レースビデオ&リザルト|2021 AMAモトクロス 第5戦 サウスウィック

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2021 AMAモトクロス 第5戦 サウスウィック「450MXクラス」、「250MXクラス」のレースビデオ&リザルトをシェア。

 

AMAモトクロスシリーズ開催される会場で最も歴史あるコースのひとつ。ドラマや波乱、記憶に残る名勝負を多く生んできた名サンドコースでの一戦、サウスウィックだけで輝きを見せるローカルライダー達の活躍も例年話題に。サプライズ&好バトルをお見逃しなく。

 

 

レースウィークの大雨の影響残る水分を多く含んだサンド路面から、好天の下で急速にコースコンディションは回復。レース時は例年よりも締まったサンド路面での争いとなりました。日本期待の下田丈選手は、タイムドプラクティス12番手から決勝進出。エンジョイ!

 

 


 

 

  【450MX リザルト】
1.  Dylan Ferrandis 1 – 3 Yamaha
2.  Ken Roczen 4 – 2 Honda
3.  Justin Barcia 2 – 4 GasGas
4.  Eli Tomac 8 – 1 Kawasaki
5.  Cooper Webb 6 – 5 KTM
6.  Adam Cianciarulo 5 – 6 Kawasaki
7.  Chase Sexton 7 – 8 Honda
8.  Marvin Musquin 10 – 7 KTM
9.  Dean Wilson 12 – 9 Husqvarna
10.  Joey Savatgy 11 – 10 KTM

 

450クラスルーキー、フェランディスが3連勝。5戦中、4度目の総合優勝獲得!モト1は、ホールショットからこのレースのベストラップを記録しながら後続を引き離し、最大約10秒のリードを築き上げての独走勝利。モト2では、マシンから白煙を吹き出すトラブル発生。ピットから「ノー・クラッチ」のピットボードを見た以後はスムースなライディングに切り替えながらもシアンサルーロをパスして3番手浮上、さらに転倒するまでは2位走行中のロクスンに迫るスピードまで披露。危うくリタイアの危機から、総合優勝という大きな価値ある勝利となりました。総合2位は、第2戦以降は勝利がないロクスン。安定したリザルトもフェランディスとトマックのスピードには大きく届かず、タイトル争うロクスンには厳しいレースが続きます。総合3位にはGASGAS移籍後AMAモトクロス初表彰台登壇果たしたバーシア。好スタートのモト1と対象的に追い上げレースとなったモト2。表彰台登壇をかけた追い上げは、ここまでマシンセッティングに苦しんできたバーシアにとって大きな収穫にもなる表彰台。お隣のニューヨーク州出身ということで熱心なバーシアファンの存在も大きかったとコメント。

 

3戦連続モト2勝利のトマックは今回も本領発揮。総合優勝フェランディスはマシントラブルなかったとしてもトマックのスピードには勝てなかったかもしれないとコメントするほど。しかし、開幕戦からのモト1リザルト(9・11・6・4・8)、ここを改善しない限り、フェランディス対ロクスンのタイトル争いに絡むことはシリーズ中盤戦突入時点で限りなく不可能に近いでしょう。勝てる圧倒的なスピードを誇りながらも、3年連続王者だったと思えない不安定なリザルト… 謎すぎます。

 

 

 【450MX ポイントランキング 5 of 12】
1.  Dylan Ferrandis 224
2.  Ken Roczen 205
3.  Eli Tomac 167
4.  Aaron Plessinger 163
5.  Justin Barcia 161
6.  Chase Sexton 159
7.  Adam Cianciarulo 147
8.  Cooper Webb 133
9.  Christian Craig 124
10.  Marvin Musquin 115

 

ポイントリードを19点差としたフェランディスの強さばかりが光ります。マシントラブルによるリタイアがあったプレシンジャーを抜いて、トマックが57点差の3位浮上。

 

 

 【250MX リザルト】
1.  Hunter Lawrence 1 – 1 Honda
2.  下田 丈 3 – 4 Kawasaki
3.  Justin Cooper 6 – 2 Yamaha
4.  R.J. Hampshire 2 – 6 Husqvarna
5.  Colt Nichols 4 – 5 Yamaha
6.  Jett Lawrence 9 – 3 Honda
7.  Michael Mosiman 7 – 7 GasGas
8.  Stilez Robertson 8 – 8 Husqvarna
9.  Jalek Swoll 5 – 17 Husqvarna
10.  Pierce Brown 13 – 10 GasGas

 

ホンダファクトリーのローレンス兄弟の兄、ハンター・ローレンスが初総合優勝を完全優勝で達成。AMA参戦初年度に2度のレース勝利はありましたが、MXGP優勝経験誇る無駄のない安定感あるサンドライディングはミスの多い250MXGPクラスで大きなアドバンテージとなりました。過去1年以上、度重なる怪我や体調不良に苦しめられ、一時は引退を考えたというハンター・ローレンスでしたが、AMA初優勝達成! 総合2位は下田選手、アウトドア初表彰台登壇&自己ベスト更新! 昨年の最終戦でレース3位での表彰台インタビューはありましたが、AMAモトクロスでの表彰台は総合結果に対してのみのため、今回が正式に「初表彰台」達成となりました。荒れたサンドコースに対して、スムーズでクリエイティブな下田選手のライディングとの好相性が結果に出た形といえるでしょう。総合3位にはタイトル争うクーパーが連続表彰台登壇更新中。モト1のオープニングラップ転倒による後方からの追い上げで体力消耗したようで、モト2でのローレンスとのバトルに余力がなかったとコメント。しかし、表彰台登壇という結果につなげるタフネスさはタイトルコンテンダーとしての実力を見せつけました。

 

今大会含めて、3大会連続優勝の可能性とスピードを披露したハスクバーナファクトリーのハンプシャー。確認できている範囲でマシントラブル1回、転倒最低7回以上というトップライダーとしては致命的な不安定さ…。フロリダ育ちということでサンド質コースと好相性な上にスピード、フィジカル共にライバルを凌ぐレベルだけに今後の戦いぶりに注目。ポイントリーダーのジェット・ローレンスは今季初、表彰台を逃しました。不運な接触転倒もありましたが、下田選手をパスする実力で維持を見せつけた形。

 

 

  【250MX ポイントランキング 5 of 12】
1.  Jett Lawrence 204
2.  Justin Cooper 201
3.  Hunter Lawrence 178
4.  R.J. Hampshire 148
5.  下田 丈 137
6.  Colt Nichols 131
7.  Jalek Swoll 128
8.  Jeremy Martin 125
9.  Garrett Marchbanks 115
10.  Austin Forkner 94

 

白熱してきたポイントリーダー争い、クーパーが一気に3点差まで迫ります。下田選手のランキングは前戦までの8位から、5位へとジャンプアップ!

 

 

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