AMAスーパークロス事件簿｜イーライ・トマック転倒リタイアの真相
2018 AMAスーパークロス開幕戦ということで、世界のレースファンの高い関心を集めた一戦で発生した「大事件」。会場のアナハイム・スタジアムの満員の大観衆だけでなく、おそらくライブ中継観ていた人も含めて思わず声が出たはずのイーライ・トマック（カワサキ）トップ快走中のクラッシュシーンからのリタイア。
珍しい？ ホールショットからのベストラップを記録し、2番手ジャスティン・バーシア（ヤマハ）に約5秒のリードを築き上げ、レース序盤にして早くもトマックの開幕戦優勝… と思いかけた矢先のハプニング。
そして話題は転倒後のモトパン破損？ リタイアの真相へと…
@ s p e e d
ただ一人、52秒台連発しベストラップ記録。順調そうに見えた8周目、1コーナー直後のなんでもないリズムセクションへの加速時に後輪をスライドさせたことが原因でジャンプでバランスを崩し転倒。
そして、転倒時にモトパンのバックルが破損？外れ？、ファスナーも下がった状態に。再スタート後にマシンを止めてバックルを止めようとしますが、うまくいかず…
再びマシンを数周走らせますがペースダウンの後、リタイア。
ネット上では、モトパンがずり落ちながらの走行からリタイアしたトマックに対して、上記画像のようなブラックジョークも飛び出す始末。
アメリカ人、お尻出したり、パンツずり落ちネタ大好き文化あったりするので、皮肉にもトマックは格好の餌食に。泣きっ面に蜂とは、このことでしょう…
そのリタイアの真相ですが、ライブ中継時の速報やレース後のチーム関係者からのコメントによると、転倒時に肩を負傷したことがリタイアの直接の原因とのこと。改めて映像観ると激しく左肩を打ちつけられている様子が確認できます。打撲とのことですが、怪我の状態等の詳細は後日、発表されるそうです。仮にですが、第2戦欠場や肩の負傷を抱えながらの参戦となると早くもタイトル争いから脱落ということにもなりかねない大事件。
250ccのガイコホンダ時代から重要な局面での精神的弱さが指摘され続けてきたトマック。開幕戦で優勝したタイトル争うライバルのマービン・ムスキャン（KTM）から25点のビハインドを負うというシーズンイン。
昨年、最多の9勝を挙げながらも自らのミスでタイトルを逃し、精神的弱さを90年代のデーモン・ブラッドショーと比較されてきたトマックではりますが、第2戦への出場と残り16戦でのトマックの巻返しに期待しましょう！
450SX決勝フルビデオ｜2018 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
250SXウエスト決勝フルビデオ｜2018 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
速報450SXハイライトビデオ｜2018 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
速報250SXハイライトビデオ｜2018 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
プラクティスビデオ＆予選タイム速報｜2018 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
