レースビデオ＆リザルト｜2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦ロンバルディアGP（イタリア）

by SetagayaRacing · 2020-09-28

2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第9戦ロンバルディアGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ＆リザルトをシェア。

新型コロナウィルス感染拡大の影響による3月のシリーズ中断で、8月上旬から約5ヶ月振りにMXGPシリーズが再開。イタリア、ファエンツァでの3連戦に続いて、第9戦〜第11戦もイタリアでの1週間で3連戦「トリプルヘッダー」として開催。会場はサンドコースのマントバ。

上位陣に黄旗無視ペナルティから新勝者誕生という波乱＆ドラマチックな一戦に。エンジョイ！

【MXGP 総合結果】
1. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 1-3.
2. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 4-2.
3. Jorge Prado (ESP, KTM), 2-4.
4. Tim Gajser (SLO, HON), 8-1.
5. Clement Desalle (BEL, KAW), 7-7
6. Romain Febvre (FRA, KAW), 10-5.
7. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 5-11.
8. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 3-15
9. Gautier Paulin (FRA, YAM), 13-6.
10. Jeremy Van Horebeek (BEL, HON), 9-10

まず、レース2での黄旗無視ペナルティについて。フィニッシュ時、2位プラド、3位フェーブル、4位ポーランに2順位降格のペナルティがあたえられたことにより、総合優勝はMXGPクラスキャリア初総合優勝となったシーワーが獲得。レース勝利は経験していましたが、初総合優勝がペナルティの影響あるものだったのは望んでいた形ではなかったものの非常に大きな意味を持つ勝利だとコメント。総合2位は新生GASGASのコールデンホフ。ラトビアでの勝利後の転倒負傷の影響もあり精彩欠くレースが続いていましたが、サンドコースでの実績を考えると納得のリザルト。総合3位にはペナルティが無ければ2度目の総合優勝だったはず…のプラド。タイトなレイアウトで上位陣にタイム差がないとされるマントバ連戦ではプラド得意のスタートは大きな武器となるはず。こぼれ落ちた2度目の総合優勝を獲得するのに時間はかからないはず。

ポイントリーダーとしてホームレースを迎えたカイローリでしたが、転倒で鼻を骨折。レース2でベストラップ叩き出したヤシコニスに深刻な負傷のニュースも…。

【2020 MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 316 points – 首位浮上
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 311
3. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 300 – 16点ビハインド
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 277
5. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 273
6. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 263 – 負傷欠場中
7. Arminas Jasikonis (LTU, HUS), 248
8. Romain Febvre (FRA, KAW), 230
9. Gautier Paulin (FRA, YAM), 224
10. Clement Desalle (BEL, KAW), 222

カイローリのレース2でのスタート失敗、2度の転倒、鼻骨折もあり、ディフェンディングチャンピオンのガイザーがポイントリーダー浮上！総合優勝のシーワーが一気にタイトル争いに絡んできました。

【MX2 総合結果】
1. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 2-4.
2. Jed Beaton (AUS, HUS), 7-1.
3. Ben Watson (GBR, YAM), 6-2.
4. Maxime Renaux (FRA, YAM), 3-5.
5. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 4-6.
6. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-14.
7. Stephen Rubini (FRA, HON), 8-9.
8. Conrad Mewse (GBR, KTM), 18-3.
9. Jago Geerts (BEL, YAM), 11-8.
10. Isak Gifting (SWE, GAS), 9-10.

負傷を抱えたままの苦しい戦いが続いていたオルセンが復調し、今季初総合優勝。一発のスピードに定評あったオーストラリア人ライダーのビートンがレース2で遂に初レース勝利、総合2位でハスクバーナファクトリーの1,2フィニッシュ達成。ビアル、ヘールツの2強が後方に埋もれるチャンスをものにする勝負運。総合3位にはビートンと最後までバトルを繰り広げたワトソンが久々の表彰台へ。

ポイントリーダーのビアルはレース2で接触によりフロントホイールにダメージ抱えながらのレースとなりましたが、タイトル争うヘールツが転倒を繰り返し、両者揃って取りこぼし…。

【2020 MX2 ポイントランキング】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 386 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 356
3. Maxime Renaux (FRA, YAM), 295
4. Jed Beaton (AUS, HUS), 286
5. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 243
6. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 228
7. Ben Watson (GBR, YAM), 228
8. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 198
9. Conrad Mewse (GBR, KTM), 185
10. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 164