250SXショーダウンハイライトビデオ&リザルト雑感|2020 AMAスーパークロス 最終戦 ソルトレイクシティ7SX

sr141230banner

 

2020 AMAスーパークロス 最終戦 ソルトレイクシティ7SX(全17戦)。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスでは、最終戦恒例の東西シリーズ混走「ショーダウン」の決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&ポイントランキングをシェア。

 

 

東西両シリーズで僅差のタイトル争いが繰り広げられている250SXクラス。今季は新型コロナウィルス感染拡大によるレーススケジュール再編があり、ショーダウンは最終戦のみの開催となりました。ポイントはシリーズ別ではなく、通常のレース同様に順位そのままのポイントが与えられます。単独シリーズよりも実力伯仲となることが予想され、つまり逆転を狙う側からすると、先行していることが最低条件ではありますが、自身とタイトル争い該当ライダーの間に他のライダーを多く挟み込めれば逆転タイトルへの道は広がることに。

 

250SXイーストシリーズでは逆転ランキング3位浮上の可能性急浮上の下田丈選手、逆転条件となる10位以内フィニッシュなるか? ヒートレースから波乱の展開…。結果に注目です。エンジョイ!

 

 


 

 

【250SXショーダウン リザルト】
1. Chase Sexton (HON), 19 laps – 2年連続タイトル獲得。250でのラストレース。AMAモトクロスからは450に乗り換えてホンダファクトリーから出場予定。今大会も赤旗再スタートがセクストンの味方に。昨年はフォークナーの負傷シリーズ離脱による棚ぼた感ある初タイトル獲得でしたが、運だけでなく自信に満ち溢れたライディングやスピードと今季は文句なしのタイトル獲得。運を味方に出来る勝負師としての資質は今後の450キャリアでもきっと発揮されるでしょう。

2. Shane Mcelrath (YAM), +04.275 – 意図的にポジションダウンしたタイトル争うセクストンと牽制し合う場面もありましたが、精彩欠いたライディングでタイトル争いにも敗れる結果に。来季は450ステップアップ。

3. Michael Mosiman (HUS), +07.487 – 今季2度目の表彰台がショーダウン。今季ブレイクしたライダーの一人。強引で安定感に欠くレースもありますが確実に250トップライダーに育ちつつあります。来季は勝負の年でしょう。

4. Dylan Ferrandis (YAM), +10.219 – 赤旗再スタートの原因となったフォークナー負傷で2年連続タイトル獲得濃厚となりましたが、緊張感が映像通して伝わるライディング。らしくない転倒もありましたが確実に走りきり再び王座へ。ヒール役の印象強いフェランディスですが表彰台での感極まったコメントには胸アツ。AMA参戦4年目でLCQからのメインレース進出は自身初とのこと。来季は450ステップアップ確定しており、モトゴシップ通りヤマハファクトリーとの交渉が中継内でも語られています。

5. Jett Lawrence (HON), +11.192 – 序盤レースをリードし、大型ルーキーの片鱗を見せますが集中力を欠いたラフなライディングで荒れたレースに。チームメイト、セクストンのタイトル争いをサポートする意識もあったのか? リズムを崩したラフなライディングが目立ったのは残念。華のあるライダーだけに大舞台で自身のレースに集中して欲しかった…。

6. Brandon Hartranft (KTM), +23.741 – LCQからメインレース進出。ファクトリーサポートの契約獲得初年度で表彰台登壇やランキング4位と一気にブレイク。

7. Justin Cooper (YAM), +34.678 – 赤旗前は激しく転倒し心配されましたが、再レースでもスタートラインに。ダメージもあり淡々と走りきったとコメント。フォークナーのリタイアもあり、このポイントでランキング2位再浮上してシリーズを終えました。

8. 下田丈 (HON), +36.271 – イーストシリーズでの逆転ランキング3位確定&ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得のダブルなオメデタ! 日本人ライダーとしてAMAを舞台に快挙達成。改めて今季活躍をまとめた記事をシェア予定です!

9. Derek Drake (KTM), +43.420 – 下田と同期ルーキー。評価の高いライダーなので来季の活躍に期待。

10. Mitchell Oldenburg (HON), +50.506

11. Cameron Mcadoo (KAW), +2:01.461 – 中盤までは3位走行と健闘も後方バトルに飲み込まれリズムを崩しました。ガールフレンドがセクストンの元カノ…。セクストンとのバトルもモトゴシップ的には期待されましたがニアミスで終了。

12. Christian Craig (HON), +1 lap
13. Enzo Lopes (YAM), +1 lap
14. Chris Blose (HON), +1 lap
15. Kyle Peters (HON), +1 lap
16. Alex Martin (SUZ), +1 lap
17. John Short (HON), +1 lap
18. Martin Castelo (HUS), +1 lap
19. Jalek Swoll (HUS), +3 laps
20. Jace Owen (HON), +12 laps

DNF Austin Forkner (KAW) – 逆転タイトルを狙った大一番でのクラッシュ。去年に引き続き転倒自滅でタイトル争いに自ら幕引き。負傷詳細は不明。

DNS Colt Nichols (YAM) -ヒートレース時のリズムセクションでのライン交錯で腕の上にセクストンが接触する大クラッシュ。なんとか完走しメインレース進出果たすも、出走せずにリタイア。映像的にはセクストンの判断ミスのように写りましたが、ニコルスは自身の判断ミスと謙虚なコメント。負傷詳細は精密検査後になるとのこと。

 

 

【2020 250SXイースト ポイントランキング】
1. Chase Sexton (HON), 218 points (5勝)- 2年連続王者!文句なしのタイトル。
2. Shane McElrath (YAM), 209(3勝)
3. 下田丈 (HON), 122 – 逆転ランキング3位浮上成功!
4. Garrett Marchbanks (KAW), 119(1勝)シリーズ離脱
5. Enzo Lopes (YAM), 107
6. Jeremy Martin (HON), 105 – シリーズ離脱
7. Jalek Swoll (YAM), 104
8. Kyle Peters (HON), 94
9. Pierce Brown (KTM), 92
10. Rj Hampshire (HUS), 80 – シリーズ離脱

 

【2020 250SXウエスト ポイントランキング】
1. Dy­lan Fer­ran­dis (YAM), 200 points(3勝)- 2年連続王者!
2. Jus­tin Cooper (YAM), 180(1勝)– フォークナーのリタイアでランキング2位へ再浮上。
3. Aus­tin For­kner (KAW), 176(4勝) – まさかの転倒負傷リタイア。
4. Bran­don Hart­ranft (KTM), 158
5. Mi­cha­el Mo­si­man (HUS), 139
6. Alex Mar­tin (SUZ), 124
7. De­rek Dra­ke (KTM), 120
8. Mit­chell Ol­den­burg (HON), 109
9. Lu­ke Clout (HON), 106
10. Jett Lawrence (HON), 97

 

450SXハイライトビデオ&リザルト雑感|2020 AMAスーパークロス 最終戦 ソルトレイクシティ7SX
リザルト速報|2020 AMAスーパークロス 最終戦 ソルトレイクシティ7SX
ニューモトブログ|「下田丈の活躍」激動・波乱「2020 AMAスーパークロス」遂に最終戦へ

 

Simon Cudby


You may also like...