【えっ、日本だけ？】GoProカメラ等のアクションカメラ装着禁止規則
（注＊2015年7月10日に公開された記事を再編集したものです。）
先日、発表され話題を集めている「GoPro 4 Session」純粋に小さいのは素晴らしい！ テクニカルの部分に関しては、おおまかに言うと従来モデルのHERO4と比較して主要機能はそのままに約半分の大きさ、重量に。４K撮影は不可とのこと。詳細は専門に紹介するサイトにお任せするのが一番！ そして、ニューモト的に気になるのは、日本のMFJのアクションカメラのレースでの使用に関しての規則…
依然、容態が心配されるシューマッハのスキー事故。ヘルメットに装着していたアクションカメラによって大きな怪我に繋がったとされる報道もあり、バイクレースの世界でも規制に向かうのでは？という情報もありましたが…
モトクロスに関してですが、世界中のレギュレーションを調べた訳ではないのはご了承頂いた上で… AMAもFIMも世界の主要レース・イベントでアクションカメラ使用を禁止するレギューレーションは無い模様（事実と異なっていたらすいませんm(__)m）。レース中継や雑誌、ビデオ見れば分かるように、AMAのライダーもMXGPのライダーもGoPro装着しているだけでなく、ライダーやシリーズの重要なスポンサーとなっているのは周知の事実。
知られるところでは先日、話題となったAMAでのC・リードの「360FLY」カメラ使用禁止を巡る騒動も記憶に新しいです。AMAではアクションカメラ禁止どころか、GoPro独占契約の存在が話題に。
となると、日本のMFJが禁止している「アクションカメラの装着」。日本独自のルールということに。MFJは、FIMに加盟する団体なので基本的にはレギュレーション等、FIMに準じたものとなるのはご存じの方も多いと思います。MFJから正式にリリースも出ています。
FIMに存在しないレギュレーションが、どのように日本のMFJとして独自に採用、判断に至ったのか非常に興味があります。もちろん様々な危険を想定し、総合的に安全面を考慮しての判断は充分理解しているのですが、業界活性化に逆行するのでは？ という見解と、日本独自のルール制定にこれまであまり積極的とは思えなかったMFJのウェアラブルカメラ装着禁止へのレギュレーション制定のスピード感。長年、全日本に出場してきた立場、ファンとしてレースを見続けてきた身としては、少々違和感を感じずにはいられません。
先日、日本のモトクロス界とは現時点で全く接点の無い某企業より、全日本モトクロスを撮影することに関しての問い合わせを受けました。カジュアルな内容でしたが、その中で重要なことに気付かされたことも。GoPro新モデル、360FLYと話題のアクションカメラ、続々発表されているので議論のキッカケとタイミング的には近い将来を見越して今から改めてライダー、ユーザー、ファン目線等で、考えてみるもいいのではないでしょうか？
