レースビデオ&リザルト|2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第13戦 フランダースGP(ベルギー)

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2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第13戦 フランダースGP(ベルギー)のMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響によるシリーズ中断、レーススケジュール見直しで全20戦から全18戦に短縮された今季シリーズも今大会から終盤戦。GP開催コース屈指のディープサンドコースであるベルギー、ロンメルでの1週間・3連戦「トリプルヘッダー」初戦。

 

 

シリーズ重要な局面でのディープサンドコース3連戦。すでに新型コロナウィルス感染拡大やハーリングスを始めとする有力勢の負傷戦線離脱もあり、すでに波乱のシーズンではありますが、シリーズ最後の波乱が起こるとしたらロンメル3連戦かもしれません。スキル的にもフィジカル的にもライダーに非常に厳しいコンディションでのディープサンドコース攻略はスピードだけでなく、安定感が求められるでしょう。エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 2-1.
2. Gautier Paulin (FRA, YAM), 1-5.
3. Jorge Prado (ESP, KTM), 3-4.
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 6-2.
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 8-3.
6. Brian Bogers (NED, KTM), 4-7.
7. Jeremy Van Horebeek (BEL, HON), 5-10.
8. Brent Van doninck (BEL, HUS), 10-8.
9. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 13-6.
10. Arnaud Tonus (SUI, YAM), 7-15.

 

今季2度目の総合優勝はガイザー。レース1ではリードを削られていく展開でのプレッシャーがミスの原因か? かつてはサンドコース苦手を公言していたものの今大会はタイムドプラクティスからマシンセッティングも順調で好スタートも揃えてきました。ディフェンディングチャンピオンがシリーズ後半で完全復調。総合2位は2017年オランダGP以来のレース勝利となるポーラン。モトゴシップ的には、来季シートが未確定とされる… ポーランの快走劇にはシビれました。過去にロンメルでの優勝経験の自信に加えて、これまで背中と手のダメージを追いながらのレース参戦でしたがようやく本来のポテンシャルを発揮。総合3位にはルーキーながら今季9度目の表彰台登壇となったプラド。順位を落とす展開も、持ち味の好スタートから上位バトルを繰り広げる姿はルーキーとは思えない存在感です。

 

タイムドプラクティス不発、スタートミスや転倒もあり、総合9位と大きく出遅れたカイローリは、10度目のタイトル獲得に黄信号転倒の危機…。

 

 

【2020 MXGP ポイントランキング 13 of 18】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 488 points
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 440
3. Jorge Prado (ESP, KTM), 429
4. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 429
5. Romain Febvre (FRA, KAW), 383
6. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 375
7. Gautier Paulin (FRA, YAM), 352
8. Clement Desalle (BEL, KAW), 312
9. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 263
10. Arminas Jasikonis (LTU, HUS), 248

 

ディフェンディングチャンピオンにして現ポイントリーダーでもあるガイザーがポイントリードを24点差から倍となる「48点差」にまで一気に拡大成功。カイローリの背後にはチームメイトでもあるルーキーのプラドが11点差に迫ります。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 2-2.
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 4-1.
3. Ben Watson (GBR, YAM), 1-5.
4. Maxime Renaux (FRA, YAM), 3-6.
5. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 5-4.
6. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 10-3.
7. Jed Beaton (AUS, HUS), 7-7.
8. Isak Gifting (SWE, GAS), 6-8.
9. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 9-10.
10. Alvin Östlund (SWE, HON), 8-11.

 

今大会でもスタート得意とするポイントリーダー、ビアルが安定感あるライディングで総合優勝。レース勝利はないもののポイントリーダーとしてシリーズ終盤戦の戦い方としてはこれ以上ない活躍。総合2位は、ビアルの後塵を拝するレースが続くヘールツ。スピードのヘールツと好スタート&安定感のビアルという対決構図はここでも結果として表れました。。ベルギー人のヘールツ、母国GP3連戦で巻き返しなるか? 総合3位には、MX2クラス参戦最終年にしてキャリア初優勝を果たしたワトソン。安定感に難ありなヤマハファクトリーライダーですが、初優勝でシリーズ終盤戦をさらに盛り上げてくれる存在となるか?

 

 

【2020 MX2 ポイントランキング 13 of 18】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 569 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 516
3. Maxime Renaux (FRA, YAM), 407
4. Jed Beaton (AUS, HUS), 407
5. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 381
6. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 357
7. Ben Watson (GBR, YAM), 355
8. Conrad Mewse (GBR, KTM), 287
9. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 249
10. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 234

 

ビアル初タイトル獲得に向けてポイントリードを「53点差」へ。ルノーがビートンに並んでの同点ランキン3位浮上。

 

Ray Archer


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