Gモト|2021 全日本モトクロス選手権 第3戦 関東大会 オフロードヴィレッジ レディースクラス

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Gモトスタッフ、地元関東で開催された「2021 全日本モトクロス選手権 第3戦 関東大会」に行ってきました。会場は埼玉県川越市にある「オフロードヴィレッジ」。シリーズ唯一の首都圏での開催です。

今回の「レディスクラス」は「初の決勝レース2ヒート」ファンには楽しみが2回! 第2戦中国大会の延期もあり「実質ラウンド2」ということになります。シーズン後半で期待していた「トップ4 vs. 若手ライダー」が、シーズン序盤の今大会で見ることが出来ました。しかも、2ヒート共に!

ご覧いただき、次回SUGO大会の観戦が楽しくなれば嬉しいです。

 

ディフェンディングチャンピオン川井麻央選手(T.E.SPORT)。決勝2ヒートともベストラップ。開幕戦同様、チャンピオンらしい冷静なレースで見事1位。一気に波に乗り、今シーズンも全戦全勝を見せてくれるか? とても楽しみ! 世界で活躍することを目標に掲げている川井選手。これから全日本を目指すキッズ女子達の目標となってほしいライダー。

 

2019年チャンピオン本田七海選手(bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド)。予選をA組・B組総合ベストタイム記録、レースは2位通過。ベストタイム1分49秒台を出したのは本田選手だけ。2位の川井選手は1秒03遅れの1分50秒23。
決勝は好スタートからトップを走るも両ヒート2位と残念な結果でした。
チャンピオン経験者の本田選手は2ストYZ85を巧みに走らせキレのある走りが魅力。スタートから逃げたら、ぶっちぎる可能大!

 

開幕戦熊本でピカイチのスピードを魅せた小野彩葉選手(T.E.SPORT)。今回は地元オフロードヴィレッジという事もあり、 Gモトスタッフも期待を込めて1番楽しみにしていた小野選手のレース。
両ヒート「得意のスタート」でトップ争いに加わるも両ヒート3位。とはいえ両ヒートで本田選手と繰り広げたバトルは、次戦SUGO大会も期待させてくれる内容でした。
小野選手は「スタートが得意」。
次戦SUGO大会もスタートから逃げる展開に期待大です!

 

「社会人ライダー」の久保まな選手(Honda Dream京都東 TEAM HAMMER)。バイクをホンダCRF150Rに乗り換え、チームも移籍(監督は元全日本チャンピオン高浜龍一郎氏)。新たな環境で先を見据えたレース活動中。
もちろんチャンピオンを十分に狙えるスピードとスキルがある。今大会は5/4位の総合4位、久保選手の魅力でもある「躍動感がある走り」があまり見れませんでした。
スポット参戦予定なので次戦はどのレースに出場なのか楽しみです。
SNSでの活動も活発にしている、明るく親しみやすい「久保まな選手」の活動に大注目です。

 

ここからは「次世代ライダー」をピックアップします!!
ついに「トップ4」に割り込んでくるライダーが登場。

 

「全米アマチュアモトクロス選手権 ロレッタ・リン」のガールズクラスで3位表彰台経験のある楠本菜月選手(actionracing with alphathree)。
現在ランキング4位。
いつ全日本表彰台に上がってもおかしくないライダーです。

 

やっとやっとの「6位入賞」木村綾希選手(TeamPowerBand)。父母はバイク屋さんで元ライダーという恵まれた環境でレース活動中。
ヒート1、後半抜かれるまで久保まな選手を抑え込むレースが出来ていたので、今後に期待。

 

今大会、次世代選手として1番速かった、穗苅愛香選手(TOMOレーシング)。ヒート1はマシントラブルでフロントブレーキがない状態で久保選手と近いタイムで周回。ヒート2ではスタート出遅れから、3位小野選手と同じ50秒台で追い上げて6位。
ジャンプの切れ味が魅力です。



 

地元開催ということもあり、「チームでのレース参加」、「美蔵CXAで子供達への協賛」、「取材」と忙しく楽しい2日間でした。以下は、レディスクラスの取材をして感じた「今後の予想」です。

ディフェンディングチャンピオン川井選手。
決勝2ヒートトップタイム。
冷静な走りで両ヒート1位。
とはいえ、スタートから1コーナーまでの出遅れが改善されていないです。出遅れても1周目の混乱を上手く使い、2周目に入る頃には既にトップ付近にいますが、
小野選手や本田選手がスタートから飛び出したり、スタート直後のトラブルに巻き込まれたら逃げ切られる可能性が高い。今回のようにトップ4と同じペースで走れる選手が出てきた事にも注意が必要かと。
まだまだ本来の川井麻央選手のスピードになっていないと感じます。もっと速いはず。

2019年チャンピオン本田選手。地元有利という特性のある「オフロードヴィレッジ」。
「予選のスピード」とヒート1小野選手とのバトル中に本田選手だけが飛んでいた「8コーナーへのダブルジャンプ」など一歩抜きに出ているスキルがあります。
今回は両ヒート2位でしたが「チャンピオン候補NO1」です。
シーズンはまだ序盤、先は長い。

「スタートが得意」なダークホース小野選手。今回は「細かいミスが多かった」ように思います。
早く1勝してもらいたい! 次戦以降もスタートから逃げたら怖い存在です。

久保選手、チャンピオンを十分に狙えるスピードとスキルがある。今回は久保選手らしい走りがあまり見れませんでした。次の参戦に期待大です!

「次世代」楠本菜月選手、木村綾希選手、穗苅愛香選手。
やっと表彰台を狙える選手が出てきてうれしい。
練習熱心な3選手なので次のレースを見るのが非常に楽しみ!

次回のGモト取材はSUGO大会。さらにGモト目線で「男子より断然女子の勝負は見応えがある」を取材します。お世話になった皆さんありがとうございました。

GSPEEDTOKYO|ジースピードトウキョウ

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