ヤバすぎるスキル|ケン・ロクスン「スーパークロス教科書」級完璧パッシング@ 2020 セントルイスSX

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2020 AMAスーパークロス 第2戦 セントルイスで、3年ぶりの復活優勝を飾ったケン・ロクスン。ホンダ移籍初年度の2017年、それまでのキャリアベストといえるような好調時にライダー生命に影響を及ぼす大怪我を腕に負ったのが3年前。本格復活の狼煙を上げるセントルイスSX勝利は感動、胸アツなものとなりました。

 

 

そのロクスン、勝利を大きく引き寄せる要因となった首位浮上シーンをシェア。ダブル・テーブルの都合4個飛び「クワド」を繰り出してのリズムセクション攻略からのブロックパスという一連の流れに注目です。エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

スーパークロスでのパッシングに至る全ての要素が凝縮されているかのような素晴らしい首位浮上シーン。リズムセクション進入時の4個飛びを武器にオズボーンとは異なるリズムで一気に距離を縮め、直後の90度コーナーで迷いゼロのブロックパスを仕掛けます。オズボーンがロクスンの位置に気付いた時は既に手遅れ…。

 

4個飛びクワドからのリズムセクション攻略法は、他のライダーも成功させていましたが、レース通してコンスタントにクリア出来ていたのはロクスンのみ。「ジャンプでのスキル差&迷いナシのブロックパス」というスーパークロスでポジションアップ図る必須スキルが凝縮された首位浮上シーン。

 

 

ロクスン自身、アグレッシブなパッシングだったとしながらも出来るだけ早めにクリアラップを取ることが重要だったと振り返っています。ロクスンの思惑通りに首位浮上後はハイペースで首位の座をキープ。見事、3年ぶりとなるAMAスーパークロス優勝を飾りました。今回のように、スタート直後から積極的にポジションアップを図っていくレースパターンは、2017年の負傷前のロクスン必勝パターン。昨年までは順位を落とすロクスンらしくないレースも多く見られましたが、自身の勝ちパターンでの復活勝利は3年ぶりの勝利と同じように、今後のシリーズを戦い抜く上にも非常に大きな意味があるはずです。

 

ロクスンレベルのライダーが、自信と勝ちパターンを取り戻したとなると、AMAスーパークロスシリーズの楽しみがグッと増すことになりそうです。今季もAMAスーパークロスから目が離せません!

 

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