ヤバすぎるスキル|ケン・ロクスン「秒速ポジションアップ」パッシング@ 2020 グレンデールSX

sr141230banner

 

2020 AMAスーパークロス 第4戦 グレンデールで今季2勝目を飾ったポイントリーダーのケン・ロクスン。第2戦セントルイスSXで3年ぶりとなるスーパークロス優勝を果たし、シリーズ序盤戦を大いに盛り上げてくれているライダー。

 

そのロクスンの完全復活を強く印象づけた、メインレース1での持ち味であるスタート直後からの「秒速ポジションアップ」スキルをシェア!

 

 

3年前の大怪我以前も、得意のスタートに加え、多少出遅れたとしても序盤の数周で一気に首位グループにまで迫る追い上げスピードはロクスンのストロングポイントとして、AMAモトクロスタイトル獲得の武器となってきていたのでした。

 

タイトなスタジアム内のコースはパッシングポイントも限られる上に、スタート直後の混戦状態でのロクスンのポジショニングに大注目です。エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

圧巻の「秒速ポジションアップ」スキル!!

 

特にイーライ・トマックをパスし、2番手に浮上したサンドセクションでのパッシングの爽快感。アウトサイドからのパッシングを得意としてきたトマックのお株を奪う衝撃度。

 

 

ホールショットのオズボーンを筆頭に、トマック、マルコム・スチュワート、アダム・シアンサルーロ、5番手ロクスンで2コーナーへ進入。フープス前後でのスチュワートとシアンサルーロへのパッシングはフープスでのスピードもありますが、バトルの中で好ポジションを確保するロクスンのレース巧者ぶりとというか、レーサーとしての天性の嗅覚で成し得たパッシングと見ることも出来ます。迷いの生じやすいスタート直後の混戦時、裏を返せばチャンスでもあるタイミングに瞬時にパッシングを試みれる瞬発力はお見事です。

 

トマックへのパッシングですが、レース後のコメントではオズボーンとトマックがイン側ラインを選択したので、アウト側のバンクを利用したことが結果としてパッシングにつながったと語りました。結果論ではありますが、前走者と同じラインではパッシングは出来ないので、ここでもロクスンの嗅覚が発揮された瞬間でしょう。

 

直後にオズボーンは転倒で順位を下げ、トマックとのバトルにも打ち勝ちこのレース勝利。その後の2レースでも勝利し、3レース制のトリプルクラウン大会450SXクラス初の3レース完全制覇優勝ライダーとしてロクスンの名前がSX史に刻まれました。

 

450SXハイライトビデオ|2020 AMAスーパークロス 第4戦 グレンデール

Octopi Media


You may also like...