AMAスーパークロス事件簿|オースティン・フォークナー VS. ジャスティン・クーパー@ 2020 アナハイム1SX
2020 AMAスーパークロス開幕戦アナハイム1、今年も期待を裏切らないドラマ&波乱の開幕戦となりました。その記念すべき? 2020年一発目の「いざこざ」が、コチラ!
ナイトプログラム最初のレース、250SXウエストのヒートレース1でのオースティン・フォークナーとジャスティン・クーパーとの接触シーン。状況を振り返ると、先行するフォークナーにクーパーが、180度コーナーで仕掛けるタイミングで接触…。
新シーズン最初のヒートレースで勝利と幸先良いスタートのクーパーにフィニッシュ後のフォークナーが詰め寄ります。ビデオでもチェックしましょう。エンジョイ!
@ s u p e r c r o s s l i v e
「これは…。」完全にフォークナーの油断でしょう。仕掛けたクーパーもブロックパスではないですし、フォークナーの一段下側のラインを選択しています。接触は確認できますがレース中であれば、この程度なら十分に許容される範囲。
昨年4月のヒザの負傷から、約9ヶ月ぶりの実戦復帰となった開幕戦でのフォークナー。久々のレースということと開幕戦でのプレッシャーが、バトル中での注意を欠いた要因とレース後の怒りの原因だったのかもしれません。厳密にはフォークナーはトップ走行のアレックス・マーティン攻略に手間取っていたところにクーパーが一瞬のスキを見逃さなかったというところでしょう。
メインレースでも両者はトップ争いのバトルを繰り広げます。フォークナーは転倒と再スタート時のペナルティで5位。クーパーはSX初優勝と明暗分ける開幕戦に。レース後の記者会見では両者横並びで上記シーンを振り返る場面もありました。特に険悪な雰囲気にもならずにお互いに苦笑いしながら、3台でのバトルでは起こり得る接触で注意しなければならないという共通した見解のコメント。開幕戦のヒートレースから… というフォークナーの言い分もありました。断言は出来ませんが、フォークナーとしてはクーパーを牽制する意味合いもあったのかも?
AMAスーパークロスフル参戦2年目のクーパー、ヒザ負傷から約2ヶ月でウエスト開幕戦迎えたフォークナー、ディフェンディングチャンピオンのディラン・フェランディスと250SXクラスにおける実力者揃っているウエストシリーズ。シリーズは開幕したばかり、まだまだドラマ&波乱が起こりそうな予感。注目していきましょう!
ロングハイライト・リザルト雑感|2020 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1