カイローリ、プラドが開発｜SIDI ハイエンド軽量モデル「ATOJO SRS（アトヨ）」ブーツ

by SetagayaRacing · Published 2020-03-23 · Updated 2020-03-23

FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ絶対王者として知られるアントニオ・カイローリが獲得している「9度」のタイトル全ての足下を守り、2年連続MX2クラス王者に輝いたホルヘ・プラドが選んだブーツ、「SIDI（シディ）」。

欧米ではモトクロス界はもちろんのこと、エンデューロ界でも多くのトップライダーが愛用中。その先鋭的プロテクション機能やソール交換システム等の技術を積極的に採用している点でも人気の老舗イタリアントップブランドです。

「SIDI（シディ）」といえば、世界王者が愛用してきた定評あるフラッグシップモデル「CROSSFIRE 3 SRS」の存在があり、これまでに「商品紹介記事」や「インプレ記事」を過去にもシェアしてきました。今回はそのフラッグシップモデル「CROSSFIRE 3 SRS」と同じ位置付けとなる最上位モデルとして、2020年に満を持して発表されたばかりの「ATOJO SRS」をピックアップ。

昨年暮れから世界各国でのモーターサイクルショーで「SIDI（シディ）」が大々的にお披露目している最新モデル「ATOJO SRS」。「CROSSFIRE 3 SRS」と比較すると約454g軽く、ブーツ全体が1cm低くなっている点が多くの海外メディアで注目されています。その他にも足首の上下部に設けられたヒンジにより、これまで以上のプロテクションを確保しつつ、操作性と形状をよりなめらかなものとすることに成功。ソール交換対応のSRS採用モデル。

ちなみに「ATOJO SRS」の「ATOJO」とは、開発を務めてきた「SIDI（シディ）」契約ライダーのアントニオ・カイローリ、ホルヘ・プラド、アレッサンドロ・ルピーノの名前に由来します。説明不要のGP王者のカイローリとプラド、そしてネイションズのイタリア代表も務めてきたベテランGPライダーのルピーノという豪華メンツ。

A（アレッサンドロ・ルピーノ）- TO（アントニオ・トニー・カイローリ）- JO（ホルヘ・プラド）＝「ATOJO（アトヨ）」

・ATOJO SRS

販売価格(税込)：61,424円

現在発売中は上記4カラー。

こちらは、3月下旬入荷予定・予約受付中の3カラー。いずれも「SIDI（シディ）」らしいシャープなルックスとトレンドを抑えた好配色。

この「ATOJO SRS」を早速使用している国際A級ライダー、星野裕選手からのインプレッションをお届け。

「履いた感想は、まず軽い！重さによる疲労感が全然ないです。そしてブーツ自体の高さが少し低くなっていることもあり非常にコンパクトに感じます。バックルは4つ→3つになっていて脱着が楽になりましたが、フィット感は向上しています。あと、冬場って中までブーツ洗ったらなかなか乾きませんよね？このブーツは布地のところもすぐ乾くので、嫌な臭いもせず、手入れがしやすいのが良いですね！今まで通りソールも4本のボルトで簡単に自分で交換できますし、エンデューロソールもパーツ販売していますので、皆さんの用途に合わせられるのも、お薦めです。デザインもスタイリッシュでかっこいいですし、MXGPライダーが開発に携わったブーツですので間違いなしです！」

元全日本王者、ネイションズ日本代表も務めた増田一将氏によるインプレッションもお届け。

「履いてまず最初に感じたのは、トップモデルの中では軽量なブーツだと感じました。また、3バックルを採用していて脱着も簡単ですが、一番上のストラップ＆バックルが少し斜め上に設計されていて、全体のホールド感が良く均一感もありました。ベルクロ部分の幅が非常に広く、ニーブレース着用やふくらはぎの太い人等の多くの方にフィット。ホールド感向上、好感触でした。これまで使用してきたブーツだと、少しベルクロが足りない事が多かったですが「ATOJO SRS」ではしっかり固定出来ました。操作性に関しても、ブーツ全体的にプラスチックパーツが少なく、動きやすく操作性が良かった印象です。シンプレートから甲にかけて、可動パーツが足首の動きを制御してくれます。曲げすぎたり、伸びきりすぎたりせず不意なシュチュエーションの時に助けてくれるでしょう！ヒンジ部分も非常にスマートで、ブーツ内側には滑り止め加工がありホールド感も良かったです。」

開幕したばかりのFIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズでもカイローリの足下を守るのは「ATOJO SRS」。樹脂パーツを最小限にしたスリムでシャープなルックスは「SIDI（シディ）」ならでは。上記、カイローリ着用画像からも確認出来る通り。