ヤバすぎるスキル|迷いゼロ「ハイスピード」超絶巧妙パッシング by トーマス・オルセン
2018 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第3戦 バレンシアGP(スペイン)MX2クラスで展開された、このクラス大注目の若手世代を代表する2人のバトルをシェア。
デンマーク人のトーマス・オルセン(ハスクバーナ)とオーストラリア人のハンター・ローレンス(ホンダ)によるハイスピードバトル!
レッドブルKTMのホルヘ・プラドに代表される若手世代の両者。キッズ時代から注目され、MXGP併催のヨーロッパ選手権を同時期に戦い抜きMXGPデビューも果たしてきた勝手知ったるライバル関係ともいえる間柄。
オルセンがローレンスに仕掛ける、クレバーでハイスピードなパッシングの美しさ… 必見です。エンジョイ!
文句なし、完璧です! モトクロスの教科書に載るレベルのお手本通りのパッシング術。
ピットエリア前のストレートからスピードに乗せて思い切ったアウトラインを選択したオルセン。前を走るローレンスはセオリー通りのイン側を抑えるライン取りから加速。
オルセンはアウトバンクからの加速を生かしてストレートでスピードに乗ると、ローレンスとラインをクロスさせ、マシンをイン側にねじ込みパッシング成功。
クリッピングポイントを過ぎて加速状態のローレンスのイン側に飛び込む「キレ感」。ストレートでのマシン数台分の差も考慮すると驚き!
我々の想像をはるかに越えてくる「迷いゼロ」の飛び込みからのパッシング。ハイスピードセクションですので絶対の自信がなければ危険かつ、不可能なはず。客観的に状況分析すればするほどオルセンのパッシングのクレバーさ、素晴らしさが浮きぼりとなってきます。
レースビデオ&リザルト|2018 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第3戦 バレンシアGP(スペイン)
Juan Pablo Acevedo