レースビデオ＆リザルト｜2020 AMAモトクロス第2戦ロレッタ・リン2

by SetagayaRacing · Published 2020-08-24 · Updated 2020-09-05

2020 AMAモトクロス第2戦ロレッタ・リン2、リザルト＆レースビデオをシェア。コロナ禍での度重なるレースカレンダー変更、シリーズ開幕延期が続いた 2020 AMAモトクロスシリーズですが、当初の5月16日開幕予定から、3ヶ月後となる8月15日（現地時間）、にシリーズ開幕を迎えました。第2戦の会場は開幕戦と同じ、ロレッタ・リン。再び降雨の影響受けた、2連戦となりました。

モトゴシップ｜2020 AMAモトクロス第2戦ワシューガル「中止」＆代替開催地発表

当初はワシントン州ワシューガルで予定されていた第2戦ですが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて急遽開催地変更。ロレッタ・リン連戦となった経緯があります。詳細は記事リンク先でご確認いただけます。

レースウィーク、レース開催日にも降雨があり、開幕戦以上のマディコンディションとなった今大会。タイトル候補を筆頭に有力勢にマシントラブルやミス・転倒が相次ぎ、サバイバルモードの大波乱な一戦に。バトルだけでなく、エンジンをいたわりながらのレース運びが明暗を分けました。通常ハイライトビデオ、長編ハイライトビデオをまとめてシェア。エンジョイ！

・ハイライトビデオ

・長編ハイライトビデオ

【450MX リザルト】
1. Zachary Osborne (HUS), 5-1. 持ち味の粘り強さを発揮しての開幕から総合2連勝！モト2終盤での猛追からの逆転劇はミラクル感ある素晴らしさ。マディでも積極的にジャンプ飛んでいく攻めの姿勢が勝利を呼び込みました。モト1では出遅れからのロールオフトラブルでピットインからの追い上げ。タイムドプラクティス開始直前に電気系統トラブルに見舞われコース上でマシン修復。タイムドプラクティス出走不可ならば予選落ちというタイムリミットもありましたが、Bクラスのセッションには間に合いなんとか10番手タイム記録。地獄から天国へ這い上がるメンタルの強さ！チームやスタッフへの感謝を繰り返していたのが印象的でした。

2. Adam Cianciarulo (KAW), 3-5. 450MX参戦2戦目で表彰台登壇。昨年の250MX参戦王者の実力発揮。モト2では総合優勝も視野に入れながらの上位走行でしたがポジションダウン。しかし、結果には満足しているとのこと。

3. Marvin Musquin (KTM), 8-2. ヒザ負傷からの復帰後＆今季初表彰台登壇。やはりマディや荒れたコンディションだと本領発揮してきます。モト2のラスト2周はそれまでよりも3秒早いラップタイムを記録し一度は先行許したオズボーンの背後にまで迫るスピードに驚かされました。モト2のベストラップ記録。モト1では上位走行も転倒でピットイン。グローブ交換等でタイムロスが響きました。

4. Broc Tickle (YAM), 2-9. 急遽ヤマハファクトリー代役加入のティックルがモト1の2位入賞でヤマハ1,2フィニッシュに貢献。3年ぶりのアウトドア参戦でまだまだ調整が必要としながらもベテランらしいコンスタントなライディングをマディで発揮。

5. Max Anstie (SUZ), 15-3. 10年振りに再びMXGPからAMA参戦開始したイギリス人ライダー。マディ経験豊富な実力を生かしてモト2ではレース終盤まで首位快走。周遅れの転倒に巻き込まれる不運がなければ…。アキレス腱負傷復帰明けということもあり今後の活躍に期待。ネイションズやMXGPで優勝経験誇るスピードはAMAでも発揮されるか？出遅れや勝負どころでの不運もありましたが、新天地での3位という結果には個人的にもチームにとっても満足してるとのコメント。

6. Christian Craig (HON), 10-6. スムースなライディングで表彰台圏内走行する場面もありマディで存在感示したホンダファクトリー代役ライダー。トマックを追い詰めるスピードには驚きました。

7. Justin Barcia (YAM), 1-32. 得意のマディコンディションでモト1はオープニングラップから最大約60秒の大量リードを築き圧倒的勝利！ラストラップの転倒の影響は全くなし。モト2では転倒もあり追い上げ中にマシンがストップ…。リタイア。コメントでは久々のAMAモトクロス勝利でポジティブな内容に。

8. Blake Baggett (KTM), 14-8.
9. Jason Anderson (HUS), 27-4.
10. Justin Rodbell (KAW), 12-12.
11. Fredrik Noren (SUZ), 4-35.
12. Henry Miller (KTM), 11-15.
13. Chase Sexton (HON), 6-20.
14. Joseph Savatgy (SUZ), 34-7.
15. Jake Masterpool (HUS), 7-38.

16. Eli Tomac (KAW), 9-24. 3年連続王者が、2レース共にマシントラブルでフィニッシュ出来ずという大波乱。タイトル争い、どうなる？

17. Justin Bogle (KTM), 22-10.
18. Dean Wilson (HUS), 20-11.
19. Chase Felong (HUS), 37-13.
20. Coty Schock (HON), 13-25.

