ニューモトブログ|2021 第15回「一将祭」レジェンドクラス参戦

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新年も迎え、少々お時間過ぎてしまいましたが… 2022年最初のニューモトブログは、2021 第15回「一将祭」レジェンドクラス(現役IA&元IAライダー対象)参戦についてお届け。

新型コロナウイルス感染症の影響で2年振りの開催となった一将祭。当日エントリーやIAトップライダー達のゲストも含めると200台以上のマシンがレース参戦し、コース上だけでなくパドックも大変賑やかで笑顔あふれる雰囲気が最高のイベントでした。コースはお馴染みの茨城県MX408で開催されました。

 

当日は「モトショップ鷹」さん、「GSPEED TOKYO」さんのご協力で、コラボレーションパドックをニューモトの為にご用意いただきました。ヤマハブルーでピリッと引き締まった完璧にオーガナイズされたパドックの美しさ。これはもう、走る前のこの時点で一将祭参戦の目的を半分以上果たしたかのような満足感を得てしまうレベル。

マシンはモトショップ鷹さんの「ヤマハYZレンタルバイク」サービスを使用。なんと、フルモデルチェンジが話題の「2ストローク 2022 YZ125」を使用させていただきました。年に一度の一将祭参戦ということで、特別にゼッケンやステッカーでグッとレーサールックを高めてみました。マシンのインプレやレンタルバイクサービス詳細については後日改めてのニューモトブログでご紹介させて頂く予定です。

取り急ぎ、「2ストローク 2022 YZ125」最高じゃないですか! 2ストの良さはご存じの方には説明不要でしょうが、4ストと比較されてしまう時代に2ストのネガな部分を削減させ、幅広いライダー層に乗った瞬間からライディングの楽しさを感じ取れるフィーリング。2ストローク全盛期に全日本モトクロス選手権参戦していた、40代ライダーからすると「2ストロークレーサー」の概念が、脳内で書き換えられてしまうような衝撃でした。

 

会場で評判よかったのが、LEATTの 5.5 レッド。コース行くと「LEATT、気になってるんですよ」や「画像より実際のが良く見える」と言われること多いです。

 

レースウィーク中に降雨もありましたが、コース整備と水はけ良いMX408は当日の天候に恵まれたこともあり、レジェンドクラスの練習走行が始まるお昼休み明けには、ほぼベストコンディション。現在のMX408コースレイアウトは初めての走行も、スピードに乗るセクションや上手く加速できる形状の安全なバンク等は非常に好感触。全日本モトクロス選手権を開催するような大きなコースではないのですが、ラインの選択肢も豊富でよく考えられたコースレイアウトとなっていました。

4スト450ccから2スト125ccまでが混走のレジェンドクラス。フルモデルチェンジ果たしたYZ125は絶好調。半クラッチで高回転域をコントロールしながらマシンをスピードに乗せていく爽快感は、排気量のハンデを忘れさせてくれるもものでヘルメット中ではニヤニヤしながらのライディング。とはいえ、すぐに息が上がってしまった後は、肝心のスタート練習を重ねながら練習走行を終えました。

今回のレジェンドクラスには、現役IAライダーも参戦。IA1クラスで劇的なタイトル争いを繰り広げた富田俊樹選手を筆頭にIA2新チャンピオンの大城魁之輔選手、小方誠選手、中島漱也選手、鴨田翔選手という豪華メンツも参戦。レース時に果たして自分が現役IAライダー達と一緒に走るとどうなってしまうのか… の不安が練習走行後の自分を襲うのでした(笑)。

 

ヤマハ、ブルークルー気分でレース時は、FLY のLITE グレー/ティール/ハイビス着用。サイドから見ると分かるジャージ&パンツの配色切り返しがお気に入り。

 

