【フルレースビデオ&リザルト雑感】2015 MXGP 最終戦Rd.18 アメリカGP グレンヘレン

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2015 MXGP 最終戦Rd.18 アメリカGP グレンヘレンのMXGP, MX2クラス全レースのフルレースビデオとリザルト雑感をシェア。

 

スポット参戦となるAMA勢のエントリーの少なさに観客の少なさも最初は気になりましたが、レースは全レースで白熱し、AMA勢の活躍もあり盛り上がりました。このシルバーウィークにオススメのフルレースビデオとなっています。リザルト赤文字はスポット参戦のAMAライダーです。エンジョイ!

 

MXGP Race1

 

MXGP Race2

 

2015 MXGP World Championship
Round 18 – Glen Helen, United States

MXGP overall results:

1. Romain Febvre (Yam)…1-2 – MXGP新チャンピオン、王者に相応しい活躍とスピードを見せてくれました。GPでは無いコース幅の広さにハイスピードコースへの対応、そしてヨーロッパ勢に不利にはたらくと予想されていた気温の高さにも苦労したようですが、AMA勢のグラント、ウェブ相手にアウェイを感じさせないMXGPチャンピオンらしい活躍で総合優勝獲得、これで13戦連続の表彰台獲得とのこと! レース序盤のカイローリとの新旧MXGP王者同士のバトルも緊張感ありました。

2. Josh Grant (Kaw)…3-1 – 地元グラント、キレッキレ! 予選日からの好調を決勝日にも発揮し、両レースでトップ快走。AMAモトクロスとは違う、二日間に渡って開催のMXGPでの戦い方をビロポートからアドバイスもらっていたようです。レース1ではレース中に足首捻挫があったそうでスローダウン。レースインターバルではメディカルで処置を受け、歩くのもやっとの状態とのレポートもレース2中継内で解説を担当していたビロポートからありました。2014年のAMAモトクロス開幕戦での勝利を思い起こさせるグラントらしいキレあるライディングはこの大会での見所でした。星条旗を背負いながらの表彰台、渋すぎです!

3. Cooper Webb (Yam)…2-3 – この大会をあくまで翌週のモトクロスオブネイションズの準備と位置づけていたウェブ。両レースでミスもありましたが、スタートから存在感を示し、バトルの中でも大きく順位を落とすことなく両レースでトップ3入りとはネイションズの準備としては上出来過ぎる手応えでしょう。ウェブの持ち味でもある気持ちの強さが初のMXGP参戦でも充分に発揮されていたのが見所でもありました。

4. Dean Wilson (KTM)…7-4 – 予選でのクラッシュもありスタートグリット順が悪く、両レースともに追い上げの展開に。終盤でもしっかりポジションアップ出来るスピードとフィジカルは翌週のイギリス代表として参加するネイションズでも武器になるかもしれません。
5. Glenn Coldenhoff (Suz)…6-6
6. Evgeny Bobryshev (Hon)…9-5
7. Gautier Paulin (Hon)…8-8
8. Jeremy Van Horebeek (Yam)…12-7
9. Tommy Searle (KTM)…13-9

10. Jason Anderson (Hus)…4-27 – AMAモトクロス同様に安定しないレース、勿体ない…

Other notables: 11. Davi Millsaps; 12. Jose Butron; 13. Tony Cairoli; 14. Tyla Rattray; 16. Marvin Musquin; 19. Ben Townley; 25. 山本 鯨 (20-28) – AMA勢の参戦もあった中、ポイント獲得は大きな意味を持つでしょう。; 26. Sean Lipanovich; 32. Max Nagl; 33. Cody Cooper; 34. Shaun Simpson

 

MXGP championship standings:
1. Romain Febvre 735
2. Gautier Paulin 592
3. Evgeny Bobryshev 567
4. Shaun Simpson 481
5. Jeremy Van Horebeek 449
6. Max Nagl 442
7. Antonio Cairoli 432
8. Glenn Coldenhoff 423
9. Todd Waters 354
10. Clement Desalle 331

27. 山本 鯨 43

 

MX2 Race1

 

MX2 Race2

 

MX2 overall results:

1. Jessy Nelson (KTM)…1-1 – AMAモトクロスシリーズ終盤戦で再び勢いを取り戻しつつあったネルソンが完全優勝。両レースともに序盤から他を寄せ付けない走りはAMA勢の底力を見せつけた結果にも。

2. Shane McElrath (KTM)…3-2 – 予選日の好調を決勝でも発揮。勝利が欲しかったところでしょうが、チームメイトに着いていけず。

3. Valentin Guillod (Yam)…5-3 – 地元AMA勢に真っ向の争いを挑めるとしたら、タイトル争いを繰り広げるガイサーとヨナスではなく、ギヨーの存在がクローズアップされましたが、安定しないスタートがここでも。しかし、シリーズ中盤でヘーリングスと互角に争ったスピードを垣間見ることが出来ました。来季は年連制限レギュ−レーションの影響でMXGPへステップアップ。チームはマシンは変更なし。

4. Tim Gajser (Hon)…6-4 – タイトル争いがなければ、自身が夢のフィールドと語るAMA勢相手に戦いを挑んで欲しかったのですが、今回に限ってはタイトル再優先。見事、チャンピオン獲得。レース序盤では積極的にAMA勢に絡んでいこうとするスピードは見せてくれました。

5. Max Anstie (Kaw)…4-8 – AMA参戦経験ありのアンスティ。ギヨー同様、タイトル争い無縁の存在としてシリーズ終盤に見せた圧倒的なスピードを期待したのですが、表彰台届かず。来季はハスクバーナファクトリー移籍の噂が。

6. Chris Alldredge (Kaw)…2-13 – AMAのルーキー。レース1では勝負強さを見せレース終盤にポジションアップを果たし2位! レース2はオープニングラップに勢いあまりコビントン巻き込み転倒… 安定しないリザルト、これもオールドリッジらしい結果に。

7. Jeremy Seewer (Suz)…8-5
8. Harri Kullas (Hus)…7-7

9. Pauls Jonass (KTM)…10-6 – 先週のメキシコGPでの大クラッシュの影響もあり本調子とはいかなかったようですが、レース1ではガイサーをパスするシーンもあり勢いに乗るかと思われましたが後半ペースダウンで一気に順位を落とす結果に。タイトル争いに敗れたものの、ルーキーシーズン通しては満足しているコメントもあり、2年目の来季が非常に楽しみな存在。

10. Benoit Paturel (Yam)…13-9 – 予選時の大クラッシュビデオはコチラ

Other notables: 11. Petar Petrov; 13. Thomas Covington; 14. Brian Bogers; 15. Julien Lieber; 20. Brent Van doninck; 24. Brian Hsu

 

MX2 championship standings:
1. Tim Gajser 589新チャンピオン誕生!
2. Pauls Jonass 564
3. Max Anstie 537
4. Valentin Guillod 511
5. Jeremy Seewer 496
6. Julien Lieber 430
7. Jeffrey Herlings 423
8. Jordi Tixier 393
9. Benoit Paturel 376
10. Petar Petrov 324

 

フルリザルトはコチラから。

 


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