レースビデオ＆リザルト｜2023 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第3戦スイスGP

by SetagayaRacing · 2023-04-11

モトゴシップ｜2023 FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ変更点まとめ

2023 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第3戦スイスGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ＆リザルトをシェア。

今季から新ポイントシステム「予選レースにも1位〜10位までポイント加算」と変更があり、ポイントランキング争いが今まで以上に興味深いものとなっています。

予選レースビデオ｜2023 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第3戦スイスGP

2018年以来となるスイスでのGP開催。前回開催時のコースから数キロ離れた、GPコースとしては比較的タイトで大きなジャンプもなく、クラシックなコースレイアウトが特徴。降雨の影響ある予選日は多くの轍で転倒者続出、レースの展開を左右する内容に。

日曜日がイースター休暇にあたるため、決勝レースは月曜日に開催されるイレギュラーなスケジュールとなっています。

エンジョイ！

【MXGP 総合結果】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 2-1.
2. Jorge Prado (ESP, GAS), 1-3.
3. Romain Febvre (FRA, KAW), 3-2.
4. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 6-4.
5. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 4-7.
6. Ruben Fernandez (ESP, HON), 5-8.
7. Valentin Guillod (SUI, HON), 7-9.
8. Alberto Forato (ITA, KTM), 12-6.
9. Ben Watson (GBR, BET), 11-10.
10. Mattia Guadagnini (ITA, GAS), 9-12.

総合優勝は最高峰MXGPクラス参戦2年目のルノー（今季初表彰台、GP通算8勝目）。スタートの重要性について多くのライダーが口にしていたタイトなコースでしたが、好スタートに加えて素早いポジションアップがレースを有利に進められたとコメント。深く長い轍が多いコースをメリハリの利いたライディングで攻めていくレース運びは好調さと自信の高さを伺わせるものでした。総合2位は、ポイントリーダーのプラド。決勝レースでもホールショットを揃え、得意の先行逃げ切りスタイルのレースを披露。レース2ではルノー、フェーブルにパスされる展開も開幕戦からの好調を存分にアピールしました。総合3位には、カワサキの新ファクトリーマシンが話題のフェーブル。同郷フランスとのルノーとは対象的にスタート直後の混戦で順位を落とし、追い上げ展開での今季初表彰台登壇。レース2ではベストラップを記録するスピードでルノーとのギャップを削るシーンもありましたが、ミスもあり2位。ニューマシンのテストは順調と語り、ここから自身のタイトル争いはスタートすると力強いコメントがありました。

母国レースを迎えたスイス人ライダー、ヤマハファクトリーのシーワー。レース1で不運な接触転倒でマシン破損と身体にもダメージを負い総合11位。前戦でGP通算100勝達成したハーリングスは総合4位。腕上りもあり、調子に乗り切れなかったとレースを振り返りました。

【MXGP ポイントランキング】
1. Jorge Prado (ESP, GAS), 155 points
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 134
3. Maxime Renaux (FRA, YAM), 131
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 129
5. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 101
6. Ruben Fernandez (ESP, HON), 94
7. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 90
8. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 79
9. Alberto Forato (ITA, KTM), 76
10. Mattia Guadagnini (ITA, GAS), 76

ポイントリーダーのプラドが、7点差から一気に「21点差」とリード拡大に成功！

【MX2 総合結果】
1. Thibault Benistant (FRA, YAM), 4-1.
2. Andrea Adamo (ITA, KTM), 3-2.
3. Kay de Wolf (NED, HUS), 2-4.
4. Roan Van De Moosdijk (NED, HUS), 1-8.
5. Jago Geerts (BEL, YAM), 7-3.
6. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 5-5.
7. Liam Everts (BEL, KTM), 8-6.
8. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 9-7.
9. Jan Pancar (SLO, KTM), 10-9.
10. Emil Weckman (FIN, HON), 12-10.

開幕戦からのヘールツのパーフェクトレースを終わらせたのはチームメイトのベニスタント。今季初総合優勝＆レース勝利。両レースでヘールツの自滅もありましたが、安定感あるライディングは開幕戦から3戦連続表彰台登壇という結果も証明しています。総合2位は、今季レッドブルKTM入りを果たしたアダモ。開幕戦でも総合2位獲得しており、好スタートを揃えて好調を維持。総合3位には、デ・ウルフ。両レース共に追い上げとなる厳しい展開でしたが、持ち前のキレ感あるアグレッシブなライディングでレース終盤でも果敢にポジションアップしての表彰台登壇。サンドコースでのスピードばかりに注目されていたライダーですが、遂に硬質路面でもそのポテンシャルを発揮し、2戦連続の表彰台登壇！

レース1でハスクバーナファクトリー移籍後初レース勝利を飾ったムースダイクは、レース2では後方からのレースとなり表彰台登壇を逃す。ポイントリーダーのヘールツは悪い癖である、崩れたリズムを立て直すことが出来ずに両レースで自滅…。レース1の大クラッシュで身体にダメージがあったとコメント。

【MX2 ポイントランキング】
1. Jago Geerts (BEL, YAM), 159 points
2. Thibault Benistant (FRA, YAM), 139
3. Kay de Wolf (NED, HUS), 136
4. Andrea Adamo (ITA, KTM), 131
5. Roan Van De Moosdijk (NED, HUS), 112
6. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 111
7. Kevin Horgmo (NOR, KAW), 94
8. Liam Everts (BEL, KTM), 94
9. Lucas Coenen (BEL, HUS), 72
10. Jan Pancar (SLO, KTM), 66