レースビデオ&リザルト|2022 ワールドスーパークロス オーストラリアGP

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オーストラリアのメルボルンで開催された、FIMの新スーパークロスシリーズ「ワールドスーパークロス」第2戦 オーストラリアGP。

開催初年度ということで「パイロットシーズン」として全2戦のシリーズが行われ、今大会が2戦目にして最終戦。会場のマーベルスタジアムには5万人以上の観客を動員する大盛況な一戦となりました。

 

 

近年、アメリカ国外で最も成功しているスーパークロスを開催し続けているオーストラリア。ネイションズで表彰台登壇するモトクロス大国でもあります。チャド・リードの輝かしい成功から、今日ではAMAでのローレンス兄弟やMXGPでのミッチ・エバンス等の新世代の活躍も広く知られるところです。

決勝3レース制で争われた、WSXクラス(450)とSX2クラス(250)のハイライトビデオをシェア。

エンジョイ!

 


 

【WSX 総合結果】
1. Joey Savatgy (KAW), 2-1-1.
2. Ken Roczen (HON), 1-15-2.
3. Justin Brayton (HON), 3-2-8.
4. Vince Friese (HON), 4-3-5.
5. Cade Clason (YAM), 12-4-6.

タイトル最右翼のロクスンでしたがレース2でのパンクによるリタイアの大事件。総合順位やタイトル争いが混沌となる大波乱もありましたが、最終レースで安定したライディングを終始見せて見事WSX初タイトル獲得。総合優勝は前戦のイギリスGPからスピードを披露していたサバッチーが獲得(マシンはプロサーキットチューンのカワサキ)。

 

【WSX 2022 ポイントランキング】
1. Ken Roczen (HON), 116 points
2. Joey Savatgy (KAW), 112
3. Vince Friese (HON), 112
4. Justin Brayton (HON), 108
5. Josh Hill (YAM), 83

波乱&ドラマもありましたが、大本命ロクスンが見事WSX初王者に輝きました。前戦覇者イーライ・トマックは第1戦のみのワイルドカード出場。

何度でも体験したいくらい、素晴らしい経験となりました。ここ数年厳しい戦いが続いたからこそ、WSXに参戦しました。後悔はありません。再びタイトルも獲得できたし、オーストラリアにまた戻ってくるのが待ち遠しいです
– ケン・ロクスン

 

【SX2 総合結果】
1. Shane McElrath (YAM), 2-2-1.
2. Max Anstie (HON), 1-3-2.
3. Aaron Tanti (YAM), 12-1-3.
4. Chris Blose (KAW), 4-5-4.
5. Mitch Oldenburg (HON), 7-4-6.

シェーン・マケラスが総合2連勝。マックス・アンスティと地元オーストラリア王者アーロン・タンティ含めた緊張感ある上位バトルが見どころでした。

 

【SX2 2022 ポイントランキング】
1. Shane McElrath (YAM), 123 points
2. Max Anstie (HON), 114
3. Chris Blose (KAW), 105
4. Aaron Tanti (YAM), 100
5. Mitch Oldenburg (HON), 99

シェーン・マケラスが総合2連勝でSX2クラス初王者に輝く。転倒者が多く、荒れたSX2クラスのランキング争いでしたが、AMAスーパークロス250SXクラスでタイトル経験を経験しているマケラスが安定感で他を圧倒。

決して簡単なことではないがタイトルを手に出来た。最低限の準備期間しかなかったが、リック・ウェア・レーシングは休むことなく作業を続け、タフに戦い抜いた。トップに立つこと、そしてコースを走るたびに調子を上げていくこと、それが僕らの仕事だ。チャンピオンは素晴らしい! このチームとこの数週間で成し遂げたことを誇りに思う
– シェーン・マケラス

 

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