ヤバすぎるスキル:MXGPティム・ガイザー激烈パッシングシーン4選!

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2016 FIMモトクロス世界選手権 MXGP シリーズ、MXGPクラスでポイントランキング独走状態の驚異のルーキー、ティム・ガイザー(19歳)。

 

昨年度のMX2チャンピオンに対して「驚異」という表現が正しいのか分かりませんが、ハーリングス負傷欠場の影響が大きい中で獲得したMX2タイトルという事実を考慮すれば「驚異」の活躍です。

 

そのガイザーの持ち味が存分に発揮されたイギリスGPでのアグレッシブでスピード感溢れるパッシングシーンをまとめました。これがガイザーの凄さです。エンジョイ!

 

 

レース1終盤でトップ快走のボブリシェフ(ホンダ)を追い詰め、得意のスクラブで一気に勝負に出るシーン。レース終盤という体力的に厳しい時間帯ということと、雨が強く降りだしたタイミングでの迷いゼロのキレあるパッシング。AMAスーパークロス解説でお馴染みのジェフエミッグが今回中継に参加しており、このパッシング含めたガイザーの勢いに大興奮!

 

 

この会場と相性の良い、好調ギヨー(ヤマハ)とのバトル。ガイザーはこのレースに限らず、バトルの中で積極的にラインを変えて勝負していくタイプのライダー。絶対的なスピードを生かしたアウトからのパッシングはお見事。

 

 

カイローリ(KTM)をパッシングするシーン。カイローリのミスがありましたが、ここでも積極的に前のライダーとラインを変え、アウト側から加速した選択が功を奏しました。

 

 

雨の中のレースとなったレース2でのナグル(ハスクバーナ)とのトップ争い。ハードパックの路面に降りだした雨の影響でスリッピーな路面でもガイザーのアグレッシブなライディングやライン取りは変わりません。ベストラインはナグルが抑えているのですが、その更にアウト側のラインから迷いなくパッシング。

 

ガイザーの持ち味であるアグレッシブなライディングは、MX2時代からレースファンを魅了してきましたが、MXGPステップアップ後はそのアグレッシブさが裏目に出て、転倒やミスが目につくシーンも多かったのが事実なのですが、ポイントランキングやここまで11勝という勝星を考えると、転倒やミスを補って余りある圧倒的スピードとライディングです。

 

ここまでタイトルを争ってきたディフェンディングチャンピオンのフェーブルが負傷により欠場が発表。ランキング上で後続に74点差のリードを築き上げています。

 

これまでは絶対的王者としてカイローリの存在がMXGPクラスにはありましたが、昨年度王者のフェーブルとガイザーのライディングは明らかにこれまでのMXGPクラスのものとは一線を画すアグレッシブな印象を抱かせます。いつの時代も世代交代は突然に、そして一気に行われてしまいます。今後のMXGPシリーズ、ますます注目です!

 

 

pc: Honda Pro Racing/Bavo


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