450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第5戦 ヒューストン

sr141230banner

【追加:リザルト雑感】

2023 AMAスーパークロス 第5戦 ヒューストン。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

2年ぶり開催のヒューストンSXの舞台は、NRGスタジアム。屋根付きフットボールスタジアムの長辺を活かした長いリズムセクションやフープスやサンドセクションが見どころのダイナミックなコースレイアウトも話題に。シリーズはアメリカ東海岸に移動しての一戦となります。エンジョイ!

 

 


 

【450SX 決勝リザルト】
1. Eli Tomac (YAM), 23 laps – 今季3勝目達成! 前戦アナハイム2SXでの大転倒から見事な復活勝利。ヒートレースではパスされ独走を許したセクストン相手との昨年のAMAモトクロスシリーズでのタイトル争いを思い起こさせる緊張感溢れる首位バトルをディフェンディングチャンピオンの貫禄で制しました。チームメイトのフェランディスの転倒による赤旗レース中断後、スタッガードスタートでの再スタート後はサンドセクションでの思い切ってアウトラインを駆け抜けるスピードが強みとなりました。前戦からの嫌な流れを断ち切ると同時にセクストン連勝をストップさせる非常に大きな価値ある一勝。セクストンに破れたヒートレースから4個飛びクワド、フープス、サンドセクションへのアプローチを修正したとコメント。

2. Chase Sexton (HON), +03.253 – タイムドプラクティス最速ラップの好調を維持し、メインレースでもベストラップ記録しながらトマックを追い詰める展開に。しかし、サンドセクションを中心に荒れていくコースコンディションで以前から目につく、後輪が突然暴れるような挙動もあり、レース終盤は逆にトマックに引き離されての2位フィニッシュ。サンドセクションでトマックのラインをトライしていれば… な、もやもや感残る展開でしたが、昨年までのセクストンと比較して、無理せずに2位表彰台という内容と結果は十分に成長が伺えるものでしょう。サンドセクションのライン取りですが、トマックのアウト側ラインの優位性を理解しながらも自身の苦手意識とレース中のライン変更のリスクを考慮したとコメントし、トマックに完敗を認めています。

3. Jason Anderson (KAW), +12.408 – ヒートレースを制し、決勝序盤もスピードを披露するもののセクストンに2位の座を明け渡してからは単独走行での3位表彰台。前戦アナハイム2SXから変更したリアサス(昨年仕様)との好相性で調子は上向きとのこと。

4. Aaron Plessinger (KTM), +17.357 – 赤旗再スタート前のレースではトマックを追い回す快走。今季は確実にスピードアップし上位が望めるパフォーマンスを披露するもミスやレース通してハイペースを維持できない点は課題。マシンの仕上がりは順調とのことでこのまま好調の波を捕まえることが出来るか? 本領発揮が待たれます。

5. Cooper Webb (KTM), +24.593 – プラクティス時から一日中、不調だったとコメント。その通りバトルの中でも持ち前の勝負強さを発揮できずに精彩を欠いたレース展開はライブ中継でも見て取れるほど。しかし、不調でも5位という結果はダメージコントロールとしては上出来か?

6. Justin Barcia (GAS), +31.236 – ヒートレースから好調を維持しプレシンガーを追い回し5番手走行もラストラップのフープスで転倒しポジションダウン。マシンも自身も好調と語り、このまま攻め続けるととコメント。

7. Justin Cooper (YAM), +33.199 – 今季初レースにして、450SXデビュー戦。オープニングラップ13番手からビッグネーム揃いの中団バトルを戦い抜いてのポジションアップはライブ中継内でもフィーチャーされる快走劇。

8. Ken Roczen (SUZ), +34.652 – ウェブ同様に大会通して調子に乗り切れなかったとコメント。取りこぼしや調子が悪い時のパフォーマンスが著しく劣る不安定さが露呈。課題を克服出来ないままシリーズ中盤に入ると… 厳しいシリーズとなることも予想されます。

9. Joey Savatgy (KAW), +36.976 – プライベーターながらコンスタントにトップ10フィニッシュを続けるサバッチーが中団のバトルを戦い抜き今季ベストリザルト。

10. Adam Cianciarulo (KAW), +40.331 – スタート7番手から今大会も順位を落とす展開。厳しいレースが続きますが開幕戦からトップ10圏内フィニッシュをキープ。

11. Christian Craig (HUS), +40.427 – 再スタート時の転倒で最後方からの追い上げ。オフシーズンから移籍初年度のハスクバーナファクトリーマシンのセッティングに苦労している話が漏れ伝わってきましたが、今大会前のテストでセッティング改善されてきたとのこと。

12. Dean Wilson (HON), +58.301
13. Colt Nichols (HON), +1 lap
14. Kevin Moranz (KTM), +1 lap
15. Shane McElrath (SUZ), +1 lap
16. Justin Starling (GAS), +1 lap
17. Cade Clason (KAW), +2 laps
18. John Short (KAW), +2 laps
19. Joshua Cartwright (KAW), +2 laps
20. Justin Hill (KTM), +4 laps

21. Dylan Ferrandis (YAM), DNF – 赤旗レース中断の原因となったフェランディスの転倒。心配される容態は脳震盪のみの模様。

22. Benny Bloss (YAM), DNF

 

【450SX ポイントランキング】
1. Eli Tomac (YAM), 95 points(3勝)– 4点差から7点差へとポイントリードを拡大
2. Chase Sexton (HON), 88(1勝)
3. Cooper Webb (KTM), 83
4. Jason Anderson (KAW), 76
5. Ken Roczen (SUZ), 73
6. Justin Barcia (GAS), 65
7. Aaron Plessinger (KTM), 64
8. Dylan Ferrandis (YAM), 56
9. Adam Cianciarulo (KAW), 56
10. Joey Savatgy (KAW), 53
11. Colt Nichols (YAM), 49
12. Christian Craig (YAM), 46
13. Dean Wilson (HON), 39
14. Justin Hill (KTM), 30
15. Shane McElrath (SUZ), 22
16. Justin Starling (GAS), 18
17. Justin Cooper (HON), 16
18. Malcolm Stewart (HUS), 15
19. Fredrik Noren (KAW), 14
20. Kevin Moranz (KTM), 13

 

250SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第5戦 ヒューストン

ALIGN MEDIA


You may also like...