モトゴシップ|チームメイト同士「ウェブ VS. ムスキャン」アグレッシブバトル@ 2019 ヒューストンSX

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2019 AMAスーパークロス 第13戦 ヒューストン、昨シーズンから採用の決勝3レース制の総合順位で争われる「トリプルクラウン」大会として開催された一戦。決勝3レース制ということで、その分、1レースの時間が短くスタート直後から熾烈なポジション争いが行われることもトリプルクラウン大会の魅力のひとつ。

 

 

ヒューストンSXでのレース1、ランキング首位クーパー・ウェブとランキング2位マービン・ムスキャンのレッドブルKTMチームメイト同士の2人が、一線を越える接触を伴う熾烈なバトルを展開し、ウェブがムスキャンをコース外へ押し出す驚きの事態へ…

 

その決定的瞬間を以下にシェア。エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

「コレは…」

 

明らかに意図的にムスキャン相手に「牙をむく」ウェブ。アグレッシブなバトルスタイルが身上のウェブではありますが、レッドブルKTMチームメイトにして、トレーニングパートナーでもあるムスキャン相手にこの行動は事件の匂いしかしません! レース後のKTMパドックでの当事者&関係者の緊張感は想像に難くありません。

 

上記接触シーンは5周目の出来事ですが、ことの発端はオープニングラップのポジション争いの流れの中でムスキャンが仕掛けたウェブへのパッシングが原因。上記決定的瞬間までに何度もウェブは執拗にムスキャンへアグレッシブな仕掛けを繰り返していました…

 

 

ウェブのアグレッシブなレーススタイルは、250時代からのストロングポイント。450ステップアップ後は影を潜めていた印象ですが、今季の「覚醒」と同時にアグレッシブさも復活。250時代には、ムスキャンやサバッチー等との因縁の歴史も… 重要なのは、数々の因縁バトルでウェブは「負けなし」という事実。怒りをパワーに変換し、結果につなげること出来るのはウェブのレーサーとしての資質でしょう。

 

 

ウェブからムスキャンへ謝罪の言葉はあったようですが、レース後の記者会見では両者共に大人の対応。ムスキャンからすると受け入れ難いウェブからの仕掛けですが、重要なのはシリーズ終盤戦を迎えるタイミングでポイントリードを拡げられてしまったという点。ヒザの怪我も回復し、本来のスピードも復活しながらも、前戦でのペナルティもありポイントリーダーのウェブとのポイントさを詰めることが出来ない歯がゆい状況に加えて、今回の遺恨起こる「接触コースアウト」…

 

シリーズ終盤戦でのタイトル争いだけでなく、トレーニングパートナー同士としてのウィークデイの両者の関係も気になるところ。シリーズ残り4戦で「17点差」のチームメイト同士によるタイトル争い(トマックとロクスンは事実上脱落)、ドラマの予感しかしません。開幕戦から期待を裏切らないレースが続く今季AMAスーパークロス。終盤戦のクライマックスに向けて、お見逃しなく!

 

450SXハイライトビデオ|2019 AMAスーパークロス 第13戦 ヒューストン
450SX決勝フルビデオ&リザルト|2019 AMAスーパークロス 第13戦 ヒューストン
Simon Cudby


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