モトいい話:転倒マシン下敷きライダー助けたイーライ・トマック!

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先日、シェアした「モトいい話:レース中負傷のネルソンを助けたプライベートライダー」の記事。大変大きな反響がありました。

 

そしてAMAモトクロスRd.11 バッズクリーク 450MXクラス モト1のオープニングラップでも同じようなシーンが中継内で発生。今度はイーライ・トマック(カワサキ)が転倒者を救助します。

 

エンジョイ!

 

 

スタート出遅れたトマック、混戦の中で転倒… そこに後続ライダー、ロニー・スチュワート(スズキ)がトマックを避けきれずに同じく転倒。その際にスチュワートの身体の上にマシンが倒れこみ、身動き取れない状況へ。

 

ランキング2位、優勝候補でもあるトマック。一刻も早く再スタートしたい、しなければならない状況ではありましたが、スチュワート救助を優先!

 

わずかながらタイトル獲得の可能性も残り、ファクトリーライダーとして勝利を最優先しなければいけない立場のトマック。とても勇気ある、素晴らしい行動だと思います。

 

レース中継フルビデオで当該シーンを改めて確認すると、実際にはスチュワートがトマックに助けを求めたシーンも確認できるのですが… レース復帰への、はやる気持ちを抑えながらスチュワートの安全が確認できるまでマシンを移動させ続けたトマックの姿は立派!

 

モトクロス、オフロードバイクは素晴らしいスポーツであるとともに危険な一面もあり、本来であれば、レースオフィシャルや救護担当に転倒者や負傷者の対応をまかせるもので、レース中にライダー同士で救助を最優先させるような状況を推奨することは「別問題」だと思います。しかし、普段の練習走行時に起こる転倒等のアクシデントに対して、負傷者救助や後続へ危険を知らせる等の安全確保の行動を取って行きたいと改めて認識する良い機会になったのは間違いないでしょう。スポーツマンシップ!

 

 

 


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