【モトゴシップ】MXGPレジェンド ステファン・エバーツが監督としてスズキに復帰!
FIMモトクロス世界選手権で史上最多の10度のタイトル獲得を誇るGPレジェンド、ステファン・エバーツ(ベルギー)が、MXGPスズキファクトリーとの契約を発表。エバーツといえば現役引退後はKTMで若手育成プログラムを担当し、MX2ライダーから期待の若手ホルヘ・プラドらの育成に取り組んできました。
エバーツのスズキとの契約はMXGPシーズン中から根強く囁かれていた噂。今季までMXGPスズキファクトリー監督を務めていた同じくGPレジェンドのJ・スメッツ(ベルギー)が、2016年はKTMのモトクロススポーツディレクター就任のニュースと紐付けられたゴシップでもありました。
リリースによるとMXGPスズキファクトリーを運営するゲボスレーシングプロモーション主宰の世界GPレジェンド、シルヴァン・ゲボス(ベルギー人)の業務を引き継ぐ記載もあり、今後はチームの運営と監督業を兼任していくものと見られます。
ご存知の方も多いと思いますがエバーツの父親ハリー・エバーツも世界GP王者。シルヴァン・ゲボスの弟は、エバーツ以前に最初の世界GP125cc, 250cc, 500ccの全クラス制覇したエリック・ゲボス。この両家族4名全員が70年代からスズキで世界GPを舞台に大活躍してきた関係性も大きなトピックの一つに。
余談ですがエバーツと同世代の筆者、1991年のエバーツが初世界GPタイトル(スズキ)を獲得した真夏の鈴鹿での日本GPに同クラスにワイルドカード枠で参戦してました… 今では暑さでフラフラで何周周遅れになったかも思い出せませんが、スムースで強烈なスピードで駆け抜けていく白いウェアのエバーツの姿だけは強く記憶に残っています。
エバーツは酷暑のレースの例えに1991年の鈴鹿のレースを度々、引き合いに出します。エバーツと同世代の身としては、エバーツといえばヤマハでもKTMでもなくやはりスズキなのです! という収まりの良さをアラフォー世代のレースファンには感じさせられるエバーツのスズキとの契約のニュースでした。