【MXGPに若き新王者誕生!】2015 MXGP新チャンピオン R・フェーブル(ヤマハ)
2015 FIM MXGP Rd.16 オランダGP アッセンでシリーズ残り2戦を残して、ヤマハファクトリーのフランス人ライダー、R・フェーブルがMXGPクラス参戦初年度のルーキーとしてチャンピオン獲得! このクラスのルーキーチャンピオンは、2009年のカイローリ(当時ヤマハ)以来でヤマハとしても2009年以来の6年振りのタイトルとなりました。
フェーブルは、昨年まではMX2クラスにハスクバーナで参戦し、シーズン途中に負傷もありながらランキング3位。本人の希望としては、今シーズンもMX2クラスに残留しタイトルを狙いたかったそうですが、レギュレーションのMX2参戦年齢制限もあり、MXGPクラスにステップアップ。それと同時にヤマハファクトリー入りを果たします。
AMAから王者、ビロポートのMXGP参戦。MXGP絶対王者カイローリ、毎年タイトル争いを展開するデサールやハスクバーナファクトリーのエース、ナグルにHRCのポーラン&ボブリシェフ等のMXGPクラスのそうそうたるメンバーの中、シリーズ序盤からトップ3入りも経験。
ビロポート、デサール、ナグル、カイローリ、ストライボス、チームメイトのファンホルベークとタイトル争い常連メンバーが怪我で戦線離脱という過去に例を見ない波乱のシリーズ、ルーキーのフェーブルは自身の安定したリザルトに加えて、ここ一番でのスピードもあり、シリーズ中盤で地元フランスでの総合初優勝を果たすと勝星を量産。一気にポイントリーダーに上り詰め、後続のポーラン、ボブリシェフ、シンプソンの追撃を許さず、23歳の若きMXGPチャンピオンが誕生することに。
フェーブルの強さは数字にも表れていて、最多リーダーラップ、最多レース勝利(32レース中、12勝)、最多総合優勝(16戦中、6勝)、最多表彰台登壇(16戦中、11回)とルーキーとは思えないコンスタントさに加えての勝率です!
MXGPシリーズは今週末のブレイクを挟み、アメリカ大陸でのラウンド、メキシコGPと最終戦となるグレンヘレンでのアメリカGPが行われ、その翌週には国別モトクロス対抗戦「モトクロス オブ ネイションズ」もフランスで開催。若きMXGP新王者、改めて大注目です!
因みにアメリカでは、モトクロスファンの半数以上の人がフェーブルを最近まで知らなかったとのアンケートも(笑) アメリカでのMXGPの認知度をよく表している結果とも言えます…
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