ヤバすぎるスキル|トーマス・キエア・オルセン「2人斬り」首位バトル@ 2019 ポルトガルGP

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2019 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第6戦 ポルトガルGP、MX2クラスのトーマス・キエア・オルセン(ハスクバーナ)のスピードが炸裂! 総合優勝はディフェンディングチャンピオンのホルヘ・プラド(KTM)に譲ったものの打倒プラド最右翼は改めてオルセンであると証明した一戦でもありました。

 

 

そのオルセンの予選レース時、レース序盤から首位バトル繰り広げるプラドとヘンリー・ヤコビ(カワサキ)の背後から、レース中盤に一気に勝負を仕掛けます。一度にプラド&ヤコビを仕留めるスピードと迷いゼロのキレ感をお見逃しなく。エンジョイ!

 

 

オルセンのスケール感デカいライディング!!

 

虎視眈々と背後から首位バトルへの仕掛けを狙い続けたオルセンが、プラドの一瞬のスキを見逃さずに迷いゼロの飛び込み。そのままのコーナースピードでヤコビまでも一気に攻略。リプレイ映像では、ここぞというタイミングで臨機応変かつ、大胆なライン取りを別角度でチェック可能。

 

オルセンは、この直後にこのレースのベストラップを記録し、ヤコビとプラドを引き離し予選レースを勝利しました。

 

 

バチバチなバトル後方からパッシングを仕掛けるのは、前走者のライン取りも不規則で非常にリスキーで躊躇しがち。そこを上記ビデオのような思い切ったパッシングを仕掛けられたのは、スピードに絶対的な自信があった裏付けからでしょう。

 

 

とはいえ、決勝日では課題のスタートでまたしても出遅れ… 若き王者プラドが完全優勝を果たし、オルセンはポイントリーダーの座をプラドに譲ることになりました。

 

プラド勝ちパターンの「スタート逃げ切り」スタイルを崩すには、悪くてもスタート5番手以内につけていないと好調時オルセンのスピードをもってしても難しい状況。ジョナスがMXGPクラスへ、コビントンがAMAへと活躍の場を移した今季のMX2クラスを盛り上げるには、オルセンの活躍がカギとなっています。

 

大柄なオルセンのスピードに乗った豪快なライディングは魅力的。プラドとの直接対決バトルに期待しましょう!

 

レースビデオ&リザルト|2019 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第6戦 ポルトガルGP
Juan Pablo Acevedo


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