250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第12戦 グレンデール

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【追加:リザルト雑感】

2023 AMAスーパークロス 第12戦 グレンデール。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、ウエストシリーズの第6戦(全9戦)として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

モトゴシップ|プロサ負の連鎖「負傷欠場」キャメロン・マカドゥー

今大会、メインレース3レース制「トリプルクラウン」大会として今季250SXウエストシリーズ2度目(今季最後)の開催。ヒートレースは行われずにタイムドプラクティスの順位(上位18名)と敗者復活LCQレース(上位4名)のみでメインレース(合計22名)進出が争われることに。ドーム式スタジアム、アリゾナ州の乾燥した空気が影響しコースは例年ハードパック。硬く滑りやすい路面と難所フープスが勝敗を分けることに。

エンジョイ!

 

 


 

【250SXウエスト 総合リザルト】
1. Jett Lawrence (HON), 1-3-1. – 今季5勝目は自身初となるトリプルクラウン大会での優勝。3レース全てでベストラップする記録するスピードも3レース完全勝利ならず。勝利した2レースもシリーズ前半戦のような圧倒的なスピード差ではありませんでしたが、大会通して安定したライディングはライバル達とのアドバンテージを強く印象づけるものでした。5月開幕のAMAモトクロスから本格的に450クラスにステップアップが確定しているローレンスにとって250クラスで最後のトリプルクラウン大会。これまで転倒もあり優勝経験がなく、是が非でも優勝を獲得したい為に3レースで今季優勝時に着用していたウェアえお含めた異なる3ウェアに着替えて験を担ぎ、見事に総合優勝獲得!

2. Rj Hampshire (HUS), 2-1-3. – レース2勝利の快走で今季初優勝の可能性が高まりましたが、出遅れやフープスでの大きなミスで勝利を逃す。シリーズを追うごとに確実にローレンスとのスピード差を縮めてはいますが、なかなか勝負する距離まで近づけません。結果的に総合優勝を逃すこととなったレース3でのあわや大転倒のシーン、精神的にもライディング面でもその後のリズムを立て直すことが出来なかったとコメント。450クラス参戦チームメイトのクレイグが負傷で戦線離脱となり、レースが250SXイーストシリーズには再び450SXクラス参戦の可能性があることを示唆するコメントあり。

3. Levi Kitchen (YAM), 3-2-2. – 前回のトリプルクラウン大会覇者の期待の逸材が今季2度目の表彰台登壇。全レースでホールショットから首位走行で高く評価されるポテンシャルを発揮するもローレンスとハンプシャーからは勝負強さと安定感に劣る内容。実質スーパークロスフル参戦初年度のキッチンのスピードと急成長は今季250SXウエストの見所のひとつ。モトゴシップ的には来季レッドブルKTM移籍説あり。

4. Pierce Brown (GAS), 4-4-5. – 今季ベストリザルト。調子を上げてきている韓国系アメリカ人ライダー。タイムドプラクティス2番手からの決勝進出で今季初表彰台に期待が高まりましたが、3レース全てでフープス苦戦した語る通り、タイムドプラクティス時のスピードを発揮できず。表彰台登壇にはスタート修正が急務でしょう。

5. Enzo Lopes (YAM), 7-5-4. – 表彰台登壇ラインのラップタイムを記録しながらも今大会も後方からのレース。マカドゥー負傷欠場で熾烈なランキング3位争いに名を連ねており、初表彰台を獲得するような活躍があれば来季は有力チーム移籍も可能な活躍を見せています。

6. Derek Kelley (KTM), 5-8-7. – チームのホームレースでベストリザルト。波乱の多いトリプルクラウンながら安定したライディングが中継でも評価されていました。

7. Mitchell Oldenburg (HON), 6-7-12. – シリーズ序盤のようなスピードが影を潜めており、スタートから存在感を示せないレースが続きます。ランキング3位争いが狙えるビッグチャンス到来だけに次戦以降は正念場でしょう。

8. Max Vohland (KTM), 18-6-6. – レース1でのハンプシャーとの接触転倒の影響大きく響く結果に。体調不良で挑んだ一戦ということですが、レッドブルKTMライダーとしてプライベーターに先行を許す厳しい結果に。モトゴシップ的には来季去就が話題に上がっています…。

9. Robbie Wageman (SUZ), 9-15-8. – スズキライダーが今季初のトップ10入り。

10. Carson Mumford (KAW), 13-9-10. – 代役ライダーとしてプロサーキットカワサキから今季2戦目参戦。自身も負傷からの復帰ということもあり調整不足で滑りやすい高速コースにも対応出来ずに苦戦したとコメント。10位という結果には満足とのこと。

11. Cole Thompson (YAM), 8-10-15.
12. Derek Drake (SUZ), 12-11-13.
13. Brandon Scharer (SUZ), 11-12-14.
14. Joshua Varize (KTM), 10-18-11.
15. Mitchell Harrison (GAS), 20-14-9.
16. Hunter Yoder (KAW), 16-13-17.
17. Hunter Schlosser (YAM), 15-16-18.
18. Jerry Robin (GAS), 14-17-19.
19. Kaeden Amerine (KTM), 17-19-16.
20. Matt Moss (SUZ), 19-20-20

21. Stilez Robertson (YAM), 21-21-21. – レース1赤旗再スタートの理由となった転倒で足骨折。スターレーシングヤマハライダーとして厳しいシーズンとなることに…。

22. Luke Kalaitzian (HON), 22-22-22.

 

【250SXウエスト ポイントランキング 6 of 9】
1. Jett Lawrence (HON), 153 points(5勝)– 1大会分の「26点差」リードを築き上げる。
2. Rj Hampshire (HUS), 127
3. Levi Kitchen (YAM), 101(1勝)– ランキング6位から一気に3位浮上! マカドゥー負傷戦線離脱でランキング3位争いが白熱へ。
4. Cameron Mcadoo (KAW), 101
5. Enzo Lopes (YAM), 100
6. Mitchell Oldenburg (HON), 99 – ランキング3位まで僅か2点差!
7. Pierce Brown (GAS), 86
8. Max Vohland (KTM), 85
9. Cole Thompson (YAM), 71
10. Derek Kelley (KTM), 70
11. Stilez Robertson (YAM), 55
12. Robbie Wageman (SUZ), 55
13. Dylan Walsh (KAW), 49
14. Hunter Yoder (KAW), 47
15. Phillip Nicoletti (YAM), 44
16. Derek Drake (SUZ), 41
17. Anthony Rodriguez (HON), 40
18. Joshua Varize (KTM), 33
19. Mitchell Harrison (GAS), 32
20. Carson Mumford (KAW), 28

 

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モトゴシップ|プロサ負の連鎖「負傷欠場」キャメロン・マカドゥー

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