えかきやたま「たまMoto」2016 全日本モトクロス選手権 第8戦 関東大会 予選レポート

sr141230banner

 

えかきやたまさんによる、全日本モトクロス選手権 予選日の注目・活躍したライダー達のレース会場からのコメントをお届けする「たまMoto」。今回も、たまさんだからこそ引き出せるリアルなコメント&情報満載です。エンジョイ!

 

 

 

 

 

 

 

sr161001ekakiya5

#03 大木 汰一選手(グリーンクラブ ライムグリーンRT)自己アピールできるポーズをお願いしたらはずしてあったサイドゼッケンを手ににっこり!大木くんなかなかお茶目です。

 

■ IA2 予選A組 3位 ゼッケン03 大木汰一

たま:スタート出てましたね?

大木:ホールショットだったんです。でも1周もしないうちにフープスで能塚選手にあっさり抜かれてしまいました。そこからそんなに離されずいいペースで走れたんですけど、最後のほうでガチガチになって疲れてきちゃって…。そしたらラストラップ、フィニッシュの手前のコーナーで滑ってしまって鳥谷部選手に抜かれちゃいました。でも、あの速い人(能塚)の後ろを走れて楽しかったです。ネイションズを走った人の後ろを走ってるなんて考えられなかったですから。勉強になりましたね。最初、スタート出た時は頭真っ白になりました。僕、スタートそんなに得意じゃないんですよ。最近はランキングも悪かったんでグリッドも選べなくて。いいところはもうすでに埋まってたので「選ぶ場所ないなあ」と思って外側を選んだんですけど、そしたらスタート出てしまって…。外だったんで、だいたいインの人達が出てきて押し出されちゃうだろうなと思っていたんですけどなぜか誰も来なくて。一番前になったときは「俺、一番前走っていいのかな?」って思いました。能塚選手に抜かれて2番手になってからは逆に落ち着いて走れて、いいラインも教えてもらえると思ったんでそれはそれでよかったです。やっぱり能塚選手は速さがハンパじゃなかったですね。

たま:大木選手と言えばジャンプが派手なので有名ですが?

大木:派手ですかね?でも、かっこよく跳びたいんで。練習走行って言ったら捻る事しか考えてないです。でっかいジャンプがあるところはがんがん捻って目立ってみんなに覚えてもらいたいです。

たま:では、明日会場にこられる観客のみなさんに何かメッセージをお願いします。

大木:オフビは地元なんでけっこうよく走っていてかなり得意です。今日の予選も最終的には3位だったんですけど、ずっと2番を走ってけっこうイイ感じでしたので明日の決勝もスタートから決めて目立って走るんでぜひ、ゼッケン03番を応援して下さい。

 

 

sr161001ekakiya4

#04 鳥谷部 晃太(TEAM エム FACTORY)

 

■ IA2 予選A組 2位 ゼッケン04 鳥谷部晃太

たま:大木君とずっとバトってましたよね?

鳥谷部:そうですね、スタート出てからずっと太一と一緒に走ってましたね。抜きたいなーと思ってたんですけどぜんぜん仕掛ける場所がなくて。最終コーナーで何回か仕掛けたんですけどだめで、最後の最後にあっちがミスして抜けました。3番手走ったのはA級入って初めてですね。流れに乗るとそれなりに走ることが出来たのでよかったです。スタートはそんなによくなかったんですけど、1コーナーの処理で上手く抜ける事が出来て。明日もスタートから今日の様に出てルーキーらしくガツガツ攻めていきたいなと思っています。

たま:明日おいでになる観客の皆さんへメッセージを

鳥谷部:青森県出身の鳥谷部晃太です。今年一番良かった成績は神戸大会のヒート1の7位で、A級上がって前半は苦労したんですけど後半は少しずつ慣れてきました。菅生も入れてあと2戦、4ヒート気合いを入れてがんばりたいと思いますので応援よろしくお願いします。

 

sr161001ekakiya7

大木くんはサイドゼッケンを手に写真撮ったよと言ったら、おもむろにお父さんに「フロントゼッケンはずして!」と鳥谷部くん。対抗意識?笑

 

 

sr161001ekakiya10

田中雅己選手(TEAM ナカキホンダ)「オフビは得意になりましたね。埼玉に1年住んでたのが活かされてますね。笑」HRC時代に埼玉に移り住んだ経験は無駄じゃなかった?笑

 

■ IA2 予選B組 2位 田中雅己

たま:スタートはそんなに…

田中:遅れましたね。なぜか出だしがみんなより2テンポくらい遅れましたね。1周めが8番、2周目が5番くらい。

たま:竹中君と2人で抜いたり抜かれたりしながら上がってった感じでしたが。

田中:ああ、そうですね。気づいたら竹中君の前にいて「あれ?こんなとこおる」と思って走ってました。けっこう混戦やったんで、その集団だけは抜いちゃおうという感じで。それに久しぶりに走るんで、コース攻略も兼ねながら走りました。中盤、前に出てからは色々出来たのでよかったですね。前(渡辺選手)はかなり離れてたんで自分のペースで走りました。

たま:それで丁寧な走りだったんですね。

田中:そうですね。

たま:馬場亮太君がフィニッシュジャンプの所で雅己君と竹中君に両脇からズバッと抜かれて… ちょっと可哀想でした。

田中:ああ!そうでしたね。けっこう混戦でしたからね。

たま:観てて面白かったですけどね。

田中:走ってても面白かったですよ。

たま:怪我はどうです?

