450SXハイライトビデオ&リザルト雑感|2020 AMAスーパークロス 第16戦 ソルトレイクシティ6SX

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2020 AMAスーパークロス 第16戦 ソルトレイクシティ6SX(全17戦)。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト&ポイントランキングをシェア。

 

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響によりシリーズ中断されていたAMAスーパークロス「残り7戦」のシリーズが、5月31日に再開。感染対策としてユタ州ソルトレイクシティ「ライス・エクルズ・スタジアム」同一会場開催、無観客大会での7連戦。5戦目となった第15戦の見応えあるレースハイライトをお届け。タイトル争いも残り2戦の大詰め、ポイントリーダーのトマックがレース終了時に「26点」のポイント差をランキング2位に築けていれば最終戦を前に初SXタイトル確定がかかった一戦です。見応えあるソルトレイクシティSX連戦同様に今大会もスタートからフィニッシュまで手に汗握る首位バトルは必見です。エンジョイ!

 

 

・ロングハイライト(13:41)リージョン変更により視聴不可の可能性あり〼

 


 

 

【450SX リザルト】
1. Cooper Webb (KTM), 29 laps – 序盤から僅差の首位バトル繰り広げ、終盤にトレーニングパートナーでもあるオズボーンをパスし首位浮上。そのまま逃げ切り今季4勝目。トマックを抑え込む終盤の力走はウェブの勝負強さと意地が伝わる激走。タイム差の出にくいコースで中盤からフープスのライン変更し勢いに乗れたとコメント。トマックのラップタイムはピットボードで知らされており、ここしかないタイミングでオズボーンを攻略成功。タイトル決定が最終戦に持ち込まれたことについては、逆転の可能性は低いがモチベーション維持していけると語っています。

2. Eli Tomac (KAW), +02.214 – スタート直後最後尾からの追い上げ劇。ウェブを逆転すれば最終戦前に自力タイトル確定というレース展開となりましたが、わずかに届かず…。レース後にイライラを見せるようなシーンもありましたが、パッシングポイントの少ないコースで大きなミスなく2位まで慎重に浮上してくる姿はこれまでのメンタル面がもろいトマックとは別人のような戦いぶり。タイトル争いかかる重要な局面で無理は出来なかったものの2位は満足とのコメントも。フープス後のワダチコーナー、ライン選択ミスだったかもしれないとも語りました。

3. Zach Osborne (HUS), +05.291 – 450SX初優勝も視野に入ってきた終盤、またしてもトレーニングパートナーでもあるウェブにパスされ後退。ソルトレイクシティSX連戦での好調光ります。今季3度目の表彰台。ホールショットから22周に渡って首位快走、終盤は勝利を意識し身体が固くなったとコメント。破れたものの全力出し切るレーススタイルは近い将来の450初勝利を予感させるに十分すぎる快走。

4. Ken Roczen (HON), +05.888 – スタートまずまずの位置から連勝の可能性もうかがわせましたが、リズムセクションで消極的な様子もあり、トマックにパスされた後は失速。序盤で単独走行に持ち込めないとフィジカル的に厳しいのか? 失速するパターン多し。

5. Jason Anderson (HUS), +07.744 – プラクティスでトップタイム、ヒートレース勝利で久々に勢いに乗ったライディングでレースを盛り上げましたが、ロクスン同様に終盤に失速。2018年王者として久々の勝利を期待したいのですが、徐々に首位を視界に捉えられる位置でのレースが増えてきました。最終戦は勝利にこだわったレースがしたいとのこと。

6. Justin Brayton (HON), +21.078
7. Malcolm Stewart (HON), +22.491

8. Martin Davalos (KTM), +24.906 – 早々と今季450SXクラスのルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得!

9. Justin Barcia (YAM), +26.242
10. Blake Baggett (KTM), +27.859
11. Benny Bloss (KTM), +30.567
12. Justin Hill (HON), +46.968
13. Dean Wilson (HUS), +1 lap
14. Aaron Plessinger (YAM), +1 lap

15. Chad Reed (HON), +1 lap – LCQからのメインレース進出。引退撤回し、来季スポット参戦?の可能性示唆するようなコメントもありましたが果たして?

16. Broc Tickle (SUZ), +1 lap
17. Vince Friese (HON), +1 lap
18. Kyle Cunningham (SUZ), +1 lap
19. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
20. Fredrik Noren (SUZ), +1 lap
21. Tyler Bowers (KAW), +2 laps
22. Alex Ray (KAW), +2 laps

 

【450SX ポイントランキング 16 of 17】
1. Eli Tomac (KAW), 366 points –(7勝)22点差のリードをキープし最終戦へ。計算上、19位フィニッシュで初SXタイトル獲得です!
2. Cooper Webb (KTM), 344 –(4勝)自力逆転タイトルの可能性は限りなくゼロ…。しかし、ロクスンとのランキング2位争い「6点差」。最終戦はウェブから目が離せません。
3. Ken Roczen (HON), 338 –(4勝)トマックから26点差でタイトル獲得可能性完全消滅…。
4. Justin Barcia (YAM), 269 -(1勝)ランキング4位争い、アンダーソンが再び5点差に迫ってきました。
5. Jason Anderson (HUS), 264
6. Malcolm Stewart (HON), 233
7. Zach Osborne (HUS), 226
8. Dean Wilson (HUS), 218
9. Justin Brayton (HON), 216
10. Justin Hill (HON), 199

16. Chad Reed (KTM), 100

 

Simon Cudby


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