450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2021 AMAスーパークロス 第16戦 ソルトレイクシティ1

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【追加:リザルト雑感】

2021 AMAスーパークロス 第16戦 ソルトレイクシティ1(全17戦)。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズがAMAスーパークロス。終盤戦を迎えたシリーズ、最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&ポイントランキングをシェア。

 

 

シリーズは今大会を含め、残すは2戦のみ。会場は2週続けてユタ州ソルトレイクシティのライズエクルズスタジアム。ソルトレイクシティSX2連戦で、全17戦のシリーズは締めくくられることに。

 

会場となるソルトレイクシティはスーパークロス開催会場の中でも標高高いことで知られています。フィジカルやマシンセッティングへの影響も予想され、コロラド州で高地トレーニング重ねるトマックの優位性が毎年のように話題に上がりますが、今年のタイトル争いからは事実上、完全脱落。ウェブ対ロクスンのタイトル争いに、ディフェンディングチャンピオンとして一矢報いる事が出来るか? タイトル争いへの影響は?

 

エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Marvin Musquin (KTM), 25 laps – 優勝経験もあり、相性が良いと語るソルトレイクシティで今季初勝利&2年振り優勝! 31歳のフランス人ライダー。度重なる負傷やベテランらしくないミスが多く目立ち、モトゴシップとして引退説も囁かれていたこともありましたが、今季4度目の表彰台は頂点に登壇。かつてのチームメイト首位ロクスンにプレッシャーを与える距離まで接近。そのロクスンの転倒もありましたが、首位浮上後はウェブの追い上げを退けての勝利。レース後半でのフープスライン変更がウェブ抑え込みに有効な選択に。まだまだムスキャンの活躍が楽しめそうです!

2. Cooper Webb (KTM), +00.326 – ポイントリーダーとして、16点差リードで迎えた一戦。無理しないレース展開が予想されましたが、レース中盤からの追い上げ、貪欲な勝利への姿勢はいつものウェブでした。シリーズ中盤であれば追い詰めたムスキャン相手にアグレッシブなパッシングの可能性もあったでしょうが、ロクスン後退もあり、チームメイトの一線は越えないクリーンなバトル。ほぼタイトル手中の状況で最終戦を残すのみ。チームメイトの勝利を祝福しながらもあの位置まで迫りながらの敗戦に悔しさをにじませました。

3. Malcolm Stewart (YAM), +10.463 – 450SXキャリア初表彰台登壇! レース前半のアンダーソン、ウェブとの三つ巴バトル時のウェブを捉えそうなフープススピードが光りました。フープスからトリプルジャンプまでのセクションで果敢な攻めが表彰台を引き寄せたポイント。スチュワート兄弟は兄弟揃って最高峰クラスの表彰台登壇ということに。

4. Dylan Ferrandis (YAM), +15.705 – 表彰台には届きませんでしたが、中盤のバトルを戦い抜く勝負強さは健在。メインレース直前にセッティング変更が功を奏し、ペースアップにつながったとコメント。このクラスのルーキーということに加えて、開幕前の負傷でセッティング面で詰めきれず…不運も多いのですが、レースの諦めない姿勢はラップタイムからも読み取れます。スタート決めて欲しい…。

5. Chase Sexton (HON), +17.099 – プラクティス時の大クラッシュの影響が心配されましたがなんとかレース出場。タイトル争うロクスンに対してのチームオーダーは無かった模様。

6. Ken Roczen (HON), +18.387 – 周遅れの影響でペースを乱されたと語りますが、どうしたロクスン? 2戦連続して得意の「スタート逃げ切り」勝ちパターンを自らのミスで逃すという姿に驚き…。デイトナSX以降のウェブとの精神戦に疲弊したか? 逆転タイトル、ほぼ絶望的な状況へ。転倒の原因については自分でも分からないとコメント。

7. Jason Anderson (HUS), +24.117 – レース中盤突入時までは3位走行でウェブを抑え込む力走もウェブやスチュワートとのバトルでリズムを崩したか、ペースダウン。

8. Aaron Plessinger (YAM), +26.831 – アトランタ3連戦での輝きは見せることなく中盤のバトルに終始。

9. Dean Wilson (HUS), +44.487 – 周遅れの転倒に巻き込まれる不運もありました。

10. Eli Tomac (KAW), +46.242 – 優勝候補として活躍が期待され、タイムドプラクティスでトップタイム記録、ヒートレース勝利。しかしメインレースではスタートで遅れ、転倒繰り返し不発…。マシンセッティング好調とのことで好相性ソルトレイクシティでの最終戦に改めて注目!今回着用ウェアに施されたカラーリングはMTB世界王者だった父親ジョン・トマックへのオマージュで国際自転車競技連合「UCI」カラー採用。

11. Joey Savatgy (KTM), +48.503
12. Broc Tickle (HON), +49.183
13. Max Anstie (SUZ), +1 lap

14. Justin Barcia (GAS), +1 lap – スタート直後の前転転倒でハンドルバーを大きく曲げながらも完走。身体へのダメージはなし。

15. Tyler Bowers (KAW), +1 lap
16. Benny Bloss (HON), +2 laps
17. Cade Clason (KAW), +2 laps
18. Brandon Hartranft (SUZ), +2 laps
19. Justin Starling (KTM), +2 laps
20. Henry Miller (KTM), +2 laps
21. Fredrik Noren (KAW), +3 laps
22. Joshua Cartwright (KAW), +4 laps

 

 

【450SX ポイントランキング 16 of 17】
1. Cooper Webb 362 points(7勝) – 22点差で最終戦へ。最終戦で19位以上でフィニッシュすれば、2019年以来となる2度目のSXタイトル獲得です。
2. Ken Roczen 340(4勝) – 数字上では逆転の可能性ありますが、ウェブに大きなアクシデントなければ絶望的と見るべきでしょう。
3. Eli Tomac 312(3勝)
4. Justin Barcia 273(1勝)
5. Aaron Plessinger 249
6. Jason Anderson 236
7. Malcolm Stewart 230
8. Dylan Ferrandis 218
9. Marvin Musquin 208(1勝)
10. Joey Savatgy 190
11. Dean Wilson 153
12. Chase Sexton 141
13. Martin Davalos 124
14. Zach Osborne 123
15. Broc Tickle 121
16. Adam Cianciarulo 120
17. Justin Brayton 96
18. Vince Friese 94
19. Kyle Chisholm 80
20. Justin Bogle 78

 

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