田中:大丈夫でしょう!走る限りは怪我を言い訳にはしません!

たま:幸い今日は雨降らなかったですしね。

田中:僕は雨を期待してたんですけどね(笑)いぶし銀の走りでも見せようかと思ったんですけど(にやり)。今年はなかなか雨が降らないですね。

たま:いぶし銀じゃなくてもいいんで前走ってください。

田中:はっはっは(笑)…はい。ラスト2戦しかないので。今日走った感じでは調子は悪くないので明日に向けてバチっと合わせてトップ争いできるように頑張りたいと思います。

 

sr161001ekakiya2

IA2予選B組2位の田中選手。ヒップには113.com。意味は?と尋ねたら「IT業界に進出しようかと思いまして。いけない田中でITです。笑」と相変わらず面白い。明日はイケてる田中でお願いしますね。笑

 

 

sr161001ekakiya8

渡辺祐介選手(YAMALUBE RACING TEAM)IA2予選B組1位の渡辺選手。明日は32番の応援よろしくお願いします!とヘルメットを指してアピール(*^^*)

 

■ IA2 予選B組 1位 渡辺祐介

たま:余裕で1位でしたね。

渡辺:はい。めずらしくスタート良かったんで。

たま:気持ち良さそうに走ってましたね。

渡辺:そうですね。

たま:後半は流して走ってました?

渡辺:そんなことないですよ。いろいろライン探ったりはしてましたけど。

たま:事前(練習)は?

渡辺:事前は雨で。マディでした。その後、残って乗り込んでいろんな人にアドバイスもらったりしたのでけっこう乗り込めたかなと。それが活きた感じですね。スタート出られれば勝負出来るなと思いました。

たま:スタートすぱーんと出て、あれよあれよという間にトップ独走でしたね。明日もスタート決めてぜひ。最近スタート出てますよね?

渡辺:ダグ(デュバック)さんにしごかれたんで…(笑)

たま:そうだったんですか!!ダグさんに教えてもらって…

渡辺:そうですね。特訓です。

たま:特訓の成果が出ているということなんですね!

渡辺:そうです(ニコニコ)

 

 

sr161001ekakiya3

平田優選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)IA1予選1位の平田選手。復帰後いきなりのトップはさすがです。(*^^*)

 

■ IA1 予選1位 平田優

たま:予選ばっちり速かった平田さんです(笑)

平田:復帰して久しぶりに走って嬉しかったので(笑)

たま:気持ちよく走れましたか?

平田:いや、やっぱり3ヶ月ぶり、久しぶりのレースなので固くなりましたね。スタート出て「ああもうこのままいけるだろう」とは思ってたけど、やっぱり最後の方は固くなったなと。

たま:でもなんとなく明日の感触は掴めたカンジ?

平田:そうですね、少し楽にはなりましたね。朝からいろいろな感情を走りにぶつけて走っていました(笑)なんかね、これからはそっち側で… 最後の最後まで全開で走ってやるか、と思って。

たま:自分が気持ち良くっていうことですかね?

平田:そうですね。ほんっとの僕でいようと思います。

たま:自然体で走ろうと?

平田:そうですね、でも決勝は明日なんで。今日は予選でグリッド決めだけなんで。今日は今日、これでおしまいだし。明日は明日でしっかりスタート決めて。一番高い所に上がれるように。

たま:その都度その都度リセットする様な考え方ですか?

平田:そうですね。

たま:それは何かで学んだんですか?

平田:本読んだら書いてあったんですよ。「輪廻転生」って。1日寝たらもう違う人格なんだって。だから良かったとしても次の日は別の人間だし、悪かったとしても次の日は別の人間だから1日を振り返る必要は無いっていう。それを読んで「そっか!じゃあ考えずに寝ようかな」って。

たま:それは優君的に自分にあってたんだ?

平田:はい。やっぱり前の事を引きずるとどうしても「昨日良かったから」っていう思いがあったり「昨日悪かったから今日もダメかな」って思いがあるんです。そういうのがリセットできて「今日は今日、明日は明日」って思えるようになったのでよかったですね。

たま:いい本に出会えましたね。

平田:暇だったんですよ。本読むくらい(笑)

たま:あぁぁ(笑)

平田:会社の人に迷惑をかけたんでしっかり自分の仕事をやります。今回迷惑をかけた人が確実に社内にいるのでそういう人達に喜んでもらえるようにがんばります。

たま:明日はてっぺんでお返しを。

平田:そうですね、そのつもりです。

 

 

sr161001ekakiya11

熱田孝高選手(Team SUZUKI)IA1予選2位熱田選手。食べているのは竹中選手のご家族からの差し入れ、美味しいメロンパン。笑

 

■ IA1 予選2位 熱田孝高

たま:成田君とバトって2位!

