ギャラリー&コメント|ケン・ロクスン優勝 2023 インディアナポリスSX

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450SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第9戦 インディアナポリス

まだまだ興奮冷めやらぬ、HEPスズキ所属ケン・ロクスンのインディアナポリスSXでの今季初勝利。

歓喜の瞬間の数々とレースアクション、公式コメントをまとめてお届けします。

 

モトゴシップ|ケン・ロクスン「2023 去就問題」スズキ編

シーズンオフに6年間所属したホンダファクトリーとの契約延長交渉が物別れとなり、急遽移籍先を探すこととなったロクスン。

レッドブルとFOXという自身にとっての2大ビッグスポンサーとの契約を優先したい意向とレースで勝てる体制を優先し、様々な選択肢から契約に至ったのは過去にタイトル争いどころか優勝や表彰台争いの経験もないHEPスズキでした。しかも、シリーズ開幕まで約1ヶ月半というタイミング。

オンオフ問わずに現在ではファクトリー活動は行われていないスズキ。それは、2018年からモデルチェンジしていないRM-Z450をレースマシンとして使用することを意味するもので、タイトル候補としてのロクスンの判断にレース業界だけでなく、多くのレースファンも驚きました。

 

 

決勝3レース制トリプルクラウンとして開催された第3戦アナハイム2SXで表彰台登壇を果たすもサスペンションを始め、毎戦のようにマシンの仕様が大きく異るマシンでの参戦となった序盤戦からシリーズ中盤に突入後はレース中継内でもロクスンのマシンにベースセッティングが決まってきているようだと情報が度々紹介されていたタイミングで迎えたシリーズ折返しの一戦、第9戦 インディアナポリスSXで250時代から最大のライバルの一人、ジャスティン・バーシアの猛追を退けての優勝(2016年以来のスズキSX勝利、ライダーはロクスン)。

レース中のスタジアムの大歓声だけでなく、フィニッシュ後のロクスン胸アツな姿や珍しくメーカーやチームも異なるライバルたちが祝福に駆けつける様子等、今回のロクスン勝利は多くの人達の胸を打つ素晴らしいものでした。

セル無しRM-Z450での参戦を自虐ジョーク交じりにキックペダル片手に表彰台登場する頃には、いつもの笑顔のロクスンに戻り、AMAスーパークロス史に語り継がれるであろう、アイコニックな瞬間となりました。

 

 

自身のキャリアでも最大の勝利と語った、ロクスン。以下はリリース内コメント抄訳。

僕らにとってのインディアナポリスSXは、間違いなく最高のものでした。メインレースが終わるころのロマン状況はほとんど “エンデューロ “のような状態になっていることは想定していましたが、メインレースをこれ以上ないほどうまく走り切ることが出来た。完璧なスタートから、フィニッシュラインまでずっとリードしていた。コースはどんどん荒れていき、全体的にタフだった。周回遅れのライダーたちをパスするときは、ギリギリまで接近していたように思います。最後に後続ライダーからのプレッシャーを感じた。残り4周ほどで何が起こるかわからないし、抜かれてしまうかもしれない、そんなことは気にせずに頑張り最終的に優勝することができた。この経験は一生忘れられないだろうし、おそらく私の最も偉大な業績の上位に入るだろう。今夜は間違いなく祝杯をあげ、明日も楽しむつもりだが、仕事は終わらない。でも、僕にとっても、チームにとっても、スズキにとっても歴史的な一夜になった。この喜びを言葉で表現するのは本当に難しい
– ケン・ロクスン

 

450SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第9戦 インディアナポリス

Garth Milan / Red Bull Content


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