モトゴシップ｜アルミナス・ヤシコニス「外傷性脳損傷」ジャンプ転倒負傷
モトゴシップ｜アルミナス・ヤシコニス「契約更新」MXGP ハスクバーナファクトリー
先日シェアしたばかりの上記記事リンク先、アルミナス・ヤシコニス契約更新のニュースですが、2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦 ロンバルディアGPで、そのヤシコニスを悲劇が襲いました。
レース2中盤にジャンプで前転する形でクラッシュし、そのままリタイア。転倒時に頭部を強打したヤシコニスに意識はなく、ヘリコプターで病院へ搬送。
直後から危険な状態であることが非公式ながらモトゴシップとして多くの関係者やメディア、SNS上等で生々しい情報が錯綜していましたが、所属するハスクバーナファクトリーからヤシコニスの容態についてリリースが出ました。
抄訳すると…。外傷性脳損傷という診断が下され、現在は治療に向けて症状を安定させるために人工的な昏睡状態の処置が施されています。現時点ではこれ以上の情報はないとのことで、深刻な状態であることが文面から伝わる内容…。
人工的な昏睡状態に関しては外傷性脳損傷の場合は通常の処置方法のひとつとされており、元F1王者でスキー中の事故を起こしたミハエル・シューマッハにも同様の処置がされています。
確認したコースサイドからの映像では、ジャンプで大きくバランスを崩している様子を観ることは出来ましたが、転倒の瞬間は収録されておらず。次に映し出されたのは地面に横たわるヤシコニスの姿でした。
ヤシコニスの祖国リトアニアのフェデレーション（日本でいうMFJ）によると、ヤシコニスの容態が安定したという情報が発信されています。ここでいう「安定」が医学的に何を示すものかわかりませんが、ポジティブなサインであると信じたいです。
現時点での情報だけでは容態や今後どのような治療が行われるかについては不明ですが、今季MXGP初総合優勝を達成したヤシコニスの一日も早い回復を祈るばかりです。転倒の数周前にはこのレース全体でのベストラップを記録していたヤシコニスのスピードとポテンシャルの高さを再び世界のレースファンに披露してほしいです。
頑張れ、ヤシコニス！
レースビデオ＆リザルト｜2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦 ロンバルディアGP（イタリア）
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Juan Pablo Acevedo
