (KTM), +16.649 – 体調不良で迎えた一戦。ディフェンディングチャンピオンとしては厳しいレースとなりました。レース中盤に7番手浮上後は動きはなくそのままフィニッシュ。体調を考慮してのレース運びだったとコメント。

8. Marvin Musquin (KTM), +35.013 – 中盤のバトルに飲み込まれ、開幕戦のような追い上げは出来ずにフィニッシュ。チームメイトのウェブを早めに攻略できなかったことが原因のひとつでしょう。

9. Chase Sexton (HON), +37.714 – 2戦連続ヒートレース勝利で好調をアピールするも混戦バトル内で転倒後退。今季のスピードと好調ぶりは話題を集めていますが、昨年から見られた、リズム崩すと立て直せないウィークポイント克服が今後の成功のカギとなるはずです。

10. Dean Wilson (HUS), +48.582 – 中団に埋もれるレースが続きます…。

11. Joey Savatgy (KTM), +51.534 – レースウィークにヒザのダメージを負いながらの出場。

12. Adam Cianciarulo (KAW), +55.407 – ヒートレースに続き、メインレースでもホールショット獲得するも肩のダメージでハイペースを維持できずに、ジリジリと後退。厳しいレースが続きますが、レース参戦を継続しながら肩の負傷を治していくというプランに変更はなしとコメント。

13. Ken Roczen (HON), +58.137 – 開幕戦覇者、スタート出遅れて混戦の中で単独転倒。タイムドプラクティス時にも転倒を喫した影響か? ペース上がらずに追い上げもままならずこの位置。フープスに苦戦していたと語るようにマシンが左右に暴れる挙動が目に付きました。転倒時に大きなダメージなかったのは幸い。

14. Shane McElrath (KTM), +1:01784
15. Max Anstie (KTM), +1 lap
16. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap
17. Alex Martin (YAM), +1 lap
18. Kyle Chisholm (YAM), +2 laps
19. Justin Starling (GAS), +2 laps
20. Josh Hill (KTM), +2 laps
21. Joan Cros (KAW), +2 laps
22. Justin Bogle (SUZ), +13 laps

 

 

【450SX ポイントランキング 2 of 17】
1. Justin Barcia (GAS), 42 points – 新ポイントリーダー浮上
2. Jason Anderson (KAW), 39(1勝)
3. Cooper Webb (KTM), 39
4. Aaron Plessinger (KTM), 37
5. Ken Roczen (HON), 36(1勝)
6. Eli Tomac (YAM), 36
7. Marvin Musquin (KTM), 34
8. Malcolm Stewart (HUS), 34
9. Chase Sexton (HON), 32
10. Joey Savatgy (KTM), 27
11. Dylan Ferrandis (YAM), 24
12. Dean Wilson (HUS), 24
13. Adam Cianciarulo (KAW), 23
14. Max Anstie (KTM), 17
15. Shane McElrath (KTM), 14
16. Brandon Hartranft (SUZ), 13
17. Justin Brayton (HON), 10
18. Mitchell Oldenburg (HON), 8
19. Alex Martin (YAM), 6
20. Justin Starling (GAS), 6

 

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