レースビデオ&リザルト|2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第6戦 ベルギーGP

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2021 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第6戦 ベルギーGPのMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

 

GP開催コース屈指のディープサンドコースであるベルギー、ロンメルでの一戦。天候は曇り時々雨。スキル的にもフィジカル的にもライダーに非常に厳しいコンディションでのディープサンドコース攻略はスピードだけでなく、安定感が求められるでしょう。

 

最高峰MXGPクラスには、2週間前のオランダGPで肩甲骨を骨折したジェフリー・ハーリングスがレース前日に強行出場を決断。サンド世界最速の称号を得ているライダーですが、荒れたサンドコースを骨折した状態でのレースに疑問符がつくままレースはスタート。エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Romain Febvre (FRA, KAW), 2-1
2. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 1-5
3. Pauls Jonass (LAT, GAS), 4-2
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 6-3
5. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 3-7
6. Tim Gajser (SLO, HON), 7-4
7. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 5-8
8. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 10-10
9. Ben Watson (GBR, YAM), 12-9
10. Brian Bogers (NED, GAS), 11-11

 

今季好調もミスや転倒が多く、結果になかなか繋げることが出来なかったフェーブルが今季初総合優勝! 内容的には今大会も両レースで転倒があったものの、両レースでスタート直後から首位に立つ好スタートとレース終盤でもアグレッシブな姿勢が総合優勝の決めてとなりました。ロンメル近郊に居を構えて数年、ようやく世界屈指のサンドコースで表彰台の頂点に。総合2位は肩甲骨骨折からの強行出場の「砂神様」ハーリングス! レース1でのサプライズ勝利は序盤で2位キープとした後、フェーブルのペースやライン取り、肩の具合の様子を見てから確実に勝負を仕掛けての勝利。レース2では転倒でポジションダウン、5位まで挽回後はリスクを避けてペースダウンしたとのこと。タイトル絶望的と思っていた1週間前から考えると今回の結果には満足しているとし、まだまだタイトル獲得への熱意は消えていません。総合3位には新生GASGAS移籍後初表彰台登壇のジョナス。チームのホームレースというおまけつき。

 

 

【MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 226 points
2. Romain Febvre (FRA, KAW), 221
3. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 217
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 212
5. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 184
6. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 180
7. Glenn Coldenhoff (NED, YAM), 160
8. Pauls Jonass (LAT, GAS), 159
9. Ben Watson (GBR, YAM), 111
10. Alessandro Lupino (ITA, KTM), 109

 

前戦含めてミスが目立つようになってきたポイントリーダー、ガイザーにランキング2位浮上のフェーブルが5点差に迫りました! 注目のハーリングスですが、ランキング首位に対してのビハインドを51点差から「42点差」と削ることに成功。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Jago Geerts (BEL, YAM), 1-2
2. Kay de Wolf (NED, HUS), 3-1
3. Maxime Renaux (FRA, YAM), 2-3
4. Thibault Benistant (FRA, YAM), 5-4
5. Jed Beaton (AUS, HUS), 8-5
6. Ruben Fernandez (ESP, HON), 6-7
7. Tom Vialle (FRA, KTM), 4-11
8. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 7-8
9. Simon Laengenfelder (GER, GAS), 10-9
10. Rene Hofer (AUT, KTM), 11-12

 

今季2度目の総合優勝は母国GP初優勝を手にしたヘールツ。シーズン開幕前の膝の負傷があったものの確実に好調の波を引き寄せつつあります。課題のミスや取りこぼしがなければタイトル争いに追いつくのも時間の問題か。チームのホームレースでの勝利でもありました。総合2位は、ハスクバーナファクトリーのデ・ウルフが初レース勝利&今季2度目の表彰台登壇。ルーキー当たり年の今季、またしてもルーキーが勝利を手にしました。サンドコース巧者を多く輩出しているオランダ出身だけありレース2での水を得た魚のような伸びやかなサンドライディングは素晴らしかった。総合3位には、前戦に引き続き不運な転倒もあったポイントリーダーのルノー。今季レース勝利は1回で不満のコメントもありますが、安定したリザルトを残し続けているコンスタントなレース運びは若手主体のMX2クラスでは大きな武器になっています。

 

 

【MX2 ポイントランキング】
1. Maxime Renaux (FRA, YAM), 221 points
2. Mattia Guadagnini (ITA, KTM), 195
3. Ruben Fernandez (ESP, HON), 194
4. Jago Geerts (BEL, YAM), 193
5. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 176
6. Thibault Benistant (FRA, YAM), 174
7. Jed Beaton (AUS, HUS), 171
8. Kay de Wolf (NED, HUS), 159
9. Rene Hofer (AUT, KTM), 156
10. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 132

 

レッドブルKTM新人ガダニーニの転倒・不発もあり、ルノーが一気に26点差とポイントリードを拡大。目が離せないMX2クラス、今後も大注目です!

 

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Ray Archer


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