250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第8戦 デイトナ

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【追加:リザルト雑感】

2023 AMAスーパークロス 第8戦 デイトナ。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、イーストシリーズ(全10戦)の第4戦として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

アメリカのモータースポーツの聖地、第53回を迎えたデイトナでの伝統の一戦。今年度大会もコースデザイナーを務めたのは、AMA15冠レジェンドのリッキー・カーマイケルです(昨年大会とほぼ同様のコースレイアウト)。シリーズ中盤戦に突入しているタイトル争いだけでなく、今後の流れを占う上でも重要な一戦となります。エンジョイ!

 

 


 

【250SXイースト 決勝リザルト】
1. Hunter Lawrence (HON), 13 laps – 約9秒差の独走勝利で今季3勝目。昨年は弟ジェットが優勝しており兄弟揃ってデイトナSX制覇の快挙。スタート直後のサンドセクションで最大のライバル、スラッシャーを仕留めてからはプレッシャー無く、余裕の勝利。MXGPでの勝利経験もあるだけにデイトナの難コースもミス無く完璧なレース。デイトナSX用の特別なセッティングはなくサスペンションの少し硬くしたのみとのこと。議論の的にもなったスラッシャーとの一件は、アグレッシブな見方もされるが一瞬の判断でインサイドにマシンをねじ込んだが接触は感じなかったと発言(接触はありました…)。今季のローレンスは積極的に仕掛けていく姿勢が印象的。

2. Max Anstie (HON), +09.127 – ローレンス同様にMXGPからAMAに活躍の場を移しているアンスティ。期待通りに高速SXコースで今季3度目の表彰台登壇。荒れたコースでも落ち着いてマシンをしっかりと加速させていくテクニックはお見事。前戦で苦しめられたマシンセッティングも改善され、チームやメカニックへの感謝をコメント。昨年までの参戦の450クラス参戦は現時点で予定されておらず、AMAスーパークロス終了後はFIMワールドスーパークロスにも250クラスに参戦。表彰台も登壇し、賞金も稼げる250クラスに今後も留まる可能性についてもコメントしています。

3. Haiden Deegan (YAM), +24.514 – 話題の大型ルーキーがプロデビュー4戦目で初表彰台! 上位陣の転倒もありましたが、ディーガン自身もセカンドグループからの追い上げに加えて、デイトナSX優勝経験とAMAモトクロス2冠王者マーティンを実力で破っての激走。3位浮上後もコンスタントなラップでチームメイトにしてデイトナSX優勝経験あるスミスを寄せ付けない勝負強さも披露。タフネスさが光るルーキーだけに今大会をきっかけに大ブレイクなるか? AMAスーパークロス125ccクラス優勝経験誇るFMXレジェンドでもあるブライアン・ディーガンからは今大会が勝負のタイミングだとはっぱをかけられていたとのこと。初表彰台登壇の興奮と喜びで、これまで以上に表彰台登壇に意欲を見せています。

4. Jordon Smith (YAM), +29.360 – デイトナSX優勝経験ライダーで活躍が期待されましたが、15番手付近からの追い上げもここまで。

5. Jeremy Martin (YAM), +30.641 – スミス同様にデイトナSX優勝経験あるベテラン。過去には450SXクラスで2位入賞もありましたが、期待されたスピードは披露されず。

6. Chance Hymas (HON), +42.027 – 追い上げレースながらも自己ベストリザルト更新! 今季プロデビューのハイマスですが、SX参戦は一旦ここで終了。ここからは5月末開幕のAMAモトクロス参戦に向けての調整へ。この決定はシーズン前にチームにより判断されていた決定事項とのこと。

7. Chris Blose (KAW), +1:04.369 – 下田&ハマカー負傷欠場のプロサーキットカワサキに急遽招聘されたベテラン。短い準備期間でのシーズン開幕でしたが、マシンの仕上がりと自信も上向きと発言。メインレースでは4位走行からミスで大きく後退も再び追い上げての7位。

8. Coty Schock (HON), +1:06.565
9. Cullin Park (HON), +1:07.446

10. Nate Thrasher (YAM), +1:14.251 – 最後尾からの追い上げで10位。ローレンスとの一件は、サンドセクションで無警戒にアウトラインを選択したことに起因しますが、先頭のビアルがインを抑えていただけにタイトル争い考えるとなんとも悔やまれる大きな代償に…。大きな単独クラッシュもありましたが、ヒザを負傷ながらも10番手まで浮上する激走はタイトルへの貪欲さが表れた激走。

11. Marshal Weltin (SUZ), +1:26.498
12. Jeremy Hand (HON), +1 lap
13. Hardy Munoz (HUS), +1 lap
14. Michael Hicks (HON), +1 lap
15. Josiah Natzke (KAW), +1 lap
16. Devin Simonson (KAW), +1 lap
17. Jack Chambers (KTM), +1 lap
18. Talon Hawkins (HUS), +1 lap
19. Jace Owen (HON), +1 lap
20. Caden Braswell (HON), +5 laps
21. Michael Mosiman (GAS), +7 laps

22. Tom Vialle (KTM), DNF – アウトドア要素強いコースだけに活躍が期待されたMXGP2冠王者ですが、序盤2位走行中に前転転倒でリタイア。身体に大きなダメージはない模様。

 

【250SXイースト ポイントランキング 4/10】
1. Hunter Lawrence (HON), 99 points(3勝)– タイトル候補最右翼らしい盤石の体制。
2. Max Anstie (HON), 85 – 14点差ビハインド。
3. Haiden Deegan (YAM), 74 – 大型ルーキーがランキングでもトップ3入り!
4. Jordon Smith (YAM), 71
5. Jeremy Martin (YAM), 71
6. Nate Thrasher (YAM), 70(1勝)- 首位まで29点差へ…。逆転タイトルはローレンスにアクシデントない限り難しい状況へ…。
7. Chance Hymas (HON), 60
8. Tom Vialle (KTM), 53
9. Chris Blose (KAW), 53
10. Michael Mosiman (GAS), 51
11. Coty Schock (HON), 44
12. Jace Owen (HON), 39
13. Cullin Park (HON), 37
14. Hardy Munoz (HUS), 31
15. Talon Hawkins (HUS), 31
16. Henry Miller (HON), 30
17. Jeremy Hand (HON), 24
18. Marshal Weltin (SUZ), 19
19. Michael Hicks (HON), 16
20. Brock Papi (KAW), 16

 

450SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第8戦 デイトナ

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