モトゴシップ|2018 MXGP王者ジェフリー・ハーリングス「AMAモトクロス参戦待望論」決着

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2018 FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ最高峰MXGPクラス王者ジェフリー・ハーリングス(KTM)。シーズンオフの負傷により、今季開幕から欠場が続いているディフェンディングチャンピオン。

 

モトゴシップ|ジェフリー・ハーリングス「欠場確定」MXGP開幕戦 & AMAモトクロス参戦の噂

そこで浮上していたのが上記モトゴシップ。まだご覧になっていない方は、負傷詳細情報と併せてチェックしていただきたいのですが、ハーリングス自身発ともいえるゴシップということだけに世界のレースファンから非常に関心高かったトピックなのです。

 

 

上記モトゴシップに紐付いた復帰時期に関して、KTMから正式にリリースが出ています。抄訳すると…

 

術後、リハビリ開始後のハーリングスがオーストリアのKTMの本社を訪れ、復帰に関する話し合いが持たれました。4月後半からライディング再開の見通しで、期待されたAMA参戦は「ナシ」… 改めて正式にMXGPシリーズへの復帰が発表となりました。

 

「復帰戦」については、先日のオランダGPを訪れたハーリングス自らの口から「勝利が狙える状態になったら…」と万全の状態での復帰をコメントし、具体的なラウンドやスケジュールは明らかにされませんでした。

 

 

タイトル防衛絶望的なMXGPシリーズよりも、5月中旬開幕のAMAモトクロスシリーズへの参戦の方がハーリングス自身のモチベーションも保てるであろうし、GP王者のAMAフル参戦という世界のレースファン待望の対決構図が期待されましたが、個人的には非常に残念な結果に。

 

今回のリリース内容発表に至る決断の背景には、MXGPシリーズ参戦の契約をKTMとハーリングスは結んでおり、予算やスポンサー、チーム体制等の兼ね合いから、さすがのハーリングスでも契約内容を変更してまでのAMA参戦は認められないということ。

 

 

チーム監督やレース部門トップのコメントまとめてみると、MXGPではKTMと契約していたポール・ジョナスを今季MXGPステップアップ時に傘下ハスクバーナファクトリーに移籍させており、レッドブルKTMからMXGPクラス参戦はカイローリのみという状態。絶対王者として君臨してきたカイローリとはいえ、ベテランの域を迎えているカイローリ単独参戦は負傷欠場やタイトル争いの観点からもMXGPを手薄にする状況は避けたいのは納得ですし、AMAレッドブルKTMチームのムスキャンとウェブという両者ともにタイトル狙える好布陣が既にあるという複合的な理由を考えればKTMのビジネス的観点による判断を納得せざるを得ないでしょう。

 

ハーリングス個人としては、AMAモトクロス参戦という意向が選択肢のひとつとしてあったのは嘘ではないでしょうが、MXGPシリーズ通算勝利数記録更新を目標に掲げているということも理由と考えられます。

 

レースファンとしては、それでも再び「ワンチャン」AMAスポット参戦の可能性あるのでは? と期待したいところではありますが、今季のMXGPとAMAモトクロスのレーススケジュールを考えると難しそうです。

 

タイトル獲得した昨シーズンはカイローリやティム・ガイザー(ホンダ)等を寄せ付けない圧倒的なスピードと勝率を誇ったハーリングス。MXGP復帰後の「爆速」ライディングと勝星量産に期待しましょう!

 

モトゴシップ|ジェフリー・ハーリングス「欠場確定」MXGP開幕戦 & AMAモトクロス参戦の噂


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