【450MX ポイントランキング】
1. Zachary Osborne (HUS), 88 points
2. Marvin Musquin (KTM), 69
3. Justin Barcia (YAM), 59
4. Jason Anderson (HUS), 58
5. Adam Cianciarulo (KAW), 51
6. Blake Baggett (KTM), 51

7. Eli Tomac (KAW), 48. 3年連続王者が第2戦にして「40点」ビハインド…。

8. Broc Tickle (YAM), 48
9. Max Anstie (SUZ), 47
10. Chase Sexton (HON), 44
11. Christian Craig (HON), 40
12. Joseph Savatgy (SUZ), 36
13. Dean Wilson (HUS), 32
14. Cooper Webb (KTM), 29
15. Henry Miller (KTM), 21
16. Jake Masterpool (HUS), 19
17. Fredrik Noren (SUZ), 18
18. Justin Rodbell (KAW), 18
19. Justin Bogle (KTM), 15
20. Coty Schock (HON), 14

【250MX リザルト】
1. Jeremy Martin (HON), 3-2. 背中の負傷、長期欠場から2年ぶりの総合優勝獲得！

2. Dylan Ferrandis (YAM), 2-4. 後方からの追い上げでも勝負強さは別格。元GPライダーだけにマディでの経験値の高さが見られました。エンジンへのダメージを考慮して、チームの判断でモト2ではマシンを乗換えているとのこと。そのモト2では出遅れ追い上げのレース内容に不満も表彰台登壇とポイントリーダーキープには満足しているとのこと。

3. Alex Martin (SUZ), 7-1. マーティン兄弟の兄。モト1での首位浮上直後の転倒もありましたが、モト2では好スタートから1分以上の大量リードで圧勝。総合優勝の実弟ジェレミーと共に兄弟揃っての表彰台登壇達成！スズキの250MXクラスでのレース勝利は2009年ライアン・ダンジー以来とのこと。

4. Cameron Mcadoo (KAW), 4-5. AMAモトクロスキャリアベストリザルト更新！

5. Shane McElrath (YAM), 8-3. 転倒やゴーグル交換を目的としたピットインがありながらもまずまずの順位。好スタートが目立つ今季、ドライでのレースで真価が問われるはず。

6. RJ Hampshire (HUS), 1-18. モト1では2年ぶりのレース勝利！春のヒザの手術から復帰の開幕戦は表彰台、今回はレース勝利と好調を維持。モト1の勝利は序盤の混戦を切り抜けて首位浮上後は後続の脱落もあり最大15秒以上のリードを築き上げました。モト2ではスタート直後の転倒から8位まで浮上し、表彰台も視野に入ったラスト1周目前でマシンがストップ…。

7. Mitchell Harrison (KAW), 6-10. プロサーキットカワサキ代役ライダー、表彰台経験もあるだけにまだまだ期待。

8. Stilez Robertson (HUS), 12-7. 今年のアマチュア選手権ロレッタ・リンで最優秀選手賞獲得の有望株がプロ2戦目で7位入賞。

9. Lance Kobusch (KTM), 16-8. プライベーターの健闘。

10. Carson Mumford (HON), 5-20. 今季AMAモトクロスで本格プロデビュー迎えたガイコホンダの逸材が総合10位、レース5位と健闘。

11. Justin Cooper (YAM), 20-6. タイトル候補とされていましたが、手のこぶし骨折のダメージ抱えながらの厳しいシリーズとなりそう。

12. Derek Drake (KTM), 19-9.
13. Ezra Hastings (HUS), 15-13.

14. Hardy Munoz (HUS), 17-12. プロ2戦目。昨年ロレッタでアマチュアタイトル獲得のチリ人ライダー。

15. Nick Gaines (YAM), 11-19.
16. Pierce Brown (KTM), 9-34.
17. Gared Steinke (KAW), 10-29.

18. Mason Gonzales (YAM), 21-11. プロ2戦目。開幕戦に続き健闘。

19. Austin Root (HUS), 13-32.
20. Joseph Crown (YAM), 37-14.

25. 下田丈 (HON), 18-40. モト1はオープニングラップ17番手から2周遅れの18位。モト2ではオープニングラップで転倒？トラブル？いきなり周遅れとなり、直後にリタイア。

【250MX ポイントランキング】
1. Dylan Ferrandis (YAM), 90 points 6点差リード
2. Jeremy Martin (HON), 84
3. Alex Martin (SUZ), 71
4. RJ Hampshire (HUS), 70
5. Shane McElrath (YAM), 69
6. Cameron Mcadoo (KAW), 61
7. Justin Cooper (YAM), 40
8. Mitchell Harrison (KAW), 38
9. Mason Gonzales (YAM), 32
10. Carson Mumford (HON), 32
11. Derek Drake (KTM), 30
12. Jett Lawrence (HON), 29
13. Nick Gaines (YAM), 28
14. Pierce Brown (KTM), 27
15. Stilez Robertson (HUS), 27
16. Brandon Hartranft (KTM), 23
17. Lance Kobusch (KTM), 18
18. Ezra Hastings (HUS), 14