モトいい話|レース中に転倒マシン下敷きライダーを助けたプライベーター
【2017年11月15日の記事を再編集】
2012年のAMAモトクロス 第9戦 サウスウィック 250MXクラスの決勝レース中の「モトいい話」的瞬間一部始終をシェア。
モト1のスタート直後、マルチクラッシュの中に当時ガイコホンダ所属のウィル・ハーンが転倒したマシンの下敷きとなり身動き取れない状況に… ビデオをよく見るとわずかに動かせる手を振りながら助けを求めるジェスチャーを見せています。
そこで助けを求められたライダーが取った行動とは? エンジョイ!
ジーン… 胸アツ!
一度起こした自分のマシンを放り出し、ハーンの救出へ。ハーンとマシンからは白煙が上がり、高温のエキパイによって危険な状況であったことが映像から確認出来ます。
スタート直後の転倒、精神的にも興奮状態にあり、一刻も早くレースに復帰したい精神状態であることは容易に想像出来る状況での勇気ある行動。これはなかなか出来ることではありません。究極のスポーツマンシップの形のひとつでしょう。
ハーンを助けたライダーは、プライベーターのマイク・マクデイド。このタイムロスもあり、最後尾40番手から追い上げ、25位でフィニッシュ。ハーンは、39位から追い上げるもポイント獲得まであと一人の21位でレースを終えました。
結果は残念も、両者に大きな怪我なくレースが終えられた幸運とマクデイドのスポーツマンシップを改めて称えたい瞬間でした。
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