ニューモトインプレ|SIDI人気3モデル「ATOJO, CROSSFIRE3, X-3」ファーストタッチ
FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ絶対王者として知られるアントニオ・カイローリが獲得している「9度」のタイトル全ての足下を守り、2年連続MX2クラス王者に輝いたホルヘ・プラドが選んだブーツ、「SIDI(シディ)」。
カイローリ、プラドが開発|SIDI ハイエンド軽量モデル「ATOJO SRS(アトヨ)」ブーツ
先日、上記記事リンク先で話題の軽量新作ブーツ「ATOJO SRS」の最新フィーチャーの数々と国際A級ライダー星野裕選手、増田一将氏による最速インプレをお届けしたばかり。
今回は「SIDI(シディ)」の主要人気モデル3種「ATOJO, CROSSFIRE 3, X-3」ブーツのファーストタッチインプレをお届け。都合上、時間を掛けてのライディングインプレッションは出来なかったのですが、肝心の足入れ感、動作時のフィーリング、ビジュアル等の違いを話題の最新モデルから、定評あるフラッグシップモデル、幅広いユーザー対象のセカンドグレードモデルまで比較してみました。
- ATOJO SRS – MXGP開幕戦でカイローリ着用でお披露目された最新最軽量モデル
- CROSSFIRE 3 – ATJO発売後も並行して発売継続、人気のフラッグシップモデル
- X-3 – エンデューロ仕様もあるセカンドグレードモデルで幅広い人気
「ATOJO SRS」、「CROSSFIRE 3 SRS」のインプレ&特集記事は以下、記事リンク先で詳細ご覧いただけます。
カイローリ、プラドが開発|SIDI ハイエンド軽量モデル「ATOJO SRS(アトヨ)」ブーツ
ニューモトインプレ|SIDIフラッグシップモデル「CROSSFIRE 3 SRS」ソール交換システム
以下画像は左から「CROSSFIRE 3 SRS」、「ATOJO SRS」、「X-3」という並び。左端のフラッグシップモデル「CROSSFIRE 3」は何度もライディングで使用しているので、使用感や多少の汚れはご容赦くださいませ。「CROSSFIRE 3」を基準に「ATOJO SRS」、「X-3」を比較していく形でファーストタッチインプレは進んでいきます。
足首、かかと部へのカッチリとしたプロテクションを履いた瞬間から感じられる「CROSSFIRE 3」。「ATOJO SRS」は最初の足入れ時からソフトで履き心地の良さを実感。ハイカットスニーカーを履くような感覚で足入れ可能なストレスフリー。そして公表値約454gの軽量化ですが、ストラップを留めると実数値以上に驚きの軽さを実感出来ます! とはいえ「SIDI(シディ)」定評ある足首への安心感は変わらず高い次元を維持。「X-3」でも高いプロテクション効果を実感しつつ、どこか昔から定番的に信頼感あるような、しっかりとした接地感を感じられるタイプのオフロードブーツといった印象。「ATOJO SRS」も「X-3」もブーツ内側のフラットさは特筆すべき点。マシンホールド時の大きなアドバンテージとなるはずです。
最近では樹脂パーツがブーツを全体包むようにボリュー感あるオフロードブーツが増えていますが、「SIDI(シディ)」3モデルに共通しているシャープなルックス。特に足首部の可動性の高さ、つま先部の形状はギアチェンジやブレーキング時の繊細の動作が要求されるシーンではアドバンテージにつながることでしょう。継続使用している「CROSSFIRE 3」でも、足首のプロテクションの次につま先部のフィーリングやシャープな形状をライディング時に感じられるほどです。
中央の「ATOJO SRS」特徴でもある、3個に減ったバックルと最上段に採用された幅広ベルクロ部。画像でも確認できるほどの広くなったベルクロ部面積。実際にニーブレース着用してブーツを履くと、最後の最後に重要なフィッティング感の向上に大きく貢献。以前、シェアした「LEATT(リアット)」新作ブーツ「GPX 5.5 FLEXLOCK」でも最上部のベルクロ部に新素材採用されており、これからのオフロードブーツの進化にベルクロ部の進化、新形状は新たな潮流となる可能性高そうです!
実際にマシンにまたがってみるとこの通り(ニーブレース装着)。「ATOJO SRS」のブーツ全体が1cm低くなっている点は、ライディングがなかったので残念ながら感じられませんでしたが、軽量化だけでなく、バランスを崩して足がもっていかれるような場面で低重心が助けになるのは想像に難くありません。
では、どのようにこの3モデルを選べばよいのか? という点。選手権レベルでない、サンデーライダーやエンデューロシーンが主なフィールドというライダーには「X-3」が、最適だと感じました。接地感やマシン挙動をダイレクトに感じられるような構造は、幅広いライダーにオススメ出来ます。
個人的にも現在使用中の「CROSSFIRE 3」は、選手権レベルのスプリントで結果を求めたいライダーに推薦。足首部の安定感とプロテクションの高さは世界最高峰ライダー達のお墨付きレベル。ソール交換可能タイプも存在し、交換可能パーツも多く、メンテナンスを続ければコストパフォーマンスも高いです。
最後に最新モデルの「ATOJO SRS」。「CROSSFIRE 3」同様にフラッグシップモデルとして、選手権レベルの上中級者ライダーをメインターゲットにしつつも、もう少し幅広い層をフォロー出来るブーツという印象持ちました。というのも、高いプロテクション機能を維持しつつ、履きやすさや足入れ感の快適さは「CROSSFIRE 3」以上というバランスの良さ。ソール交換可能タイプで交換可能パーツあり。
「ATOJO SRS」と「CROSSFIRE 3」の棲み分けは現時点で「SIDI(シディ)」では明確にないそうで、2TOPフラッグシップブーツという扱い。強いて言うならば、足に古傷があったり、ふくらはぎが太い、ライディング時以外の履き心地も重要視するライダーの方々には、新作ということもあり「ATOJO SRS」のチョイスは後悔しないでしょう。
「SIDI(シディ)」看板ライダーのカイローリとプラドのMXGP王者。今季開幕の時点では、カイローリは新作「ATOJO SRS」着用、プラドは「CROSSFIRE 3」を継続使用中という状況。両モデルがフラッグシップブーツだという「SIDI(シディ)」の自信が表れたアンサーと捉えて良いでしょう。
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