現役・引退組関係なく参戦するIAライダー同士のパドックでのトークも毎年楽しみな一将祭。エキシビション的な扱いのレジェンドクラスのレースではありますが、最終プログラムのレース前となると心臓が口から飛び出そうなワクワクドキドキな緊張感。現役時のようにグリッドもしっかりと整地が基本。この時点で全ライダーが本気モード。

個人的には日常生活では決して味わうことないこの緊張感を感じたい為に、毎回レジェンドクラスに参戦しているのだと言っても過言でありません。

 

 

YZ125ながら、ホールショット獲得ワンチャン狙いでグリッド一番イン側を選択するも、関東MX界の先輩でCRF450Rを駆る大内健八さんが隣に並ばれた瞬間に意気消沈したのはココだけの話(笑)。

 

 

全日本モトクロス4冠王者の勝谷武史選手に「2スト125cc」でのスタートテクニックをレクチャー受けますが、クラッチワークに大失敗… 混戦の中、ルーストを浴びながら3コーナーに差し掛かると見覚えあるライダーが目前で地面に叩きつけられる様子が視界に入ってきました。ジャックナイフ気味のフルブレーキングで確認すると、誰あろう「一将祭」ホストで主役でもある増田一将さんでした。すぐに担架を要請し、現場に戻るとライダー仲間がマシンを投げ出して救助に駆けつけていました。脳震盪を起こしていましたが、自身のイベントということもあり、自力で立ち上がろうとするのを先輩風吹かせて「ダメージ確認出来るまで動くな!」と制止。一時は担架に乗せるも意識もはっきりし、身体のダメージも確認できたので自力でパドックまで戻る姿も見届けて一安心。一将祭主役がリタイアという残念な形となりましたが、一瞬で凍りついたかのような会場の空気も、無事を確認した来場者全員の拍手で一気に会場全体がひとつになったような温かい雰囲気は、コース上から見ていて素晴らしいものでした。

とはいえ、暗黙の了解としてレジェンドクラスでは「無理しない・怪我しない・担架ださない」の「3ない」が存在しており、大きなダメージなかったから言えることですが… 主役自らが転倒リタイアとなったことは、今後「イジられ続ける」こと間違いないでしょう(笑)。

 

 

再スタートとなった、レジェンドクラス。中島漱也選手が再びリードを奪う展開でレースはスタート。2ストロークYZ125で参戦の富田俊樹選手、大城魁之輔選手が序盤から抜け出し、三つ巴の展開に。レースはそのまま中島選手が勝利!

一将祭当日のサプライズ、富田選手のYZ125でのレース参戦は来場した皆さん大喜び。他のクラスにも積極的にゲスト参戦し、イベントを大いに盛り上げてくれました。

肝心の自分のスタートはといいますと、今回も出遅れるものの序盤の混戦で少し順位を上げて8番手に浮上しオープニングラップを終えると…

 

人気上昇中の100% グローブを着用。

 

3周目以降は順位落としていく苦しい展開。なのですが、後方から追い上げてくるIAライダー達との混戦バトルや緊張感はここでしか味わえない極上なもの。これだから、レースはやっぱり素晴らしい! とか思いつつも身体は正直… 10番手にポジションを落とすレース中盤を迎える頃には呼吸困難、疲労困憊。ここは大人なので(笑)この先は思いっきりペースダウン。レーシングラインよりも、自分が気持ち良く走れるラインでの走行で無事に完走。コースサイドの友人たちに手を振りながらのラストラップ、フィニッシュ直前に順位を落としたようですが、そんなことは大した問題ではなく、気分良くレジェンドクラスを走り終えることが出来ました。あえてリザルトには触れはしません…。

 

 

2021 第15回「一将祭」に参加、ご来場、イベントスタッフの皆様、お疲れさまでした。今回も来場された皆さんの笑顔が印象的な一将祭らしい、素敵なイベントだったと思います(ハプニングありましたが…w)。

モトショップ鷹」さん、「GSPEED TOKYO」さんのご協力にも改めて感謝致します。

KRP, GSPEED TOKYO, HMR, Mino


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