レースビデオ＆リザルト｜2023 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第8戦ラトビアGP

by SetagayaRacing · 2023-06-05

2023 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第8戦ラトビアGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ＆リザルトをシェア。

過去ネイションズも開催されたサンドコースでのレースアクションは注目です。路面はサンド質ではあるのですが、その下にある硬質路面が所々で露出する「ハードサンド」と呼ばれるライダー泣かせの難コース。例年アクシデントが必ず生まれるタイトなスタート1コーナーに加え、降雨の影響もあり、今大会も波乱の予感… エンジョイ！

【MXGP 総合結果】
1. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 1-1.
2. Jorge Prado (ESP, GAS), 2-3.
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 6-2.
4. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 4-4.
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 7-5.
6. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 5-7.
7. Alberto Forato (ITA, KTM), 8-6.
8. Alessandro Lupino (ITA, BET), 10-9.
9. Ruben Fernandez (ESP, HON), 3-18.
10. Valentin Guillod (SUI, HON), 15-8.

予選レースにもポイントが付与される新レギュレーションが採用された2023年シーズン。今季初となる予選レース、決勝ピンピン完全優勝の「ハットトリック」達成したのは、ジェフリー・ハーリングス（今季総合4勝目）。得意のサンドコースながら降雨の影響受けたコースで転倒やリズムを掴むまでに少々苦戦した印象もありますが、レース終盤のスピードと勝負強さは納得の砂神様感！総合2位は、ポイントリーダーのプラド。両レースで得意のホールショットから逃げ切り図ろうとするも、思うようなライディングがレース通して出来なかったコメント。総合3位には、フェーブル。スタートの混乱の影響受けたレース1、ハーリングスとのバトルを繰り広げたレース2と対象的な内容となった一戦。ハーリングスとのバトルでは得意と語るマディ路面でリードを築くも、終盤のハーリングスの勢いの前に屈する。とはいえ、自身のスピードには満足と語り、次戦以降でも勝利を狙うレースをしていくとコメント。

【MXGP ポイントランキング】
1. Jorge Prado (ESP, GAS), 393 points
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 378
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 306
4. Ruben Fernandez (ESP, HON), 294
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 273
6. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 260
7. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 260
8. Mattia Guadagnini (ITA, GAS), 203
9. Maxime Renaux (FRA, YAM), 202
10. Alberto Forato (ITA, KTM), 191

前戦でのリタイアで24点差ビハインドとなったハーリングスですが、ポイントリーダーのプラドに「15点差」へと最接近。

【MX2 総合結果】
1. Kay de Wolf (NED, HUS), 1-1.
2. Roan Van De Moosdijk (NED, HUS), 3-3.
3. Thibault Benistant (FRA, YAM), 2-6.
4. Andrea Adamo (ITA, KTM), 5-4.
5. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 6-5.
6. Liam Everts (BEL, KTM), 4-8.
7. Mikkel Haarup (DEN, KTM), 8-7.
8. Isak Gifting (SWE, GAS), 7-10.
9. Oriol Oliver (ESP, KTM), 9-9.
10. Lucas Coenen (BEL, HUS), 23-2.

総合優勝は、キャリア初GP勝利を果たしたハスクバーナファクトリーのデ・ウルフ。MXGPクラスのハーリングスと同郷オランダ出身で予選＆決勝ピンピン完全優勝達成し、GP初総合優勝と同時に自身初ポイントリーダーにも浮上！オランダ人らしくサンドコースを得意とし、レース勝利経験あるライダーですが、遂に表彰台の頂点に。運にも助けられた内容ではありますが、今回の総合優勝でニューモトも大注目の才能あふれるライディングが一気に覚醒する可能性に期待です。総合2位は、デ・ウルフのチームメイトのムースダイク。デ・ウルフ同様に転倒もあった一戦でしたが、現時点の好調に満足しているとコメント。課題はミスと浮き沈みの激しさでしょう。総合3位には、レース2でスタート直後のマルチクラッシュからの追い上げ劇が光ったベニスタント。好調と語るもレースの流れでリズムを掴むのに時間が掛かってしまったことが課題と今大会を振返りました。

【MX2 ポイントランキング】
1. Kay de Wolf (NED, HUS), 367 points
2. Andrea Adamo (ITA, KTM), 355
3. Thibault Benistant (FRA, YAM), 348
4. Jago Geerts (BEL, YAM), 319
5. Roan Van De Moosdijk (NED, HUS), 303
6. Liam Everts (BEL, KTM), 273
7. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 259
8. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 232
9. Lucas Coenen (BEL, HUS), 223
10. Jan Pancar (SLO, KTM), 160