450SXハイライトビデオ&リザルト雑感|2020 AMAスーパークロス 最終戦 ソルトレイクシティ7SX

sr141230banner

 

2020 AMAスーパークロス 最終戦 ソルトレイクシティ7SX(全17戦)。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト&ポイントランキングをシェア。

 

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響によりシリーズ中断されていたAMAスーパークロス「残り7戦」のシリーズが、5月31日に再開。感染対策としてユタ州ソルトレイクシティ「ライス・エクルズ・スタジアム」同一会場開催、無観客大会での7連戦も遂に最終戦を迎えました。ポイントリーダーのトマックが19位でタイトル確定という圧倒的有利な状況でレースはスタート。注目はタイトル争い繰り広げてきたトマック、ウェブ、ロクスンとなるのですが、序盤から波乱もあり、予想もつかない上位バトルが展開。見応えあるソルトレイクシティSX連戦ですが、今大会もスタートからフィニッシュまで手に汗握る首位バトルは必見です。エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX リザルト】
1. Zach Osborne (HUS), 25 laps – 450キャリア初優勝! ソルトレイクシティSX連戦での好調を最終戦で最高の結果で締めくくりました。プラクティス時の転倒で投げ出された際にハンドルに腹部を強打する心配なシーンがありましたが大事に至らず。サイドパネル外れるトラブルありましたがレースに影響なし。シーズン中盤に負傷欠場もありましたが、復帰後のソルトレイクシティSX7連戦では全レースでトップ5、表彰台4回、優勝1回とこれ以上無いシーズンの締めくくりに。ハスクバーナファクトリー表彰台独占、レースでも表彰台3名で全ラップ首位を独占!

2. Jason Anderson (HUS), +03.063 – レース中盤以降オズボーンに対して最大5秒弱リードを拡げましたが、まさかのシート脱落のトラブルで失速…。タイトル獲得した2018年以来となる2年ぶり勝利を逃す結果に…。しかし、ランキング上ではバーシアを抜いてランキング4位でシリーズを終えました。AMAモトクロスへの勢いがついたとコメント。

3. Dean Wilson (HUS), +05.369 – 450SXキャリア3度目、今季初表彰台。シリーズ通してスタート課題だったウィルソンがスタート直後からレースをリード。緊張もあり身体が固くなったとのこと。もっと表彰台に登壇したかったものの負傷抱えてのシーズンインを考えるとベストを尽くしたとコメント。

4. Malcolm Stewart (HON), +07.481 – キャリアベスト更新。スタート中盤からしぶとくポジションアップ。ソルトレイクシティSX7連戦で結果残したライダーのひとり。来季への期待が非常に高まります!

5. Eli Tomac (KAW), +12.750 – 悲願の初SXタイトル獲得! またしてもスタート出遅れますがロクスンやウェブが後方にいたことで確実に走り抜いたとのこと。前戦で僅かなポイント差でタイトル獲得できなかったことにイラつきもあったそうですが、19点差のリードでレース当日は落ち着いて走りきれたと語りました。これまで安定感に難ありな印象強いライダーでしたが、ワーストリザルトは開幕戦の7位。以後のレースは全てトップ5、表彰台登壇12回、優勝7回と文句なしのタイトル獲得です。父親はMTB世界王者ジョン・トマック、ジャンルは異なるも親子揃って世界王者となりました。

6. Broc Tickle (SUZ), +17.938 – 禁止薬物使用による出場停止処分後、ベストリザルト。

7. Ken Roczen (HON), +19.435 – オープニングラップの転倒で存在感示せず。

8. Cooper Webb (KTM), +24.361 – スタート直後の転倒でロクスン同様に存在感示せず。

9. Justin Hill (HON), +33.264 – 今季契約なしから、急遽モトコンセプツ入り。しぶとく走りきりランキングもトップ10入り。

10. Chad Reed (KTM), +36.806 – 現役引退レースで今季初トップ10フィニッシュ。有終の美を飾りました。メインレース出場記録は「265回」樹立。

11. Aaron Plessinger (YAM), +39.745
12. Justin Brayton (HON), +43.700
13. Tyler Bowers (KAW), +49.527
14. Benny Bloss (KTM), +51.684
15. Vince Friese (HON), +1 lap
16. Blake Baggett (KTM), +1 lap
17. Martin Davalos (KTM), +1 lap
18. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
19. Fredrik Noren (SUZ), +1 lap

20. Justin Barcia (YAM), +2 laps – スタート直後のクラッシュの代償は大きかった…。ランキング5位に。

21. Alex Ray (KAW), +2 laps
22. Carlen Gardner (HON), +4 laps

 

 

【2020 450SX ポイントランキング】
1. Eli Tomac (KAW), 384 points –(7勝)悲願の初SXタイトル獲得!
2. Cooper Webb (KTM), 359 –(4勝)シリーズ終盤の快進撃でラインキング2位。タラレバですが体調不良やコース外へ投げ出された大きな転倒とダメージがなければ…。
3. Ken Roczen (HON), 354 –(4勝)今シーズンもタイトル獲得に至らず…。体調を万全にし、来季へ期待。
4. Jason Anderson (HUS), 287 – ランキング4位争い再逆転!
5. Justin Barcia (YAM), 272 –(1勝)
6. Zach Osborne (HUS), 252 –(1勝)
7. Malcolm Stewart (HON), 252
8. Dean Wilson (HUS), 239
9. Justin Brayton (HON), 227
10. Justin Hill (HON), 213

16. Chad Reed (KTM), 113

 

フルビデオ&リザルト速報|2020 AMAスーパークロス 最終戦 ソルトレイクシティ7SX

Simon Cudby


You may also like...