熱田:そうですね。(成田)亮を離してちょっと(平田)優と詰まりかけたところでクラッシュしちゃって。

たま:ええ?そうだったんですね!どこで?

熱田:2コーナーです。ちゃんと見ててくださいよ。もうね、プレスの人とかね内容見てないんだよね、なにげに(笑)そのクラッシュから亮との間が詰まってそこからバトル開始で。まあ、久々に亮とバトれて抜きつ抜かれつで面白かったです。それで明日また、バトれて俺が勝つ!みたいな感じだといいよね。

たま:最終ラップ、フィニッシュジャンプの直前くらい、成田君の前でフィニッシュってなった瞬間に「ヒャー」だか「ヒョー」だかって声が聞こえたんですけど?

熱田:言ってた??わかんない!!

たま:自覚ないんだ?!

横で聞いていた中山裕:いつも言ってるから(笑)

熱田:ま、それは気合いですよ。僕の気合いが出たと言う事で(笑)今日はね、見てる方は面白かったと思うけど余計なクラッシュしちゃったんでね。明日はそういうイージーミスがないようにします。

たま:じゃあ、明日は表彰台の真ん中で。

熱田:もちろん!オフコース!!とります!!

 

 

sr161001ekakiya9

竹中純矢選手(Team SUZUKI)

 

■ IA2 予選B組 3位 竹中純矢

たま:スタートがあんまり良くなかったですね。

竹中:ほぼビリ!後ろから3番目くらい。スタート完全にミスりました。

たま:でも1周回る間にかなり挽回しましたよね?

竹中:死ぬほど気合いでぶち抜いて1周めは6位でした。

たま:2周目くらいから113番と2人で前の人を抜き倒して…(笑)

竹中:(チームで撮ってもらった)動画で見たら2人して出遅れてました1コーナー。「あれ?隣にいるの雅己さん?!!」みたいな。

たま:馬場亮太君ががんばって3位走ってたところを竹中君と雅己君が両脇から抜いて「ああ!!」って思いながら見てました。

竹中:ああ、ありましたねー!しょうがないっす。祐介がどんどん逃げちゃうんで。

たま:速かったもんね。

竹中:速かったですねー。B組のほうがA組よりタイム速かったんですよね。1秒くらい。

たま:じゃ、明日は?

竹中:明日はまずスタート決めて…。大丈夫です、名阪は22番グリッドでしたけど今回は6番なんで、大丈夫です!!!

たま:(笑)気持ち的にかなり楽?

竹中:ですね(笑)明日は頑張ります!

 

 

sr161001ekakiya1

能塚智寛選手(Team HRC)

 

■ IA2 予選A組 1位 能塚智寛

たま:気持ちよく1位でしたが。

能塚:気持ちよくないですよ。

たま:気持ち良くなかったの?!なんで?

能塚:だってー…ペースが遅かったから。

たま:つまんなかったんですか?

能塚:なんか固くなっちゃって…

たま:海外のスピードに眼が慣れて日本に帰ってきてペースが狂ったとかそういう感じですか?

能塚:いや、そんなにすぐ慣れるほうじゃないし、むこう(ネイションズ)でも慣れなかったしこっち(日本)でも慣れてないかもしれない。どこでも慣れてないかも(笑)

たま:でもまあ予選1位で。

能塚:スタート出られたのがよかったかもしれないですね。コースが変わってスピードがだいぶ落ちましたよね。スピード感がぜんぜんないので乗っててもちまちましてるし、しかもフラットだからよく見えないですよね、ここ。

たま:ネイションズから帰ってきたのはいつですか?

能塚:火曜です。

たま:時差ぼけは?

能塚:まだぜんぜんありますね。夜中に起きちゃうだけですけど。昼間に眠くなるわけじゃないんですよ。

たま:ネイションズは…ちょっといろいろありましたけど… その話は置いておいて、楽しかったのは楽しかったですか?

能塚:楽しかったですよ。外人速いなーと思いながら。

たま:こないだスイス走って帰ってきた時に「速い人が一杯いて楽しかった」っておっしゃってましたが

能塚:そうですね。ま、スイスの時に負けたヤツに今回勝ったからま、いいかなと思いました(笑)

たま:個人的な嬉しさですね(笑)

能塚:スイスの時にね、そいつの前にいたらポイントとれてたんですよね。そいつに勝ったのはよかったかな。でもね、そいつの方が歳が1個か2個下なんですよ。

たま:では明日への意気込みを。

能塚:スタート決めて、逃げます。みんな速い…っていうか(渡辺)祐介君が速いから、祐介君には追い上げパターンを願いつつ、僕は逃げ切りたいかなーって。

 

ネイションズについてインタビューされてました。

ネイションズについてインタビューされてました。

 

 

 


You may also like...