【スーパークロス事件簿】周遅れJ・スチュワートにM・ムスキャン激おこ!
先日のAMAスーパークロスRd.8 アトランタ、450SXメインレースでの一件!
僅差のトップ争いでラストラップを迎えた Red Bull KTM チームメイト同士のマービン・ムスキャンとライアン・ダンジーの二人。目の前には、まさかのジェームズ・スチュワートが…
ムスキャンのリズムセクションでのミスで、首位をダンジーに明け渡し、そのままダンジーが優勝。
ムスキャンは、スチュワートがブルーフラッグが出されているにも関わらず素早くラインを譲らずに走行を続けた行動をミスを誘発させたものとして、スチュワートの影響によるものとするコメントを多くのメディアでしています。
その理由にまず、ブルーフラッグが振られていた事実と、フィニッシュジャンプでの滞空時間中にエンジンをレブらせて自分の存在をスチュワートに知らせた。と語っています。
トップ争いでのラストラップに加えて、難易度高かったリズムセクション直前コーナーでの周遅れスチュワートの出現… ムスキャンとしては最悪のタイミングと場所でスチュワートと出会ってしまった結果に。
あやうく一大事になりかけた大きなミスでしたが、ムスキャンのスチュワートに対する気持ちも理解しつつも、個人的にはムスキャンの自滅だったなという印象を持ちました。
MXGP、AMAでもレースキャリア豊富なムスキャンであればこの場合、無理せずにリズムセクションをトリプルではなくダブルに変更するという選択肢もあったはず。その判断ミスを犯してしまった背景には、450SX初優勝目前のプレッシャーや後方に迫るディフェンディングチャンピオンのダンジーからの強烈なプレッシャーもあったのでしょう。
AMAでのレギュレーションでは、ブルーフラッグ振られたライダーのライン変更に関する絶対的なルールや義務はないそうで、状況やコンディションに応じてそのままラインを走行を続けること、もしくはベストラインを外れること。ただし急なライン変更はしないこと。という定めがあり、様々なケースを想定した広義なレギュレーションに。
今回のケースに当てはめると影響がゼロではありませんが、スチュワートに特別大きな問題があったわけではないことが見て取れると思います。
最後に、スチュワートが周回遅れの事実… ショックです…(T_T)
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