450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第12戦 グレンデール
【追加:リザルト雑感】
2022 AMAスーパークロス 第12戦 グレンデール。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
今大会、メインレース3レース制「トリプルクラウン」大会として今季3度目(今季最後)の開催。ヒートレースは行われずにタイムドプラクティスの順位(上位18名)と敗者復活LCQレース(上位4名)のみでメインレース(合計22名)進出が争われることに。ドーム式スタジアム、アリゾナ州の乾燥した空気が影響しコースは例年ハードパック。硬く滑りやすい路面と難所フープスが勝敗を分けることに。
エンジョイ!
【450SX 総合リザルト】
1. Eli Tomac (YAM), 1-2-1. – ジェームズ・スチュワートを抜き、単独で歴代2位となるSX通算51勝達成(今季7勝目)。トリプルクラウン最多勝ライダーらしくスピード&強さを発揮。レース毎に新しいライン取りやセクション攻略をトライするベテランらしいクレバーさも光りました。アウト側からのスタートも3レース共に決まり、レースを優位に進めたことが好結果をまとめた要因に。過去数年なかったようなドライで硬質路面の難しさに触れるも楽しめたコメント。レース2はセクストンに敗北を認める潔さ。今季これまで2回のトリプルクラウン大会は転倒もあり、取りこぼしていました。
2. Chase Sexton (HON), 4-1-4. – 今大会もトマックを引き離すスピード披露しますが、不運もありスタート出遅れやコースが荒れる終盤での積極性を欠いた印象。今季3大会(アナハイム、アーリントン、グレンデール)で開催されたトリプルクラウン大会のみのタイトルを獲得。スタートが課題と語るもレース2の勝利が証明するようにライディングやスピードには満足しているとコメント。シリーズ終盤戦はレース勝利にこだわるとだけ語り、タイトル争いに直接言及するようなことはありませんでした…。
3. Justin Barcia (GAS), 3-6-2. – シリーズ中盤以降のスピード&好調ぶりを発揮し、意外にもトリプルクラウン大会キャリア初表彰台。3レース中、2レースでベストラップ記録するスピードで2戦連続、今季4度目の表彰台登壇。マシンは引き続き好調で来季以降のGASGASファクトリーとの複数年契約に向けての話し合いがあることを公にしています。シリーズ終盤戦での一発に期待したい。
4. Cooper Webb (KTM), 2-5-4. – 策士ウェブが勝負所での判断ミスや精彩欠くライディングで失速。トマックと同点ポイントリーダーで挑んだ今大会でしたが、一気に7点ビハインドと厳しい展開に。軟質路面での有利性が際立つウェブですが、硬質路面での戦いぶりに立て直しが急務となるでしょう。アンダーソンに仕掛けたタイミング含めて自身はミスが多く、パッシングも思うように行かなかったとレースを振り返ります。次戦は好相性のアトランタSXで巻き返しを図るとコメント。
5. Ken Roczen (SUZ), 5-3-5. – 好相性のトリプルクラウン大会で光るスピードを見せますが、表彰台レベルを狙うには積極性が物足りない印象。
6. Adam Cianciarulo (KAW), 7-7-7. – レース後半までペースを維持できないシアンサルーロにとってトリプルクラウンは好相性だったのか? コンスタントにリザルトを揃えて今季2度目の最上位6位フィニッシュ。懸命な取り組みが徐々に成果が出てきていると語っています。
7. Aaron Plessinger (KTM), 9-9-6. – ウェブ同様に高速硬質路面との相性悪かったことをコメントし、その通りに順位を落とす展開。
8. Colt Nichols (HON), 8-8-8. – デイトナSXでの脳震盪からの復帰戦。好スタートからの上位走行するシーンもありましたが、上位勢のスピードに付いていくのにはもう少し調整が必要とコメント。
9. Dean Wilson (HON), 10-10-9. – 今季初トップ10リザルト。今季でAMAスーパークロスフル参戦ラストのベテラン。一発に期待したい!
10. Jason Anderson (KAW), 6-4-21. – レース3でのフープス転倒がなければ表彰台獲得の可能性もあったはずと語りますが、明らかに昨年の好調時からは程遠いレース内容。転倒のダメージは少なく、自力でパドックに帰れたのは一安心。シリーズ終盤ですが、来季去就問題もあり本領発揮が待たれます。
11. Kyle Chisholm (SUZ), 14-12-10.
12. Justin Hill (KTM), 13-13-12.
13. Shane McElrath (SUZ), 15-11-16.
14. Benny Bloss (YAM), 11-22-11.
15. Josh Hill (KTM), 18-14-13.
16. Fredrik Noren (KAW), 17-15-14.
17. Grant Harlan (YAM), 12-20-15.
18. Cole Seely (HON), 16-17-20.
19. Kevin Moranz (KTM), 19-18-17.
20. Anthony Rodriguez (HON), 21-16-16.
21. Joshua Cartwright (KAW), 20-19-19.
22. Justin Starling (GAS), 22-21-22.
【450SX ポイントランキング 12 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 274 points(7勝)– 7点差で再び単独ポイントリーダー浮上!
2. Cooper Webb (KTM), 267(2勝)
3. Chase Sexton (HON), 249(2勝)
4. Ken Roczen (SUZ), 217(1勝)
5. Justin Barcia (GAS), 216
6. Jason Anderson (KAW), 212
7. Aaron Plessinger (KTM), 196
8. Christian Craig (HUS), 150
9. Adam Cianciarulo (KAW), 139
10. Justin Hill (KTM), 127
11. Dean Wilson (HON), 121
12. Colt Nichols (HON), 99
13. Josh Hill (KTM), 86
14. Shane McElrath (SUZ), 86
15. Joey Savatgy (KAW), 85
16. Justin Cooper (YAM), 76
17. Benny Bloss (YAM), 66
18. Dylan Ferrandis (YAM), 56
19. Kyle Chisholm (SUZ), 55
20. Grant Harlan (YAM), 52
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