レースビデオ・リザルト雑感｜2018 AMAモトクロス 第11戦 バッズクリーク 450MX
2018 AMAモトクロス 第11戦 バッズクリーク 450MXクラスのモト1、モト2 レースビデオがリリース。会場はAMAモトクロス29回目の開催を迎えるメリーランド州のバッズクリーク。2007年の国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」アメリカ大会の舞台でもありました。
全12戦で争われるAMAモトクロスシリーズは、残り2戦（4レース）。ディフェンディングチャンピオンで現在ポイントリーダーのイーライ・トマック（カワサキ）とランキング2位マービン・ムスキャン（KTM）とのポイント差15点で迎えたバッズクリーク。エンジョイ！
450 Moto 1
450 Moto 2
450 Moto 1 フルビデオ
450 Moto 2 フルビデオ
【450MX リザルト】
1. Eli Tomac (3-1) – 総合8勝目（11戦中）！ スタート失敗、ミスもあったモト1は明らかにリズムに乗れず苦戦していた印象。モト2でもレース前半は混戦の中で再び苦戦と思いきや単独走行となったレース後半に一気にペースアップ。約10秒のビハインドをものともせずにロクスン猛追。見事トマックらしい大逆転劇で優勝。スタートミスや混戦内でのバトル等、課題もありましたが、圧倒的なトマックの追い上げスピードは健在。ポイントリードも20点に拡げて最終戦アイアンマンを迎えます。
2. Ken Roczen (1-3) – モト1勝利、モト2終盤の復帰後初総合優勝目前に失速。トマックとバゲット相手に逆転を許し、総合優勝ならず。体調不良で挑んだバッズクリーク、気温も高い厳しい一戦で体力持たなかったとのこと。しかし、好スタートから積極的にポジションアップし、レースをコントロールする姿は負傷前、絶好調時のロクスン持ち味のレーススタイルそのもの。最終戦でも総合優勝争いに絡んでくることでしょう。
3. Marvin Musquin (2-4) – レースウィークのプラクティス中クラッシュのダメージを抱えたまま挑んだレース。明らかに精彩を欠いた、らしくないライディングで力なくポジションダウンしたモト2の結果で逆転を狙うタイトル争いが厳しいものに。両レースでスタート出遅れトマックとのポイントビハインドを縮める大チャンスでしたが…
4. Blake Baggett (5-2) – モト1で不注意なアンダーソンとの接触転倒もありましたが、シリーズ終盤にしてバゲットらしいスピードと追い上げを披露。好調時のバゲットのスピードはレースを面白くしてくれます。
5. Justin Barcia (6-5) – アグレッシブなライディングでレースを盛り上げる瞬間もありましたがミスが多く、転倒もありレースをまとめられず空回り…
6. Phil Nicoletti (7-6)
7. Cooper Webb (8-7)
8. Benny Bloss (9-8)
9. Dylan Merriam (12-10)
10. Weston Peick (14-9) – 最終戦は手の手術のため欠場表明
11. Kyle Cunningham (10-13)
12. Jason Anderson (4-DNS) – 第2戦グレンヘレン直後の足の骨折以来となる復帰戦。タイムドプラクティス3番手、復帰レースとなるモト1ではレース終盤でもスピードを披露し4位フィニッシュはお見事。モト2は無理せずに出走せずとなりました。
13. 富田俊樹 (15-11) – 前戦ベストリザルト更新の好調維持。
14. Ben LaMay (17-12)
15. Henry Miller (11-18)
16. Jake Masterpool (13-17)
17. Brandon Scharer (16-16)
18. Cody Cooper (18-15)
19. John Short (21-14)
20. Dare DeMartile (20-19)
【450MX ポイントランキング 11 of 12】
1. Eli Tomac, 493 – 5点リード追加「20点差」で最終戦アイアンマンを迎えます。
2. Marvin Musquin, 473
3. Ken Roczen, 403
4. Justin Barcia, 394
5. Blake Baggett, 370
6. Weston Peick, 291
7. Phil Nicoletti, 282
8. Benny Bloss, 278
9. Kyle Cunningham, 159
10. Cooper Webb, 156
13. 富田俊樹, 98 – 前戦までのランキング14位から13位浮上。自己ベスト更新。
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