【ありがとう!日本代表!】「2015 モトクロス オブ ネイションズ」フランス エルネー

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フランス、エルネーで開催された「2015 モトクロス オブ ネイションズ」。日本代表チームは、4年振りの決勝進出を果たし、総合順位は 20位 で今大会を終えました。

 

決勝3レースフルビデオ、個人・総合リザルトまとめはコチラから。

 

選考当初のメンバー、小方誠選手の負傷により急遽、代役としてMXGPライダー山本鯨選手が日本代表チームに加入。各クラスごとに行われる予選レースではあと一歩の所で予選落ち。1位チームのみが決勝進出権を得れる「B決勝」で見事、総合1位。決勝決勝!

 

B決勝で山本鯨選手(MXGPクラス)が負傷、残念ながら山本選手のネイションズは決勝を走らずに終了してしまうのですが残る富田俊樹選手(MX2個人総合8位)、小島庸平選手(Open個人総合19位)が決勝レースで奮闘。その富田選手、小島選手がネイションズを終えてのコメントを自身のSNSにアップしていますので、まとめました。

 

MXoN in Ernee無事怪我なく終わりました! 疲労がはんぱないです。ベッドから起き上がれません。笑 今回は2回目の出場で前回よりも自信あったし予選は確実に通れると思ってました!でもいろいろなトラブルもありギリギリ届かずB決勝に行く事になりました。俺が最後抜かれなければ… Bファイナルでケイは転倒でリタイアとなりましたが、なんとか日本がトップで決勝進出しました。 Bファイナルからレース1、レース2はかなりタイトなスケジュールで身体的にはかなりきつかったですが、トレーニングだと思って走りました!贅沢なトレーニングです。笑 決勝は26/18 MX2 総合は8位でした。 悪くないと思いますが、転けなければもっといけたカモ?笑 でもかなりいい経験が出来たしよかったです。 今回最高な体制で走らせていただいた、HRC,GARIBOLDI racing 、それとこのために準備してくれたスポンサー様ありがとうございました! そして今週末は全日本オフビです! 大事な一戦なのでしっかり疲れをとって万全な体調でのぞみたいです! 応援宜しくお願いします。 #mxon #france #ernee #honda @hondaracingcorporation @hondagariboldi 📷:kusudo San

Toshiki Tomitaさん(@toshiki_317)が投稿した写真 –

   

今年のネイションズ、予選レースから日本チームをリザルト面で引っ張ってくれた富田選手。全日本での活躍だけでなく、AMAモトクロスでも発揮した海外レースへの適応力はホントに素晴らしかった! MX2クラスは各国精鋭の250ライダーを代表選出してくるのでMX2クラスの個人結果という面でも厳しい戦いが予想されましたが、見事個人総合8位(26 – 18)。

 

2007年のアメリカ、バッズクリークでのMX2 増田一将の個人総合8位(23 – 16)以来となる同クラスでの個人総合トップ10入り。

 

 

B決勝での追い上げは鳥肌! 練習走行のタイムから本調子では無さそうな印象の小島選手でしたが、先行する富田選手に続き、チームリーダーとして日本チームを決勝進出に導いてくれました。マシンセッティングに苦戦していたコメントもありましたが、決勝でのリベンジは翌年以降に期待しましょう。

 

B決勝で負傷の山本鯨選手。ご本人のコメントはありませんが、現地情報によるとB決勝でのクラッシュで胸を強打、現地医師より絶対安静のドクターストップがかかり、決勝レースはリタイアという判断のようです。

 

全日本モトクロス最終戦への参戦も予定されているので、まずは怪我をしっかり治して欲しいです。ラップタイムやラップチャートでは強豪国相手に奮闘する山本選手の活躍を確認することが出来ます。

 

日本から、モトクロス・レースファンとして予選レースから楽しませてもらった今年のネイションズ。B決勝1位からの決勝進出という、登山で例えるならば… あえて?一番厳しいルートから頂上を目指すかのような(笑)日本代表チームの4年振りの決勝進出。今年の奮闘は必ず来年以降の日本代表にも引き継がれるはずです。

 

【国別総合リザルト】
1. フランス
2. アメリカ
3. ベルギー
4. エストニア
5. スイス
6. オランダ
7. オーストリア
8. ニュージーランド
9. ドイツ
10. オーストリア

20. 日本

 

ネイションズ、決勝レースは各国3人のライダー、各2レース、計6レースからワーストリザルトを除いた、5レースの総合ポイントで総合順位が算出されます。日本チームの20位というのは決勝進出国中では山本選手のリタイア(2レース欠場)もあり最下位なのも厳しいですが、現実。しかし日本モトクロス界の可能性をネイションズ決勝という場で感じさせてくれた意味は非常に大きいのではないでしょうか?

 

次回のネイションズが既に楽しみなのですが、次回は一年後。この一年に一回のモトクロスの祭典的なところもネイションズが面白いところです。とにかく今は、小島選手、富田選手、山本選手の日本代表チームにお疲れ様です!とアリガトー!を。

 


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