モトゴシップ｜アントニオ・カイローリ「222番」永久欠番へ

by SetagayaRacing · Published 2021-09-29 · Updated 2021-09-29

【追加：MXGP ＆ KTM発ビデオ】

国別対抗世界選手権「2021 モトクロス・オブ・ネイションズ」イタリア大会の予選日に行われた記者会見の中で、今季限りで現役引退を表明しているアントニオ・カイローリのゼッケンナンバー「#222」が永久欠番となることがサプライズ発表されました。

発表は、カイローリのMXGP界への素晴らしい功績を称える為のライフタイム・アワード授与の会見の中で行われたものです。

野球やバスケットボール等のチームスポーツ界では、リーグやチーム単位で永久欠番のトピックを目にする機会が度々ありましたが、個人競技のモータースポーツ界では歴史を振り返っても非常にレアなケース。特にモトクロス界トップカテゴリーとしては、国内外問わずに初の出来事でしょう。

現役最多のMXGP9冠王者カイローリは、MX2クラス参戦時代の2007年からゼッケンナンバー「#222」を使用し続け、8度のGPタイトルを獲得。

222番の由来の一つとして、GP参戦初年度2004年のゼッケンが「#222」（22番に任意で2を加えて3桁にしたそう）。そして、キッズ時代の初バイクであるイタルジェットのフレームナンバーが「222」だった偶然の一致的なことがあったそうです。

生涯ゼッケンとしてのキャリアナンバー、永久欠番としても今回の決定に異議を唱える者はいないでしょう。カイローリのラストシーズンは残すところ、8戦。モトクロス界を牽引し続けてきたカイローリの姿を見届けましょう！

【追加】

KTM images/Ray Archer